狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

Essay『 被差別 路線!今里筋線延伸では沿線の名誉回復・地域域興には繋がら無い!』ー第3回ー

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★第2節 「少子高齢化と東京一極集中」でお先真っ暗な大阪の旅客需要予測なのに...

「少子高齢化と東京一極集中」でお先真っ暗な大阪の旅客需要予測なのに、まだ伸ばすおつもりのようで...

第1項 地元沿線に「票田・支持者を持つ?"やとう市議団"」が更に延長を!...

必至で利益誘導を企てる(沿線不動産業に係る)「体がおエライ!?」市会議員の先生方達は...

地下鉄建設シンジケート一派は「少子高齢化」による沿線利用者の激減?を考慮しない"能天気でお気楽"な「欲ボケ需要予測」を延伸の根拠にして、「地下鉄民営化」と引き換えに、地元支持者?の率いる「地下鉄建設推進シンジケート」と、自らが関与する不動産業者の為に、市当局に地上げ路線!の建設を迫っているわけです!

第2項 "天子様のおわします帝都"東京では...新規路線・都市計画の廃止も!

21世紀令和の御代になっても人口が膨らんでいる帝都東京でさえ、毎日 305,741人/日(2018年度統計)の人が乗り換えている西武新宿線・高田馬場駅⇔下落合駅間の新宿線地下新線(複々線化)計画が、「少子高齢化による沿線利用客の減少予測...」を理由に、都市計画から外され建設計画は正式に中止されています!(※10)

※参10)等サイト関連記事  アーバンネットワーク から見放された 西武新宿線 と沿線住人?! はこちら。ピーク時の旅客53,412人/26本/1時間平均混雑率160%、最混雑列車200%以上!の超過密路線

第3項 これから先6.7Km伸ばすのにどうして1,320億円!以上も掛かるの?

彼らの言うなりに今里駅から湯里六丁目駅まで(6.7km)の延伸を行うと、さらに調査費用や工事費などで「1,320億円程度の巨額投棄?」が必要(※11)になってきます!

1日の平均利用者、つまりはこの路線を利用している人達は、全線でたったの65,000人!しかいません!これは一駅の乗降客数では無くて、全駅から乗車してきた人たち全ての値です!

つまりは往復の乗降で重複しているので、実際の利用委者は約半数の3万人少ししかいないでしょう!

その100倍近くにあたる大阪市民 2,713,157人(推計人口、2017年10月1日)1人当たり54,700円を負担する勘定です!(※21)

"何だその程度か?"...と思われるかもしれませんが、これは借金(公債)でまかなわれるので、利子を含めるともっと膨大な額になります。

更にこれは、現営業区間が開通した当時の10年以上も前2006年の試算なので、2021年現在建設しようとすればもっと膨らみ"とてつもない額!"となるでしょう。

参※21)実際には、都市計画事業では55%の国庫補助があるので、大阪市民の直接負担は約594億円、しかも土木事業は出来高払いなので、工期10年として、毎年約60億円 市民一人当たり¥2,200ー程度

ですが、借金(市債)で賄うと、金利が加わり...

当サイトシリーズ記事 地下鉄 や 新都市交通システム が 整備新幹線 建設より割高になる理由は...はこちら。

第4項 2005年11月大阪市営地下鉄民営化方針と共に1度「凍結」された!

2005年11月28日当時再選された關市長は今里駅から湯里六丁目駅(東住吉区)の延伸区間について、大阪市の財政面の問題から当初予定していた2006年度中の着工・2016年度の開業の予定を凍結することを決め、少なくとも1年間以上かけて延伸を実施するか否かを慎重に判断する事としました。

市当局は市内中心部を通らない今里筋線の採算性はきわめて低いとして、それまでの交通局を公設民営化する方針から急遽転換して『株式上場も視野に入れた完全民営化』する方針を打ち出したため、延伸はほぼ実現不可能となるかに思われましたが...

黙って引っ込まなかった野党自民党市議団

そのまま黙って引っ込めないのは、地下鉄建設をネタに沿線の先行投資?(沿線賃貸マンション建設)を行ってきて、自らも関与している?地元不動産屋に「ケツを叩かれている視界疑員」さま方です。

ところが2007年11月に、自民党の推薦する平松邦夫氏が市長に就任したら、この方針を撤回して『当面現行の地方公営企業のまま存続させる』と"存続路線にポイントを切り替え"てしまいました!

勢いづいた自民党・公明党の古参"欲呆け先生方"が、またぞろ「利益誘導路線」建設に向けて動き出したわけです。

しかし2011年になって、平松邦夫氏を破り大阪市長になった橋下徹氏の下、又々ポイントを切り替えて再度民営化の検討をはじめた訳です。

この後自元民党の先生方との間で常に「取引のネタ」とされて、くすぶり続けているわけです。

粘り強く"金に目の眩んだ先生方?"は、「地下鉄民営化」の交換条件として(地元沿線住人が全く無関心!な)「今里筋線南進」要求を突きつけた訳です。

しかし、元橋下市長最期の置き土産として「なにわ筋線」建設推進案が浮上して、「先生方」は近畿地方建設局の審議会で審議される「大阪市案」から、「突如」あっさりと「今里筋線南進」計画を削除して、「なにわ筋線建設案」1本に絞り、「お上(国土交通省)に申し出たわけです」(※4)。

そして2015年の年頭に、当時の橋下市長の定例記者会見で「なにわ筋線」建設具体化の発表が行われて、本年2017年の「阪急、JR、南海」三者による建設決定同時発表に繋がるわけです。

参※12)当サイト関連記事 第2章 橋下元市長の苦渋の決断"なにわ筋線建設"事業はこちら。

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公開:2017年12月 6日
更新:2024年2月21日

投稿者:デジタヌ

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