狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

温故知新《 アメリカの鉄道網がどのようにして"再建・復興" 出来たか?についての考察 》ー第3回ー

第3回 アメリカの交通網から学ぶ transit の変遷

第0項 交通政策審議会答申・妄信説は過去のおとぎ話・迷信にすぎない!

現在、地上げ屋傾「紛い物鉄道Youtyuber」共(※01)が、交通政策審議会答申に示された「提言」(※02)を"錦の御旗に振りかざし"「非現実的な新線建設Delusion」を、さも尤もらしく、吹聴していますが...

神線を神(お上)から授かっていたのは、遠い昔の「神話時代?」のお話です!

お上が"国民の僕(しもべ;公務員)"と"国民の代理人(国会議員)"で構成されている現在、

charter(許認可)申請は民間企業(営利企業)となった鉄道事業者が"自らの大人の事情"で計画して、申請を行うものとなっています!

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第1項 建国初期は大河を利用した水運が主役だった!

前途したように、ニューヨーク州ではハドソン川、お隣ニュージャージ州、ペンシルバニア州ではデラウェア川、サウスクエハナ川、メリーランド州とバージニア州では"桜"で有名なポトマック川、ルイジアナ州とテキサス州の間にはサビーン川が、

そしてルイジアナ州、ミシシッピー州、アーカンソー州、ケンタッキー州、ミズーリ州、イリノイ州、アイオワ州、ウィスコンシン州、ミネソタ州通り州境にもなっている母なる大河ミシシッピー川が有名なわけです。

更には、大陸横断鉄道の当初の終点カリフォルニア州の州都Sacramentoを流れるサクラメント川はexplorer(探検家)が奥地に分け入り、Pioneer(開拓者)達がそれに続き、川沿いに町(砦)を築き、territory 領有地を広げてい行くための重要なlogistics line(兵站路)だったわけです!

第2項 アメリカ鉄道・経路の特徴

地図をご覧になればお分かりのように、米国の鉄道網も日本同様に、河川沿いに建設されていることが多いわけです。

東部のアパラチア山系や西部のロッキー山系部分では、仕方なく経路がとりやすい渓谷に沿っているわけですが...

中西部の平原部では、河川に沿った「開拓の道筋」を traceしているわけです。

つまり前途したように、explorer(探検家)達がカヌーで遡った"河川"に沿ってTown(砦)が作られ、開拓者が幌馬車隊の為にtrailを切り開き、その後町々を結ぶtrailに"駅馬車"が運行されるようになり、更にtrailに沿って鉄道が敷かれ、その後trailを改修して舗装道路highway(幹線道路)が建設されたので、川、鉄道、国道が"寄り添っている"わけです。

日本と違うのは、trail以降は、町々(砦)間をなるべく最短経路で結ぶようになったために、川沿いには拘っていない点です!

 

公開:2021年8月26日
更新:2024年4月 5日

投稿者:デジタヌ

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