狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載《ショートした商都浪速・関西経済が甦るには道州制で近畿州を実現させる以外には...》ー第3回ー

第3回 近畿州が実現すればこんなことも... 

第1項 極端なローカルエゴも解消できる

現在地域エゴ(経済地盤沈下問題)でとん挫している、神戸市内の阪急⇔神戸市営地下鉄直通線線建設計画もスムーズに運ぶであしょう!

何の関連があるのかピンとこない方が多いでしょうが

阪神間の大都市神戸市・大阪市は共に嘗ての阪神Megalopolis(広域都市圏)コンセプトを捨て!各都市で自立できるコンパクトシティー(職住一致環境)構築(※91)、つまりMetropolis(中核都市)施行に向かっています!

判りやすく言うと?大阪市のベッドタウン!としては神戸市営地下鉄⇔阪急神戸線接続直通は役ちますが...

神戸市としては、これ以上(インフラ整備が必要な)金食い虫の"市民"を増やしても、メリット(税収アップ)にはならない訳です!

なので阪急直通線構想はお蔵入りになったわけです!

参※91)当サイト内関連記事 コンパクトシティー 構想は"痛み"と"都市災害"が内在する大博打! はこちら。

関西3空港連絡「リニアアクセス線」が

関西3空港の有機的運用に欠かせない空港間連絡高速アクセス鉄道(※92)も夢物語ではなくなります!

参※92)当サイト内関連記事 関空・伊丹空港・神戸空港をリニア新幹線でつないで一元化しましょう! はこちら。

大阪の「御へそ」中心部「難波」に中央リニア新幹線「大阪中央駅」誘致の夢も正夢に!

日本旅客輸送の「バックボーン」JR東海の牽引役が通っている東京(品川)→名古屋、以西への中央リニア延伸に難色?を示しているJR東海も近畿州がバックアップしてくれるなら、「世界に開かれた24時間空港関空」に直結できる「難波新地」(※93)への乗り入れ案を前向きに調査・検討してくれるかも?

参※93)当サイト内関連記事 (シナリオ3)ダークホース・リニア中央新幹線『JR難波駅』延伸終着シナリオ? はこちら。

第2項 大阪市内中心部も経済特区でバブル景気以前の商都大阪が復活! 

勿論特別税制と中央政府に媚びへつらう必要のなくなる大企業の本社回帰で大阪市内にも活気がよみがえる!

大阪市内の主要筋大改修で、動脈硬化解消!

現在、なにわ筋から谷町筋の大阪中心部が伸び悩んでいる最大の原因は南北幹線4筋の一方通行施策にあります!

御堂筋以外の主要3筋(四ツ橋筋、堺筋、松屋町筋)は、資金力(税収)の乏しい大阪市単独では御堂筋や、阿倍野筋のような「40m幅防災道路」への拡幅整備は不可能な状態で周辺筋(谷町筋、なにわ筋、新なにわ筋)の整備が進む中手つかずの状態で1970年の大阪万博以来実に半世紀近くも一方通行のまま放置されているためです!

近畿州全体の税収なら、この巨大プロジェクトを優先的に実施でき、州都「大阪」にふさわしいい街づくりが行える!

第3項 近畿州内の他県にも発展のチャンスが! 

第1目 「大・海高速鉄道」で陸の孤島?和歌山県がシリコンバレーに?

経済特区の新設と「近畿州の身の丈(経済力・税収)」に見合った「大・海高速鉄道」建設で、観光産業以外の地盤沈下が甚だしい「わかやまエリア」が21世紀「令和の御代」の花形産業「IT産業」の中心「日本のシリコンバレー」に大変身できるかも?

参※)当サイト内関連記事 阪和線を" 新幹線 鉄道規格新線 "に改修すれば 和歌山⇔天王寺間が25分!で結べる はこちら。

第2目 奈良県にもチャンスが

リニア新幹線が国際観光都市奈良市を通過すれば、「林業」がほぼ壊滅?し「観光」と「農業」以外にはこれといった産業基盤を持たない近畿の秘境「奈良県」にも「平城京」のかつての賑わいを取り戻すチャンスにも!

第3目 滋賀県にも大きなチャンスが!

近畿の水瓶・巨大水たまり「琵琶湖」を抱えさせられた?滋賀県にも新たなる実効力!のある公共投資が可能に!

中央政府紐付きの「箱もの行政」(※94)に偏った公共投資から「経済波及効果」の期待できる「真の公共投資」(※95)実現が可能となる!

参※94)当サイト内関連記事 くすぶり続ける びわ湖オペラ と びわ湖ホール 存続問題 はこちら。

参※95)当サイト内関連記事 湖西線が北陸新幹線大阪延伸で並行在来線として切り捨てられるなら起死回生策に打って出るのも... はこちら。

第4目 過疎化が進行している京都府北部・兵庫県北部にもチャンスが!

開発・発展から取り残され、深刻な過疎化に悩んでいる日本海沿岸の京都府北部・兵庫県北部の市町村では、山陰本線の赤字問題廃線の危機が、地域のライフライン問題として大きくクローズアップされてきましたが...

現状、山陰本線沿線では、道路網の整備が遅れていて、鉄道に頼らざるを得ない面は否めません!

近畿州の判断で、京都北部丹後エリアに地域高規格道路網が完備できレバ、JRに縋らなくても、バス網で、中核都市と結べて、交通弱者の通学・通院・域内移動にも役立ち、さらには新たな観光産業の新興にも貢献できます。

道路整備と、運輸行政の見直しで、過疎地の交通弱者問題に新たな施策の目途も立つでしょう。

参※)当サイト関連記事 過疎地 の 交通弱者 を救うには 運輸 行政 の更なる" に直し "が 必要! はこちら。

 

公開:2019年8月 7日
更新:2024年4月 5日

投稿者:デジタヌ

連載《ショートした商都浪速・関西経済が甦るには道州制で近畿州を実現させる以外には...》ー第2回ーTOP連載《ショートした商都浪速・関西経済が甦るには道州制で近畿州を実現させる以外には...》ー最終回ー


 

 



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