Essay『 被差別 路線!今里筋線延伸では沿線の名誉回復・地域域興には繋がら無い!』ー第7回ー
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第1項 地上げ路線?が必要ならばLRTで今里筋を延伸する案も...
北から、大池橋、杭全、今川2、中野、そして湯里6交差点を立体交差(高架orアンダーパス)にする程度なら、トラム(軌道)建設費は大幅に削減できます。
このような部分立体交差は諸外国では当たり前に行われており、郊外(又は住宅街)は地上を走り、要所要所の交差点は立体交差で、市中心部に入れば「地下鉄」と言うスタイルは、世界各国の大都市で用いられている手法の1つです。
無駄に長く作っておいたホームが役に立つ!時が来るかも?...
♥ ブリュッセルの地下鉄旧線の駅改修例
しかも「無駄に長く作ったホーム!」の一部を低くすれば地下鉄内に乗り入れて運用する事も勿論可能です。
当初は地上部にターミナル(終点)を設けて、地上区間のみの運行で、将来的には現用のリニア車両全車両をこの「低床トラム」に置き換えて地下鉄内に乗り入れさせれば無駄も生じません。
第2項 今里筋線延長予定区間に『ブリュッセル方式』を検討する場合の、議員先生との一問一答"仮想アセスメント?"
ブリュッセル方式(※61)とは超低床トラムカーを用いて住宅街の新設LRTから、今里筋線のようにあまり"利用されていない"地下鉄路線に直接乗り入れて、有効活用する方法です。
たった12kmのローカル線!に『2,718億円もの巨費!』を投じたのなら 、住人に「十分な補償(用地取得・立ち退き料)」を出して、この区間の道幅を2倍ぐらいに拡巾して、「片側4車線以上・往復8車線」の立派な防災道路今里筋が実現できていたハズです!
参※61)当サイト関連記事 ブリュッセル方式(老朽地下鉄線、地上休止線のトラム路線再利用) はこちら。
※嘗て片側一車線!(中央2車線はチンデンの併用軌道)だった阿倍野筋は...
第1目 輸送力は賄えるか?
現状の混雑?率なら30m級連接車両の増発で十分対応可能!
マアBRT社会化実験の結果を見ても、満員にはならないでしょう!
(※鉄道車両・バスの定員とは座席とつり革の数を合わせた数値で、実際には「あべの筋」を走る路線バスを、通勤通学に利用されている皆さんならよくご存じの通り、詰め込もうと思えばもっとたくさんの方も乗車可能です!)
現行(80系)リニア・ミニ地下鉄車両 の輸送力
全長 約65m全長、全幅、全高 15.8mx2.496mx3.120mx4両固定編成 定員;377名
混雑時(7・8時台通勤時間帯)定員(着座+つり革立ち席合計)に対する公式発表混雑率
- (今里方面行き)乗車人員混雑時平均 320人/1編成:混雑率86%(2017年度:鴫野駅→緑橋駅間)
- (井高野方面行き)乗車人員平均 264人/1編成:混雑率70%(2017年度:鴫野駅→蒲生四丁目駅間)
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※実際に過日「全線走覇」した際には
昼間(時間当たり6本運行!)でしたが、緑橋→井高野間終点での下車人員が約20名/1列車、別日の同時刻帯で、緑橋→今里間終点での下車人数は約15名/1列車と惨憺たる状況でした!
30m級連接低床トラム車両(広電5100型)を導入した場合
全長x全幅x全高:30mx2.45mx3.65m(5連接3台車固定編成)定員149名
混雑時でさえ、2ユニット連結1編成で十分まかなえます!
第2目、ミニ地下鉄用のトンネル断面に入るか?
(先生たちがこんな役立たずを作っておいて、よくもまあ「ぬけぬけと」...)
床下機器を屋根上に搭載した「超低床トラム」はパンタグラフを下げてた状態でも現行車両より多少背が高くなる程度ですが、屋根上機器の分散や一部機器を車両内搭載するなど一部変更し、リニア方式を諦めて地下鉄区間の集電を中央部第3軌条方式に改めれば高さ問題は簡単にクリアできます!
第3項 どうしても地下鉄新線建設に拘って、血税を公共投棄!したいのなら...
その1 今里筋北線蘇生案
残念ですが、蒲生四丁目以南は、どう考えても廃線にせざるを得ないでしょう!
但し、蒲生四丁目以北については、長堀鶴見緑地線の盲腸線!の、今里筋北線?として存続させることは可能でしょう?
両線を繋ぐ蒲生短絡線(約1.4㎞)を建設すれば、今里筋北線は、都心部(心斎橋)に直結する"幹線"として蘇生できるでしょう?
想定事業費 1320/6.7㎞X1.4㎞≒276億円で実現できます!(※62)
参※62)延伸計画積算より算定。
但し!旧大阪市交通局の我儘?で
今里筋線と、長堀鶴見緑地線は、共に直流1500V電化の帰還1435㎜の標準軌で敷設された、リニアミニ地下鉄ですが...
車両限界(建築限界)が微妙に異なります!したがって、盲腸線!となる今里筋線側を改修する必要が生じます!
詳しくは 当サイト関連記事 汎用を狙ったが結局は"路線毎のオーダーメード" をご参照ください!
その2 千日前線有効利用蘇生案
千日前線を南下させて、平野駅と直結させたほうが、途中駅は1駅・平野駅改造だけで済み安上がり(※63)で、旧住吉郡(平野区・生野区)全体の交通円滑化の為になります!
南巽⇔平野間 約2.6㎞x433憶円/㎞(※33)≒1,126億円!(※64)
参※63)当サイト関連記事 千日前線 と 谷町線 が 天神橋筋六丁目 と 平野 で 直通運行 出来るようになれば... はこちら。
参※64)中之島線建設実績より
第4項 低予算で東住吉区・平野区・のローカルエリア輸送を賄う方法は他にも...
その1 旧阪和貨物線をLRTで復活させれば!
旧阪和貨物線(関西線支線)をLRTで復活させれば、旧住吉郡(東住吉区・平野区・生野区・東成区)の公共交通は賄えます!
おおさかLRT瓜破ライン(※65)なら、途中12駅を"親切"して、超低床トラムカー 7編成と予備パーツ、整備基地を設けても総事業費161億円程度!で実現可能です!
参※65)当サイト関連記事 杉本町駅⇔久宝寺駅間の旧 阪和貨物線 跡地が LRT として 復活 できれば... はこちら。
ー続きはこちらー
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公開:2017年12月 6日
更新:2024年2月21日
投稿者:デジタヌ
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