狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載《 交通政策審議会答申に記された"提言神話"とは...》ー第5回ー

第5回 立場と権限(拘束力)???は...

第0項「提言」はできても「提案」はでき無い"なんとも歯がゆい存在!"

交通審議会とは「"提言"はできても"提案"はできない」という何とも歯がゆい立場の「諮問機関」なのです!

もう少し詳しく説明すると、提示された議案(行政当局作成の整備計画&調査資料)を精査して検討の上で、取捨・選択(採択)して行政に答申(報告)するだけです。

答申には「提言」という形で"審議会(職者)の見解"としてまとめた近未来像(ビジョン)や交通事業者に対する「希望事項」を申し添えることは出来ますが...

あくまでも"希望事項"であり、法的な拘束力はありません。

さらに言うなら、あくまでも交通政策審議会(や近畿地方交通審議会、地方自治体の審議会)のお仕事は、国交省(2001年誕生)策定の交通網整備計画の内容・案件を検討、精査、査定してその「妥当性(優先順位;プライオリティー)をお上に具申」するだけです!

ということは、どんな愚案・糞案でも必ずどれかを採択しなければならない訳で、拒否や否決はできません!

※参11)当サイト関連記事 世間をお騒がせしている 与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム とはいったい何なのか? はこちら。

※参12)当サイト内関連記事 《歴史ファンタジー》大阪三郷・旧四大区に端を発する「市営モンロー主義者」達の陰謀とは?

談合出席者の"先生方?"が一番よく心得ているハズなのですが...

国交省の外郭諮問機関「交通政策審議会」や「地方交通審議会」がまとめた「答申」に記された「提言」が、さも「お上」から拝領した「錦の御旗?」金科玉条として都合の良いように使いまわされていますが?

そんな有難いものではなく"実行力の伴わないアドバルーン程度の代物"にすぎないことは、当の「審議会メンバー」である先生方?が一番よくご存じだろうと思われます。

第1項 何ら拘束力を持たない!Proposal(提案)

あくまでも"各事業主体"が提出した実施計画の評価書であり、「審議過程の議事次第報告と評価が主体で構成されていて「審議会メンバーの感想文」としての「希望事項の付記"提言"」が許されている程度です。

実際に各審議会の答申内容は、その後の施策と大きくかけ離れ無視?されている場合が多く、答申が提出された時点では公表されていても、その後「闇に葬られ」て閲覧すらかなわない「幻の答申案」となっている場合が殆どです!

(※ 気になる方は、各省庁のXX審議会の記録を漁ってみられると非公開となっている「答申」が多いのに驚かされるでしょう!)

一般人やお気楽「鉄オタ」が、鉄道建設推進派である"与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム"(※11)の猿芝居への期待?同様に、交通政策審議会神話に期待する?「最大の誤解!」がこの点です。

参※)当サイト関連記事 『 "与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム"とは』 はこちら。

第2項 "民(たみ)の願い"を封じ込めるために利用されている交通政策審議会の"答申"

現行の交通政策審議会は間違っています!

よとう(夜盗!)運輸"続"の政治ゴロ!利権屋どもが、己の私利私欲の為に「恣意的に企んだ政治路線案」を、(研究費目当ての intellectual(有識者) ,scholar(文系学者)等の authority(大家)の Proposal (提言)を盾(笠に着て)にとって、私たち国民(利用者)に政治路線を押し付ける"卑怯千万!な手口"の手立てにすぎません。

前途しましたように、

交通政策審議会は"審議会"であり"素案"を作成する場ではありま線(せん)!

あくまでも国交省の"諮問機関"として、国交省に素案の内容の審議(精査)を依頼されて代行している場です。

第3項 彼ら交通政策審議会に集う! intellectual ,scholar と称されている連中は...

彼ら交通政策審議会(※00)に集まったintellectual (有識者),scholar(文系学者)と称されている連中は、マルクス経済学を信奉する社会主義思想家!が殆どです。

更に、工学的に審議案を吟味するはずの工学系のspecialist,expert(専門家)にも肝心の土木工学のresearcher(研究者)含まれていません!

ほぼほぼ鉄道関連 syndicate(企業連合)と深く関わっている、経産省"続"の産業機械工学者です!

つまり研究費(助成金)を餌に釣りあげられた経産"賊"にすぎません。

 

公開:2019年8月 6日
更新:2024年3月30日

投稿者:デジタヌ

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