狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載《 日暮里舎人ライナー 最大混雑率187%"以上!"は想定"異常"だったのでは?》ー第3回ー

第3回 日暮里舎人ライナーの誤算とは

前途した様に(経産省をバックにした新交通システム constructor syndicateの)ロビー活動を行う lobbyistが"役立たず"の新都市交通(※01)を強引に「東京都と政府」に売り込み!都市計画事業(※02)着手したわけです。

第1項 とんだScheme(企み)違い?

ところが、開業後は旺盛な需要に支えられ、開業3年の2010年度で予測目標を達成しその後も利用者は増え続け2017年度では、年間 31,392,000人 輸送密度で86,006人/日 ラッシュ時の最大混雑率は187%を超えている状況!で当初の計画1日10万人は目前!

という事は新都市交通ではいくら頑張っても対処できない!わけです。

1995年度の「軌道法に下ずく特許申請」時には、当路線の1日平均乗車人員を101,000人と予測してい"増した"が、2003年に59,000人/日???下方修正!されて、

参※01)当サイト関連記事 新都市交通、リニア地下鉄は"金食い虫"でお荷物な交通"効カン"の厄介者"! はこちら。

参※02)当サイト関連記事 連続立体交差化・都市計画事業スキームのカラクリ はこちら。

第2項 日暮里・舎人ライナーの"粗増し(あらまし)"

つまり名古屋市の「ゆとりーとライン」(※01)同様に都市計画事業として、

日暮里駅から埼玉県との県境 見沼代親水公園駅までの9.7㎞を結ぶ専用軌道!で、お台場ライン同様の軌道法に下ずく新交通システム(※02)の特殊街路・都市計画事業!として建設されました。

参※01)当サイト関連記事 ゆとりーとライン路線存続には基幹バスへの転換と栄バスターミナルへの路線延伸しか... はこちら。

参※02)当サイト関連記事 ミニ地下鉄 や" 新交通システム" が 整備新幹線 より割高になる理由とは? はこちら。

第1目 抜け道!の都市計画道路・特殊街路新交通専用道として建設

バブル景気(1986年12月→1991年2月)は遠い過去?のお話となり、金融ビッグバン(1996年度→2001年度)による借金取り立て!が一段落して、ハゲタカファンドの鉄道会社乗っ取りにも一応の危機が去りUSAのサブプライムローン・バブルも陰りを見せ始めた、2008年3月30日に東京都市計画道路!特殊街路新交通専用道第2号日暮里・舎人線および東京都市計画都市高速鉄道日暮里・舎人線として開通しました。

  • ●路線距離 9.7 km(13駅)線路数 複線
  • ●電化方式 三相交流600 V・50 Hz
  • ●最大勾配 50 ‰ 、最小曲線半径 30 m(日暮里駅付近)
  • ●保安装置 無閉塞ATC、ATO
  • ●最高速度 60 km/h

推定総工費 約1,740億円!(2006年の神戸市ポートライナー延伸事業1200億円/6.7㎞より)約179億円/kmx9.7

これに車両の新規設備費などで総事業費2,000億円はかるく超えているでしょう!

(※東京都が公表していないのであくまでも推定)

しかも、ゆりかもめラインと違って、大江戸線同様に東京都交通局の直轄事業!つまり東京都民の血税から捻出される借金(公債)で賄われています!

つまり名古屋市の「ゆとりーとライン」同様に都市計画事業の抜け道「東京都市計画道路!特殊街路新交通専用道第2号日暮里・舎人線および東京都市計画都市高速鉄道日暮里・舎人線」として2008年3月30日に開通した。

  • ●路線距離 9.7 km(13駅)線路数 複線
  • ●電化方式 三相交流600 V・50 Hz
  • ●最大勾配 50 ‰ 、最小曲線半径 30 m(日暮里駅付近)
  • ●保安装置 無閉塞ATC、ATO
  • ●最高速度 60 km/h

推定総工費 約1,740億円!(2006年の神戸市ポートライナー延伸事業1200億円/6.7㎞より)約179億円/kmx9.7

これに車両の新規設備費などで総事業費2,000億円はかるく超えているでしょう!

(※東京都が公表していないのであくまでも推定)

しかも、ゆりかもめラインと違って、大江戸線同様に東京都交通局の直轄事業!つまり東京都民の血税から捻出される借金(公債)で賄われています!

※参11、軌道法に基ずく「軌道特許」に関するWikipediaの解説はこちら。

※参12、当サイト内関連記事 第2節 日本ではほとんど「メリットが無い!」ガイドウェー・バス! はこちら。

第3項 令和元年現在完全にキャパオーバー

1日約6万5千人の輸送力に対して2017年実績で86,006人/日!の利用者しかも、殆どの利用客が朝夕のラッシュアワーに集中している状況が...

5両固定編成 定員245人の300型で運行を始め2017年より定員262人の320型が増備されており予備を含め18編成で運行を行っている。

令和元年現在上下・共に早朝:早朝5時代7 - 15分間隔、6、7、8時代朝ラッシュ時:5分間隔、昼間:7分30秒間隔、19時代夕方ラッシュ時:6分間隔、夜間0時代:7 - 20分間隔で

 1日135本x2=270本/日 x242人≒65,400人/日の輸送力がありますが...

第1目 当面の対応策は増車・増発?

現状ラッシュ時5分間隔なので、増車すれば2~3分間隔迄増発できて、ラッシュ時の混雑は一応対処できるかもしれませんが?....

しかし、増発するにはあと15編成以上は増備の必要があります!

全区間ATO(自動列車運転装置)による自動走行なので、(緊急時の手動要員)運転手の増員は必要ないかもしれませんが、まあ軌道特許申請時の10万人/日が、新都市交通システムの上限値・目安となるのは前途した通りです。

しかし問題は、舎人車両基地の拡張で、これには相当の出費を覚悟しないといけないでしょう!

東京都交通局320形電車
  • ●編成 5両固定編成
  • ●設計最高速度 60 km/h
  • ●編成定員 262人
  • ●編成重量 53.0 t
  • ●編成長 45 mx車体幅 2,490 mmx全高 3,325 mm

 

公開:2019年9月12日
更新:2024年4月 3日

投稿者:デジタヌ

連載《 日暮里舎人ライナー 最大混雑率187%"以上!"は想定"異常"だったのでは?》ー第2回ーTOP連載《 日暮里舎人ライナー 最大混雑率187%"以上!"は想定"異常"だったのでは?》ー第4回ー


 

 



▲首都圏交通問題と Proposal reportへ戻る

 

ページ先頭に戻る