狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

essay『 政治用語!スキームの語源となった Scheme は "企み!"を表す単語で言い得て妙 』ー第6回ー

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★第3節 連続立体交差化の"抜け道"都市計画事業スキームのカラクリ

鉄道新線建設スキーム申し合わせ・仕来り!は整備新幹線建設にだけ適用されている暴挙で、

「在来線の新線建設(複線化、複々線化などの増線)」は鉄道事業者の"利益誘導行為"と見做されて"都市計画"にすら認定されない単独事業扱いとなっていますが...(これが当たり前)

なので、最近の都市圏での都市交通システム建設には「第3セクター」方式の新たな交通事業を立ち上げるケースが多いわけです!(ユリカモメ、日暮里舎人ライナー、りんかい線、等など)

第1項 都市計画事業と言う抜け(鉄)路が...

実は都市計画事業による連続立体交差事業が大きな普請(不信?)となって整備新幹線建設スキームの「仕来りの起源?」となっています。

前途したように、新線建設や・増線(複線化)などの事業は利益誘導のための設備投資!と見做されて、国庫・行政からの補助は得られませんが...

踏切解消のための地下化・高架化による連続立体交差事業は"都市計画!"と認定!されます。

更に、なにわ筋線の様な新線建設事業でも、Municipality が絡んだ第三種鉄道事業の3セク鉄道建設事業であレバ、街路部分(高架橋・地下鉄鉄道)については一部"都市計画"の適用(認定)対象となります!

つまり公共事業(公営地下鉄)と同じ扱いになる訳です。

更に、2022年度からは、特殊怪社(特殊法人)!Tokyometroの新線建設も公営事業として、都市計画法による都市計画事業が適用できるように"よとう(夜盗)運輸続"の都合!に合わせて閣議決定"政策変更!"されました。(※23)

参※23)当サイト内関連記事  都営三田線(Metro南北線)品川(羽田空港!)延伸を企てる東京都(庁患部)の狙いとは... はこちら。

第1目 阪急・淡路駅周辺(7.1㎞)連続立体交差事業の例では...

この事業は、阪急電車と大阪市の都市計画事業として2008年に開始されました。

当初の事業計画では

総事業費 1,632億円 (230億円/km)

スキーム内訳

阪急負担 8.5%  約139億円

公的補助 91.5% 約1,493億円

国庫:大阪市 =55:45

つまり 

  • ●国庫  ≒ 821億円 
  • ●大阪市 ≒ 672億円、(市民負担 ¥24,445-/人 推計人口 2,745,667人/2022年2月1日現在)

処が2022年3月11日に突如 694億円!もの事業費オーバーがプレスリリースされました。

 

この結果

総事業費(見込み金額!)2,326億円!(144%増)

阪急負担 186億円

公的補助 91.5% 約2,128億円

国庫:大阪市 =55:45

国庫≒ 1,170.4億円 大阪市≒ 957.6億円、市民負担 ¥34,877-/人(推計人口 2,745,667人/2022年2月1日現在)

つまり市民一人当たり¥10,432- の負担増!と言うことになりますが...

※この金額は今後の経過(材料費高騰!)で更に跳ね上がる懸念もあります!

第2目 市議会(夜盗会派)は黙認する姿勢!

今回の言い訳は、軟弱地盤対策と安全対策費の増加とされていますが...

土木事業に予期せぬ事情?はつきものとされていますが???

共に、事前調査不十分!、甘い実施計画による、いい加減な想定事業費!積算が原因なのははっきりしています!

これに対して、(自・公)連立夜盗!?会派は、市当局(市長)に対する責任(進退)問題には一切触れずに、追加予算を認める方向で調整が進んでいるようです?(2022年3月15日現在)

地盤・地質(断層)に関係して大幅に追加工事が出るのは...

地盤・地質(断層)に関係して大幅に追加工事が出るのは...トンネル工事や、それに準じる地下鉄工事の場合であって、

連続高架橋などの地上構造物の地盤(杭打ち、地中梁なのの基礎工事)に関しては、事前の"ボーリング調査"でほぼ完全に掌握できます! つまり、本事業については、十分な"事前調査工事"が行われていなかった!ことになります。

"安全対策"とは...

更に"安全対策"とは...主に工法に関係する部分で、例えば「おおさか東線」の跨線橋工事を指すわけですが... これについても、事前に「工法に関する十分な検討」がなされていればこれほどまでに大幅な事業費超過には至らなかったはずです!

責任追及されない理由は利権事業!だから

当時の市政(自民・公明市議団)が一致団結!して推し進めた、利権事業!であるためです。

つまり、地上げ屋(不動産屋)と深い(不快)関係にある自民党、中小土建業と関連の深い公明党の両党議員団にとしては、責任追及が出来ないからです!

更に、円滑な事業推進は次期選挙にも響く必須事項!であり、地上げ屋や地元の下請け工務店との友好関係を崩したくないからです。(※12)

参※12)当サイト内関連記事 運輸族 が 鉄道 新線を "建設したがる訳!" とは.. はこちら。

国庫を預かる国会の予算委員会でも与野党(夜夜盗)連中は取り上げない!

更に、国庫を預かる国会の予算委員会でも、取り上げられないでしょう!

何故なら、自民党・公明党本部にもゼネコンから巨額の合法賄賂(政治献金)が約束されているからです!

更に、責任の所在を穿ると大阪市計画局・都市計画課に辿り着き、現在着工している「なにわ筋線」(※13)建設事業や、将来の北陸新幹線大阪延伸事業(※14)にも波及するのは目に見えているからです!

これら「一連の都市計画事業で誰が得をした!」のでしょうか...

参※13)当サイト内関連記事 なにわ筋線 復活劇の"大人の事情"を推理する... はこちら。

参※14) 当サイト内関連記事 西軍総大将?与党整備新幹線CPPTの「お触書(ふれがき)」とは... はこちら。

続きはこちら

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公開:2021年3月17日
更新:2024年2月21日

投稿者:デジタヌ

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