狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載《 首都機能分散移転 と地方分権・道州制を考える...》ー第5回ー

第5回 より実際の"生活感"に即した州割を検討すべき

前置きが長くりましたが、「(国家の箍(たが)はAccessにある」観点で眺めるとAuthoritarianism権威主義の権化のような"お偉いさん方(authority(権威主義者)"の今どきの論議はピントがはずれているとしか思いようがありませ。

いかにして明治以来の官僚による"国体護持(中央集権体制"堅持)を行うかに躍起になっているようにしか感じてられないのです。

所詮、有識者の"お偉いさん方"も権威主義者のお抱え蘭学者であり、"現状維持安定路線"に執着するのも無理はないのかもしれません。

今回(2006年当時)提言された"お偉いさん方"の3案は...

地域分け一つ採ってみても現状も将来も見据えていない!ように感じたのです。

この際、県境を見直してでも、より実際の"生活圏(営み;経済圏)・生活感(暮らし向き)"即した州割を検討すべき!ではないのでしょうか。

第1項 東西統合以来のベルリンへの一極集中問題を抱え込んだドイツ

東西統合以来最近はドイツでもベルリンへの一極集中、各州間の温度差、特に旧東ドイツ圏の経済の低迷に頭を抱えているようですが...

しかし、日本ほどひどくは成っていない?のでは...

関八州(首都圏)への一極集中化!

日本の場合、総人口の3割以上が関八州?に集中しており、

「人の重みに耐えかねてプレートが移動して関東大震災」を再発させるのではないか?、と危ぶまれている状況にある位です!(もちろんジョーク)

第2項 中国地方を一括りにすると山陰側の過疎化は進む!

中国地方を一括りにすると、間違いなく山陰側の過疎化は進むでしょうし、

山梨県と東京州?の県境も見直した方がよいでしょう。

権威主義にドップリト浸かった"お偉いさん方"は、机上で数字だけを頼りに線を引きたがるようですが...

そこで暮らしを営んでいる民の"生活感"は全く無視されてい感じるのは小生だけでしょうか?

どうしても、"首都東京"を別格視したければ、戦前の様に大東京市として23区だけをひと括り

にして、後は関東州に編入してしまえば良いだけです。

参※11)当サイト関連記事 東京都(庁)を"解体!"して戦前の政令指定都市"東京市に戻さないと"23区"に自治は戻らない! はこちら。

第3項 金の流れ(税制)に手を付けずに道州制議論は成立しない!

"金の流れ"に手を付けるのを"タブー視"していれば、これらの"構想"は単なる"妄想"で終わってしまう。

"交付金"を基本にする現状の税制を抜本的に見直し、"分担金"言い換えれば"上納金"に頼る政府に生まれ変わらねばならないと思う。

金の流れ(税制)に手を付けずにこの議論は成立しない!と考えるのは筆者だけではないはず!

 

公開:2006年3月 4日
更新:2024年4月 5日

投稿者:デジタヌ

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