狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

Fantasy『 蒲蒲線妄想は実現出来ない!と東京都(庁患部官吏)はタカをくくっている... 』ー最終回ー

★エピローグ 池上線・多摩川線の永続は現実的な♥LRT転換

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★第0項 東京都の"通勤5方面都民汲み出し作戦"が

バブル景気崩後の不良債権処理"金融ビッグバン"で火事場泥棒的!に"漁夫の利"を得た東京都では...

漁獲高(税収)も増えましたが、漁網にかかったのは優良企業の本社だけではなく、公共投資増加被害に結び付くミズクラゲのような金食い虫?の"都民"まで増えてしまいました!

そこで前途した「通勤5方面都追い出し作戦」に積極的に事業支援(税金投入)を行っているわけです!

  • "他県へ繋がっている路線"への再投資には積極的ですが、
  • 東京23区内も含めて"東京都下で完結する路線"への公共投資には消極的!になってきています。

つまり本年(2021年)5月の東京都の都市計画変更表明は、上の路線図中の青色のラインは将来的に再投資の対象から外され、今後は赤色ライン・の拡充整備に重点を置くという意思表示でもあります。

更には、青色ラインは都内完結路線でもあり、今後の成り行次第では、廃止・バス路線転換の可能性!も見え隠れしています。

第2項 池上線・多摩川線は将来的には存続が危ぶまれている!

「本線と直通運転できない盲腸線」都会のローカル線

池上線・、五反田⇔蒲田間10.7㎞ 最高運転速度85㎞/h

多摩川線 多摩川」⇔蒲田駅間5.6㎞ 最高運転速度80㎞/h

共に直流1500v電化の複線狭軌路線で本線同様に50㎏N型レールを用いた立派な鉄道路線?ですが...

「本線と直通運転できない盲腸線」都会のローカル線

いずれも「本線と直通運転できない盲腸線」都会のローカル線となっています!

但しよくよくご覧ください!

何処かで見たような路線ですね?

そうです「ペコちゃん電車」でお馴染みのタマ電こと「世田谷線」です!

池上線

延長 10.9㎞ 駅数 15駅(五反田駅⇔終点 蒲田駅)

現行所要時間 24分(表定速度27.3㎞/h)

1編成で時間当たり1.25往復

最混雑時上下とも 時間23本(往復46本)

必要編成数

46/1.25≒約37編成 (結構走っています!)

多摩川線

炎症 5.6㎞ 駅数 7駅 ( 多摩川駅⇔終点 蒲田駅)

現行所要時間 11分(表定速度30㎞/h)

1編成で時間当たり5.5往復

最混雑時上下とも 時間18本

36/5.5≒約7編成

合計最低編成数 44編成

実際には両線にまたがって走っている列車もあるので現状で両線合わせて3両編成X31編成が両線の所属となっています。

超低床トラム車両で置き換えると、定員の関係でx2倍となり予備車両を入れて65編成は必要となるので 3.15億円x65≒205億円となりますが...

地下鉄なら500m掘るのも不可能な金額!です。(※22)

参※22)2022年現在、建設資材・人工費の高騰で600億円以上!/キロメートルまで高騰!しています。

当サイト内関連記事 地下鉄 や 新都市交通システム が 整備新幹線 より割高になる理由とは? はこちら。

★第3項 LRT化路線には次世代国産♥ Train Tram 福井鉄道F2000型が...

現用車両比較

2代目東急7000系電車
  • ●基本編成 3両ユニット(bogie使用)
  • ♥起動加速度 3.3 km/h/s
  • ●減速度(常用) 3.5 km/h/s(非常) 4.5 km/h/s
  • ●編成定員 378名
  • ●編成重量 92.1 t
  • ●編成全長 53.8mX全幅 2,800 mmX全高 4,050 mm
  • 車体長;18,100 mm(先頭車)、18,000 mm(中間車)、車体長 17,700 mm(先頭車)、17,500 mm(中間車)
  • 編成モーター出力 1,520 kW 大食らい!
  • ●動輪径 860Φ 並行カルダン駆動
  • ●保安装置 東急形ATS、ATC-P、TASC(※ホームドア対応定位置停止装置!)
東急300系電車(本家2代目ペコちゃん電車?)

旧・東急車両製造製

  • ●編成 2車体・3bogie!・連接車
  • ●軌間 1,372 mm 給電方式 直流600V (架空電車線方式)
  • ●最高運転速度 40 km/h(設計最高速度 60 km/h)
  • ♥起動加速度(空車時) 3.0 km/h/s
  • ●減速度(常用) 4.4 km/h/s (非常) 5.0 km/h/s
  • ●編成定員 132(座席32)人
  • ●自重 30.7 t
  • ●編成乾燥重量 (運転手1名含む)30.7 t
  • ♥定員乗車時車両総重量(132名)38ton
  • 想定満員(定員155%)乗車時車両総重量(204名42ton
  • 編成長 23,980 mm(2車体連接時)X全幅 2,500 mmX全高 3,945 mm
  • ●車体 セミステンレス
  • ●台車 直結式コイルバネ台車 東急車輛製造製 M台車:TS-332、T台車:TS-332T
  • ●編成出力 180kw (x3基搭載)
  • ●主電動機 かご形三相誘導電動機 TKM-300形(東洋電機製造形式TDK-6050A)出力 60 kW
  • ●動輪径 640Φ  駆動方式 TD継手式中実軸平行カルダン駆動方式
  • ●制御方式 IGBT-VVVFインバータ制御、制御装置 三菱電機製 MAP-064-60V82形
  • ●制動装置 回生ブレーキ・発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ (HRDA-2)
  • ●保安装置 車内警報装置

※Tramcar としては大変優秀な性能です!がいかんせん高床タイプです!

参※002)日本では戦前から"慣例"(申し合わせ)として、通勤型(ロングシート)車両の想定満員は、定員の155%、55㎏/人!として想定最大積載重量を算定しています。

参※003)クロスシート仕様の為

アルナ車両製福井鉄道F2000形低床電車

本年(2023年)満を持して登場したのが純国産技術によるミドルサイズのリトルダンサータイプLシリーズ のF2000 !です。

とさでん交通の100形を stretch して modify した車両です。

bolster タイプの(swing hangeボギー台車を使用して乗降口床面高さ350mm!を実現しています。

  • ●基本仕様 直流600 V(架空電車線方式)(※1500V仕様も製作可能)
  • 軌間 1,067 mm(※狭軌→標準軌対応は、逆の場合と異なり改修が容易!)
  • 3両固定編成(2関節タイプ)
  • 車体 耐候性鋼製車体
  • (前頭部:GFRP製)
  • ●動力性能
  • ●常用速度 65km/h(40mph)
  • 設計最高速度 70 km/h
  • 起動加速度 2.5 km/h/s
  • ●減速度(常用) 4.4 km/h/s(非常) 5.0 km/h/s
  • ●輸送能力
  • 編成定員 115人(座席43人)(※但しロングシートタイプなので想定満員状態では155% 178人/編成!※002)
  • ●車体
  • 編成長21,400mm X 全幅2,600mm X 全高 3,830mm X乾燥重量; X
  • 乾燥重量(乗務員1名含む)33 ton
  • 定員乗車時総重量 (115名乗車時約39.3ton
  • ●設計想定満員総重量(定員155%178名) 約42.8ton
  • ♥走行装置
  • 先頭車:bolster (swing hange使用ボギー台車※カーブに強く乗り心地(対ヨーイング・ローリング・ピッチング)に有利!
  • 中間車:(台車懸架・単台車直接マウント・関節連結)
  • 車輪径 610Φ 平行カルダン駆動! 
  • 編成出力 180 kW 主電動機 三相誘導電動機 VVVFインバータ制御 定格出量60 kW X3基搭載 (全車電動車)
  • 想定満員時登坂能力 鉄道建設技術基準35‰をクリア
  • 制動方式  回生・発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ(つまり従来型と同じなので従来の整備技術が継承出来ます!)

※福井鉄道公式発表営業試験1次車両の導入費用 約3億9千万円には特注車両・開発費!が含まれており、2次車(汎用量産型車両)以降は、♥コストダウンする"申し合わせ"となっています!

2002年登場のオリジナルの土佐電気鉄道100形電車は約1億9千万円(とさでん公式発表値)だったので、大幅コストダウンの見込み大です。

第1目 純国産・汎用技術で開発されたリトルダンサーシリーズ

広い車内!

♥ペコちゃん電車のコンセプト(小径輪軸ボギー台車・固定編成・制御機器屋根上搭載)を忠実に再現した!ともいえる福井鉄道F2000形低床電車は、

♥純国産技術で開発を続けてきた国産低床 Tram car のパイオニア「アルナ車両」が福井鉄道♥共同開発!した、ミドルサイズの国産次世代低床トラムトレイン(※001)のホープです!

参※001)当サイト関連記事 トラムトレイン方式(カールスルーエタイプ)とは? はこちら。

♥輪軸タイプのボギー台車を使用

純国産技術で開発されたミドルサイズ(24m)リトルダンサー F2000 !では小径輪軸タイプのボギー台車を前後に採用しています!

なので、yawingも発生しにく、鉄道路線(専用軌道)区間の高速走行にも対処しています。

郊外鉄道路線駅!発車シーン

♥汎用部品を使用

一般通勤車両にも広く用いられている、汎用部品(技術)を多数流用(応用)しているので、従来の超低床車両とは異なり、部品単価を抑えることが可能で、且つ整備(補修)にも長年経験のある整備技術(要員)そのまま生かせます!

更に、鉄道事業者にとっては、予備部品も超低床車両専用(用特殊仕様)ではないので、調達が容易(経費削減)になります。

短い中間車両で曲線通過も安全に

市街地併用軌道走行シーン

更に短軸台車をボルスターレス構造で直接マウントする中間車両短い形式に変更されています!

つまり急カーブ走行時に起こる捻じれモーメントによる脱線(※28)にも強くなったので、市内併用軌道区間の交差点も問題なく通過できます。

参※28)当サイト内関連記事 ライトライン試運転事故!で発覚した台車懸架・単台車タイプ3重連!と軌道法との相性の悪さ! はこちら。

現状はパワー不足ですが...

現状小型高出力ACモーターが製品化されていないので、起動加速度 2.5 km/h/sに難点!がありますが...

技術は"秒針月歩"で、AotoMobir の世界では既に小型高出力ACモーターが実用化されています!

ライセンス生産のブレーメン型超低床車両に搭載の小型高出力(100kw)ACモーター並みの新型高出力小型ACモーターの出現もそう遠くはありま線(せん)!

つまり、現用の東急300系電車と同等以上の高加減速性能を備える日もまじかです!

見通しの立たないVGA(フリーゲージトレイン)なんぞよりよほど現実的です!

参※)当サイト関連記事 Talgo 方式・軌間可変車両・VGA(フリーゲージトレイン)の"致命傷 !「フレコロ」とは?... はこちら。

★第2目 玉電ファンが待ちに待った"ペコちゃん電車"の再来!

ペコちゃん電車(東急デハ200形電車)は、常にinnovationを追求し続けていた東急車両が1955年に世に送り出した世界初!ともいえる画期的な低床車両!でした。

利用者からは大歓迎され!されましたが、現在にも通じる『あまりにも多くの新機"軸"(小径輪軸、連接車体、制御機器屋根上搭載!)を盛り込み過ぎた!』ために当時の技術力では故障も多く、メンテナンスの厄介さから消えてしまいましたが...

東急デハ200形電車基本仕様
  • ♥ボルスターレス!bogie(2軸ボギー台車!)+ 中間1軸台車連接構造
  • 車輪径 510Φ!
  • ♥起動加速度 最大加速度は2.6km/h/s! 当時としては高性能!
  • ♥床面高さ 590mm!
  • ●中空軸並行カルダン駆動 編成定格出力 150kw(37kWx4基)
  • ●HSC電磁直通ブレーキ &発電ブレーキ

第3目 全国各地のLRT化構想への救世主

プラットフォームの低床化改修が伴う低床車両ですが...

経過処置として現状短編成化で休止している部分のホーム改修だけでも対応できるので、5年計画ぐらいで、徐々に更新しても問題は生じない!でしょう。

※えちぜん鉄道内での高低両用ホームの例

郊外鉄道路線駅!発車シーン

第2目 世田谷線と車両共通化も

現在、鉄道設備 syndicate(cartel)から狙わている!世田谷線ですが、今のままの姿では、存続は不可能でしょう!。

何れは、全駅橋上駅舎化!環7踏切付近の連続立体交差化!、そしてホームドア設置圧力(※49)"3大政治圧力!"に抗しきれなくなり、廃線か、都民(区民)も巻き込んだ大出血!に向かわざるを得ない状況ですが...

池上線・多摩川線のLRT化で低床車両ペコちゃん2世を導入すれば♥車両共通化も出来て♥3大政治圧力を躱すことも可能です。

参※49)当サイト関連記事 ホームドア設置圧力!は安全対策に名を借りた! 鉄道関連 syndicate, cartel の救済処置!官僚達の生涯設計にすぎない はこちら。

※環7の踏切問題?

※脚注 関連団体 ♥問い合わせ先 リンク集

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関連団体リンクテーブル 

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公開:2021年1月24日
更新:2024年2月21日

投稿者:デジタヌ

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