温故知新《 アメリカの鉄道網がどのようにして"再建・復興" 出来たか?についての考察 》ー第2回ー
第1項 アメリカで最初の鉄道は
アメリカの(常設)鉄道の歴史は、1826年に開業したGranite Railwayと言われていますが、これは鉄道ではなくそれまで通りの「木道」でしかも「Cable railway」日本で言うインクラインの一種でした。
つまり開拓当初において、道路舗装の手段が「石畳かレンガ道」しかなかった当時、fort(砦・交易所)建設や市街地の輸送路としてお手軽な「木道」が普及して、馬車が走行する"馬車木道"だったのです。
北海道の植民鉄道と同じように軽便軌道として重宝がられたわけです。
なので、当初は trafficway(道路)建設として表現された場合が多く、
米国では鉄道を railroad と称し、単に Road と呼ばれる場合も多いのです。(※10)
参※)当サイト内関連記事 鉄道 の 歴史 は荷馬車用の" 木道 "から始まった ! はこちら。
参※10)当サイト関連記事 英語圏のYoutube鉄道動画や出版物で用いられる単語・用語・慣用句・記述について』 はこちら。
イギリス式の鉄製レールを用いた鉄道は
イギリス式の鉄製レールを用いたアメリア最初の鉄道は、
1830年5月24日Baltimore and Ohio Railroadが"馬車鉄道!"として開業して、同時期にいくつかの"アメリカ最初の鉄道"が完成しました、その後B&Oでは1831年からアメリカ国産のSLが走り出し、その他の鉄道でもアメリカ産SLが走り出しました。
第2項 アメリカ大陸横断運輸に見る、陸蒸気の歴史
第1目 最初の inter- ocean railroad は Panama Canal Railway!
最初に大西洋と太平洋を陸路で結んだ鉄道は、1855年にパナマ地峡に建設された Panama Canal Railway (パナマ地峡鉄道)でした。
それまで大西洋側の移民の玄関口 New York City からゴールドラッシュで沸くカリフォルニアへ移動するには、 trails(幌馬車道)を Wagon train(幌馬車隊)を組んで、
何カ月もかけて移動するしかなく、海路と鉄道を組み合わせた大陸横断ルートは、西海岸の各都市の成長に大きく貢献しました!
第2目 Transcontinental Railroad の完成!
そして、リンカーン大統領が西部開拓の切り札として、"国策"として1862年にPacific Railroad Acts(太平洋鉄道法)を成立させて、1869年5月10日、ユタ州のPromontory, で両海岸から延伸した、Union Pacific RailroadとCentral Pacific Railroadが(Omaha, NebraskaからSacramento, Californiaまでの 1,756マイル(2,826キロメートルを結んだ)Transcontinental Railroad が完成しました。
オマハからミズーリ川橋を渡りコロラド州デンバーを通過する路線が1869年6月30日に完成してワイオミング州シャイアンのユニオンパシフィック鉄道と繋がり、東西を結ぶ動脈が完成したのです。
同時に開業した初代 Western Pacific Railroad (1862-1870)と合わせて、5大湖の一つミシガン湖に面するCisago,Illinoisと、Oakland, California(san francisco)間(直線距離にして約3000㎞)が結ばれ、1871年完成のSt. Lawrence Seaway(線とローレンス運河)を経由して大西洋と太平洋を結ぶ一大 traffic network が完成しました。
第3項 荷主にとっての経済性とは『"運賃と"所要時間"のバランス』で決まる!
- ●freight transportation は流通コスト低減による economy(経済性)効果!
- ●passenger traffic(旅客輸送)は、利用目的に合った convenience(利便性)
customer(荷主)にとってのcargo transportation(貨物輸送)は、流通コスト低減によるeconomy(経済性)効果!
traveler(旅行者),passenger(旅客)にとってのpassenger traffic(旅客輸送)は、
interest(興味)のtarget(対象)の違いによるによるconvenience(利便性)と言うことになるでしょう。
第1目 freight transportation に於ける荷主の demand(needs)とは...
一般的には、大量の貨物を一度に運べる船舶輸送(海運・水運)が最も低コストなのですが...
水運(船便)→鉄道→トラック輸送→空輸 の準で輸送費(運賃)が高額になります。
そしてこの順に「輸送コスト」¥/ton も跳ね上がります!
反面所要時間ではこの逆となる
更に、dore to dore の近距離個別輸送(宅配)ではトラックが一番有利になるわけです。
公共交通機関で考えると航空機がいくら早くても、積み替え(乗換)時間を考慮すると、近距離ではバス・トラックが運輸が有利となります!
つまり、customer(荷主)のneedsに対するsatisfaction(満足度)は、
は輸送量x所要時間x要求要件(convenience & demand)のバランスポイント、
つまり利用者にとってのeconomy(経済性)とは『"運賃と"所要時間"のバランス』で決まるわけです!
21世紀の気候変動でTranscontinental Railroadに三度脚光が!
そして、21世紀の気候変動でTranscontinental Railroadがに三度脚光を集めています!
つまり太平洋⇔大西洋を繋ぐパナマ運河が危機に瀕しているのです...
★第2目 passenger trafficでは...
- ●long distance Travel では air line(空路)
- ●door to door の convenience(利便性)では automobile
つまり passenger traffic では、到達時間をtargetとすればair line(空路)となり、
sightseeing(観光)を目的とすれば、railway や日本語のマイカー automobile(自動車)になり。
commuting(日常交通)には、Interurban(都市圏近郊電車)や、日本語で言うLRT;Light rail transit (公共交通機関)とautomobile(自動車)となり。
更に door to doorのconvenience(利便性)ではautomobileの圧勝となるわけです。
つまり、一部の怪説傾紛い物 YouTuber?の「鉄棒頭?」「先代鳥轍?」両方が主張する"スピード(到達時間)"は、"数ある鉄道への要求条件の一つ"にしかすぎず、絶対条件では無い!のです。
公開:2021年8月26日
更新:2024年4月 5日
投稿者:デジタヌ
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