狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載『 大阪メトロ独立は偽りの民営化 !OTA 大阪都市圏交通事業団に脱皮しないと...』ー最終回ー

.エピローグ 大阪都市圏広域交通事業の一元化により♥利用者の利便性が向上 

OTA (Osaka Transit Authority)の利用者にとっての最大の♥メリット District(営業エリア)内の共通運賃制度!です。

参※)当サイト内関連記事 日本人(鉄オタ!)が間違いやすい鉄道用語 はこちら。

第1項 地域経済(経済活動)を活性化するには... 

第1目 ローカルエリア内の人の移動を活性化する

さらには、東京の私鉄が取り組んでいる、パス制度の導入で...

つまり、ICカードでもない、エリア限定パスを発行して、エリア内の往来を活発化させて、エリアの商業活動を活性化する(駅中施設・駅ビルの優待割引など)

第2目 特定乗換駅での途中下車有効制度!

これも東京メトロで実施されているサービスの一つで、同じ駅を通過しなければ(いわゆる大廻乗車)であれば、指定された特定乗換駅では、40分の乗り換えタイムを認めるというもの。

つまり、途中下車して乗り換え駅周辺の、飲食店などを利用できる制度!です。

この制度を利用すれば、水上バス⇔市内交通(路線バス・路面電車・地下鉄・新都市交通)などすべてのトランスポーター間を自由に行き来できることとなり。

例えば、市内最短区間¥130!(長崎電気軌道/2011年現在)でとなりの電停迄、行くのに市内をぐるっと遠回りして、市内各所の特定ハブポイントで40分ずつ道草を食って!市内観光!を楽しむことも可能となります!

一日乗車券¥500ーを購入するより安上がりに市内観光が出来る訳!

★第2項 District 内共通運賃体系で利便性が向上! 

利用者にとってのコンビニエンス(利便性)とは...

例えば、東京メトロのように短距離移動は安く、距離が長くなる(郊外)には割増運賃で、生活圏(経済活動圏)内の移動を容易くして、マイカーに頼らなくてもちょっとそこまでなら、気軽に公共交通機関が利用できるようになることでしょう。

水都なにわの復活にも

鉄道事業と同様に、水上交通(水上バス事業)、都市内ゴンドラライン・ケーブルカーも独立採算では、採算ベースに乗せにくい運輸事業です!(※91)

しかし、一元化した事業体なら、夫々のトランスポーターで採算ベースを考えなくても「事業全体」で黒字化すればよい!わけで、観光目的でない旅客輸送を目的とした水上バス事業も、交通システムに組み入れることが可能となるわけです!

ニューヨークや香港では旅客フェリー・旅客ロープウェーが当たり前に利用されています!

参※91)大阪市では、長年市民の為に無料の渡船事業も行っています!つまりこの事業は事業継続する限り永遠に市民サービス(赤字)事業です!

※当サイト内関連記事 大阪市 にある 渡船 《 レジャー 耳より 情報 》への アクセス はこちら。

※当サイト内関連記事 2025年 大阪・関西万博 を支えるアクセスは JRゆめ咲線 / BRT / 水上バスの3本の矢!活用が... はこちら。

エリア内共通運賃制度

同じ事業者であれば、"乗り継ぎ"割引という概念ではなく!移動距離point to pointに応じた距離制(区間)とすれば、rapid service(急行運転)、コミューター利用(近隣移動)の目的に応じて、電車・バス・水上バスを自由に選択することが出来て、目的に応じたトランスポーターを乗り継いで目的地まで移動できるようになります!

勿論お互いに連携した運行ダイヤ設定が前提とはなりますが...

★第3項 いざという時の振替え輸送にも  

事故・故障などによりトランスポーターが運休になった場合でも、速やかに並行するトランスポーターに乗客を誘導出来て、運休による混乱が生じにくくなります!

★後書き 広域交通事業団"RTD"化の勧め

Version 2,Revision 2 (2/1/2024改訂)

詳しくは 当サイト関連記事 RTD(地域交通事業体)の必要性! と"障壁"労働組合活動!とは... で...

第1項 21世紀の都市圏交通は一元化されたMetropolitan Transportation Authorityの時代に

欧米先進国では"都市圏交通事業"は同一オーソリティー(公共交通事業団)による一元化の方向に移ってきています!

21世紀は、「ハードウェアー」(トランスポーター種別)の優位性を競う時代では無く、都市圏全体のtransit(交通機関)の有機的な結合による「ソフトウェアー」(運行体系)の時代です!

第2項 transportation systemごとの持ち味を活かして

※路面あり、地下あり、高架あり! ハーグの HTM RandstadRail の例

現有のリソース(transportation system)が互いに強調して助け合い、同一事業体として効率的な traffic network を構築する必要があります。

地下鉄やモノレール、新都市交通、LRTなどの"軌道"に拘らずに、BRT、水上バスまで含めた広範囲な transportation system が有機的結合を果たして、"利用者"であり出資者(納税者)でもある一般市民の立場に立って、コストパフォーマンス(費用 対 効果 )についての総合的な検討を加えた上で、ecology,economy,Barrier-free,convenience の4拍子がそろった、

一元化で統合された(特殊法人)地方独立行政法人・〇X都市圏広域交通事業体』が求められている時代では無いでしょうか!

第3項 日本でも実現できる地域交通事業体!

自治労を筆頭に)各労組が激しい反対闘争!をしているのは...

厚労省をバックにした一部の労働組合(患部)が騒ぎ立てる身分問題などありません!

自治労や公務員共済組合!が猛烈な反対闘争!を行っている訳は、奴ら木っ端役人共の"既得権益"が無くなるからです。

具体的には、組合専従職員!の存在、各種共済組合資格喪失、恩給資格喪失、社保組合などなど、

嘗ての公務員薄給時代に制度化された、数々の特権・既得権益(適用資格)が無くなるので、猛烈に反対闘争を行っているだけです。

さらに、自治体患部連中も、"天下り先"を失うことになるので、"甘い汁が吸えなくなる"!からです

参)当サイト内関連記事 公務員の天下り防止策について《 甘辛時事放談 2006》 はこちら。

狸穴総合研究所 地域交通問題研究室 出自多留狸

※脚注 関連団体♥ 問い合わせ先リンク集

※パブリックコメントとは...

パブリックコメントとは聞こえは良いですが、

自治体当局が『一方的な Scheme(企て!)についての Compliance(追認)!を促している』だけです!

つまり consensus(総意・協心)を得るための"異見"聴取ではありません!

feudalism(封建制)、ictatorship (独裁)に下づく施策に、 subordinate(従属させる)oppression(抑圧!) と同じ、中共が行っている tyranny圧政!) と何ら変わりません!

つまり目安箱(市政へのご意見・ご要望受付)すらない様な municipality は、『独善的で恣意的な独裁支配!を行っている』と言えます。

※参)当サイト内関連記事 パブリックコメント 制度とは... はこちら。

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公開:2019年6月15日
更新:2024年3月12日

投稿者:デジタヌ

連載『 大阪メトロ独立は偽りの民営化 !OTA 大阪都市圏交通事業団に脱皮しないと...』ー第6回ーTOP連載『 大阪メトロ独立は偽りの民営化 !OTA 大阪都市圏交通事業団に脱皮しないと...』ー第4回ー


 

 



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