狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

旅客輸送だけに頼っていては存在理由すらなくしてしまう!《 赤字ローカル線 第4回 》

第4回 Railway track は公道ではない!維持管理は鉄道事業者負担!

highway(一般公道)は行政(国交省・県・地方自治体)が管理(点検・保守)していますが...

railroad(鉄道)は鉄道事業者軌道会社の Private road私道;固定資産!)なので、事業者自らが維持管理;点検・保守(補修)負担する必要があります!

第0項 JR北海道の度重なる不祥事の遠因にもなっている"保線!"

自動車運輸では 、道路管理者(国・地方自治体)任せの ransportation route(車両走路)の維持管理・設備更新が、

"鉄道"では事業者負担(管理責任)となります!

★第1目 日本における regional line の 40㎏Nレール更新

参※)詳しくは、当サイト関連記事 第2章 軌道等級と輸送能力 をご参照ください。

旧丙線(4級線)では、現在建設当初の75 PS rail(75 lb/m=34kg / m)→40㎏Nレールへの更新と、一部区間(曲線部)などの、コンクリート枕木への更新が鉄道事業者にとっては大きな負担となっています。

★1-1-1-4 丙線(4級) 60 lb/yd ASCE rail(30 kg/m ) 

※rural line(regional line)harbour railway,colliery railwayなどの branch line,

  • 最高運行速度 85㎞/h!(相当こまめに保線を行わないと危険な速度!
  • ●枕木本数 13丁/10m( 76.9 cm 間隔
  • ●道床厚 150 mm!以上。
  • ●Axle load limitation;12 ton/axle(KS12)(1965年以降の改正4級線以降14ton/axle)
  • ●payload limitation;5 t/m

第2目 自動車運輸事業では...

車両の維持管理・設備更新だけで事足りるのです。

なので"乗り合いバス"(路線バス事業)は、定員に遥か満たない空気輸送に近い状態で運行していても、何とか採算ベースに乗るわけです!

1-3-1 運賃が同じならば

なので、殆ど変わらないton当りの運賃体系¥=重量・㎞;(1ton/ km、or 1人 /km)x 移送距離(km)だとすると

鉄道はトラック輸送や路線バス事業に対抗できない訳です。

第1項 旅客輸送だけに頼っていては存在理由すらなくしてしまう!

営業係数25万円(100円の運賃収入を得るのに25万円!の運行経費!)等と言う極赤字路線は、交通弱者さえも通学・通院などに利用し無くなったような路線ばかりです!公共交通機関としての意味合いは既になくしています!つまり存続理由は無いのです。

例えば貨物輸送をしない旅客運輸専念の三陸鉄道は補助金だよりの赤字路線ですが...

貨物のおかげで自立できている鉄道たちの存在が...

貨物輸送に特化した岩手開発鉄道は、石灰石輸送で「自立できる鉄道」として何とか黒字を意地しています!

他にも、秩父鉄道三岐鉄道等、貨物輸送のおかげで、旅客輸送事業の赤字を補填している鉄道事業者はたくさんあります!

三岐鉄道は、石灰石輸ライン(三岐線 )だけではなく、軽便鉄道の北勢線 迄も面倒見てくれています!

つまり、貨物輸送さえ手掛けられレバ、黒字化は難しくても、赤字幅は抑えることが可能となります!

鹿島臨海鉄道水島臨海鉄道のように、赤字幅を小さくすることは可能となります!

反面貨物輸送を無くして風前の灯火の多くの3セク

反面、貨物輸送を無くしてしまい、エリア交通にも役立たなくなり"風前の灯火"となっている明智鉄道のような不要不急路線もたくさん存在しています!

full service 復興への取り組みで赤字削減の自助努力が必要

今後は宅配業者とのアライアンス(※99)などで、赤字幅を小さくする自助努力が伴わないと、殆どの3セク鉄道事業者は、沿線自治体の衰退とともに、補助金捻出が難しくなり、いずれは事業破綻して廃線とならざるを得ないでしょう!

参※99)当サイト内関連記事 鉄道貨客 混載 事業を 宅配事業者 とのアライアンスで 復活すれば赤字削減・事業継続への鉄路(みち)に繋がるかも... はこちら。

鉄道貨物新時代を予感させるJR東日本の 電車型 業務用車両!

★第2項 再度鉄道網の見直し再構築が必要なのでは...

国交省の内部対立が招いたチグハグなアクセス行政の結果が導き出された鉄道網の一層の衰退(※90)を招きましたが...

国土交通省発足以来四半世紀を迎えようとしているにも関わらず、いまだに旧建設省の「道路建設派」と旧運輸省の「鉄道建設派」の"異見"調整・協調・統一が達成できてなくて!?

省内での派閥争いに明け暮れている有様では...

所詮・利益誘導(政治献金・選挙協力)・業界癒着(天下り再就職先との関係)の構図は変わってなくて、お互いに切磋琢磨?して「意地の張り合い」を続けているのでしょう。

参※90)当サイト内関連記事 鉄道は旅客輸送の1手段にしか過ぎない! 地方交通線の役割とは? はこちら。

 

公開:2019年6月13日
更新:2025年7月21日

投稿者:デジタヌ

地方ローカル線を維持する為の基本的な考え方とは《 赤字ローカル線 第3回 》TOP三陸鉄道こそ「ライトレール化」に最適だった...《 赤字ローカル線 最終回 》


 

 



▲鉄道政策問題へ戻る

 

ページ先頭に戻る