狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載《 首都機能分散移転 と地方分権・道州制を考える...》ー第4回ー

第4回 地方の"悲痛な叫び"!

小生は仕事柄か昔から全国各地を訪れる機会が多く、地方に行くと地方の"悲痛な叫び"が直接体に伝わってくるように感じていました。

第1項 『自由裁量権』があれば地方にだって...

税収も含めた『自由裁量権』があれば地方にだって、いや地方にこそアイデアはいくつでもあるのではないでしょうか...

前出の様に「情報ハイウエーがaccessの主役」に躍り出た時代、大企業だって東京に決して固執はしていないと思う。

第1目 見栄がきっかけで作った地方空港でも...

地方の"旦那衆"も、"新幹線"に固執してばかりいず、"航空機"の利用を促進すべきではないのでしょうか?

見栄がきっかけで作った地方空港でも、旨く利用すれば負の遺産から子孫に感謝される存在になるはずです。

個人的な体験で恐縮だが、例を上げさせていただけばトップ(ボトム?)セールスマンをしていた頃の小生は文字通り飛行機で全国を飛び回っていた、そして大阪に帰って来た今よりも東京にいたときの方が富山や金沢を身近に感じていた

※2019年現在「北陸新幹線金沢延伸開業」については一応の成功を収め、観光客の落とす観光収入?を主体に石川・富山両県への堅調な経済波及効果を与えた、しかし同時にストロー効果で若者が流出する新たな問題(人口減少・少子高齢化)も生じている!

★第2項 行政は統治者ではなく♥サービス業!であるべき

奈良時代・平安時代から続く日本の官僚機構は、特権階級が民衆を搾取するAuthoritarianism(権威主義)&feudalism(封建主義)に根差した機構であり、

Popular sovereignty(主権在民)の conceptに下ずくDemocracy(民主主義)とは"相性"が悪い"統治・支配!機構"です。

民主主国家で求められる行政機構「"自治"機構」とは、本来は"行政サービス"つまりは"サービス業"なのです。

だから"サービスの質"が悪ければ、ホテル・旅館の様に、利用者(国民)が離れても仕方ない!』"No" です。

第1目 信託された"権限と権威"は違う!

Democracy の concept に立ち返れば、あくまでも bureaucrat(官僚),Officer(官吏)は公僕なのです。

つまり行政・公共サービス!を行っている citizen の僕(げぼく)なのです。

あくまでも、Community(生活共同体)の延長上にあるState,organization(政府機構)に携わる、butler(執事), waiter(給仕)にすぎないのです。

(※、稲作と共に渡来したAuthoritarianism(権威主義)で成立した大和政権誕生以来!の「長年染みついた"民の subordinate (隷属!)意識"」と 、Authoritarianism に毒されたカソリック」馴染みがよかった!のでしょう...

当サイト関連記事 "大陸国家"の"ご都合主義"imperialism (帝国主義)とは... はこちら。)

第2目  Popular sovereignty は絵に描いた餅!

本来は市民から信託されて、責任を伴った権限内」で公共サービス(予算執行)に従事するべき人達なのです。

市民の Representative として政怪に送り込まれている"ハズ"の、自治体長や議員だけでなく、

国民の信任を得た?公僕であるべきOfficer(官吏)と bureaucrat(官僚)共までもが...

奈良時代以来千年以上に渡る Authoritarianism(権威主義)に毒されてきた悪習で、

恣意的な振舞い、つまりは『独裁者として"権威"を振り翳す』結果となっているのです。

第3目 封建主義は権威主義の一形態!

feudalism(封建主義)はAuthoritarianism(権威主義)の一形態!にすぎません。

日本の Representative(大偽師・知事・市長)は、citizun から信任を得て選ばれた representative (代弁者)であることを忘れ!

自らをRuler(統治者!支配者!)と勘違い!して恣意的に振舞っている輩が多いのです。

(現行法的根拠・"解釈"は別として)concept は市民から信任されて administrator,manager となった訳で、

Representative(市民代表者)であっても、Ruler(支配者)では無い!のです。

★第3項 Identity を確立している県・自治体は地元出身者の Leader に立ててautonomy を行っている

第1目 総務省は Agent (工作員)養成所!

旧・自治省(現・総務省)の設置目的は、建前(綺麗ごと)とは別の 「Agent(目代養成機関!」としての機能です!

極端に言えば陸軍中野学校の様な Agent (工作員)養成所!です。

養成所(研修所)である総務省を巣立った Agent (代理人)達は、各地にある『大和王権以来の令制国!にOfficer(官吏)として送り込まれ』skill を身に着けてから、改めてGovernor(知事)として着任!するわけです。

これは"公家(官僚)による荘園支配「Authoritarianism(権威主義)が確立した奈良時代以来脈々と続けられてきた官吏の分類(1886年)親任官制度によるものです。

※参)当サイト内関連記事 冊封から解かれて後ろ盾を無くした朝廷に取って代わった関東(蝦夷?)武士団! はこちら。

第2目 autonomy の実現は地元出身の Representative から

Region(地方)で、独自の"経済圏"の基本となる Identity を確立している District(prefecture & Municipality) では、

地元出身者Representative(総代) に立てて autonomy(自治)を行っています!

つまり、Municipality,Community 同士がお互いに依存し合わない、

native Japanese 縄文人社会と同じ!共生(共存・共栄)関係の原始民主主義社会が成立しているのです。

参※)当サイト関連記事 "邪馬台国"は部族の連合体!卑弥呼は歴代"総代"の称号!"都"など無かった! はこちら。

全国の地方自治体の鏡!久山町

未来型 Community 久山町!では新幹線は貫通!していても、駅(益)はありません!

それどころか在来線(駅)すら存在しません!

しかし、町(民)は安定した雇用(進出企業)と、豊かな町政(税収)に支えられて、身の丈をわきまえた"箱物行政に汚(けが)されない!堅実で豊かな暮らしを営んでいます。

地元出身者をLeaderに選出した福岡県や神奈川県で発展(税収UP!)した Municipality は、

Agent(目代)養成機関!自治省から派遣されるOfficer(役人)やGovernor(知事)を受け入れずに、

「全幹法」(※98)「まちりつくり3法」(※99)という2大悪法!の洗礼も受けず!

大発展を遂げた好例と言えるでしょう。

(※)拡大してみてください、物流業と、周辺Municipalityからも集客できる!流通業(トリアス・アウトレットモール!)で立派に自立!しています。

※参)当サイト内関連記事 日本は究極のコンパクト・ステート!を目指している?... はこちら。

参※98)当サイト内関連記事 新幹線・建設推進派の3つの虚言「三無い整備新幹線!」の実態を暴く はこちら。

参※99)当サイト内関連記事 駅前商店街は必要ない!痴呆都市が生き残るには「まちつくり3法」を捨てて発想転換するしか... はこちら。

狸穴総研 防共・政経研究所 代表 出自多留狸

 

公開:2006年3月 4日
更新:2024年4月 5日

投稿者:デジタヌ

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