狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載『 静岡鉄道 が 東急 から離れて JR東日本 グループ入りで生き残り?...』ー第4回ー

★第3節 静鉄の行く末は...

2000年問題のあおりを受けて、2007年に2万人近くあった乗降客が2010年には3/4の1.5万人迄落ち込み、2018年には2007年当時迄回復したが...車両更新計画が始まったと思われる2015年度でも前年に比べて利用者が急回復したわけでもありま線(せん)!

好意的に受け止めれば、起死回生策としての苦渋の決断?だったかもしれませんが...

第1項 新静岡駅 利用者の推移

年度 1日平均乗車/ 降車/ 合計 人員

2007年 10,994人/ 8,269人 / 19,263人
2010年 7,253 人/7,994 人/5,247人

2014年 8,920 人/8,694 人/17,614人

2015年9,240人/ 9,097人/ 18,337人

2018年 9,941人/ 9,716 人/19,657人

第2項 今後予想される経営"環境"の悪化!

当路線は、主要幹線道路と交差してい無い!のが特徴(♥有利な点として挙げられ連続立体交差化事業"政治圧力"も無いわけですが...

橋上駅舎化とバリアフリー法(2006年12月20日施行)、ホームドア設置に代表されるユニバーサルデザイン政治圧力の2大政治圧力!さらされることになるでしょう!

そろそろご理解いただけたと思いますが

これがお悔やみ申し上げた』理由です!

つまり、駿遠線同様に軌間762㎜の軽便軌道で敷設された路線で、現状でもLRT(Light rail transit )ねんどとして扱われることもある「静鉄」JR型の大型?通勤車両を導入したことが、

今後の無理難題(連続高架化踏切全廃!、バリアフリー法、ホームドア設置ユニバーサルデザイン政治圧力)に繋がり!

とどのつまりは経営を圧迫して「高額運賃となって市民に降りかかり、静岡市の補助金支出(市民税)も含めて、2重に市民生活にのしかかるわけです!

参※90)当サイト関連記事 地方の鉄道事業者がホームドア設置圧力!を回避するには"超低床車両"の導入しか...はこちら。

第1目 高床車両には行く行く巨額の再投資が...

全線連続高架立体交差化を行うと

新静岡⇔新清水間11㎞ 

150億円/キロメール(※35) X 11キロメートル ≒1650憶円!

静鉄 時期資金 約8.5% 140憶円 

都市計画・静岡市民負担 約42%≒680憶円!(※36)

参※35)2019年現在の実績相場!

参※36)当サイト関連記事 連続立体交差化の"抜け道"都市計画事業スキームのカラクリ はこちら。

♥高加減速のTram car ならば、平面交差のままでも...

第3項 バリアフリー対策・ユニバーサルデザイン化には毎年巨費が必要!

新交通システム日本跨座式モノレールなども含め連続高架橋や、地下鉄などの立体交差事業橋上駅舎化事業では、 バリアフリー法((2006年12月20日施行)ユニバーサルデザイン政治圧力に対応するために、

巨額の初期投資と(設備維持管理の為に)毎年の巨額出費が必要となります。

第1目 バリアフリー対策が...

これらの立体構造の駅では、バリアフリー法に対応させるために、エレベーター、エスカレータが必須となります!つまり駅施設が利用者数に係わらず大掛かり!となるのです。

バリアフリー法圧力で本末転倒に!

福井市福大前西福井駅、長野市長野電鉄本郷駅)などでは、せっかく設備した橋上駅舎の使用を断念して廃止しています!

更に更に、長野電鉄(長野市)では2006年12月20日バリアフリー法が施行されて以降、

御自慢の地方都市初の地下鉄区間!(長電長野駅(始発駅)、市役所前、権堂駅、善光寺下駅)4駅で、

バリアフリー法対応(エレベーター設置)の為に、複数あった出入口通路を閉鎖!して集約!してしまいました。

これでは全く"本末転倒!"としか言いようがありません!

第2目 ユニバーサルデザイン対応には

※ホームドア このお金(20億円!)は"誰(自民党?共産党?)の懐"を潤した?のでしょうか...

さらに厄介!なのが、ユニバーサルデザイン対応、つまりホーム転落事故防止柵;ホームドア設置!です。

とても財政基盤が脆弱な地方都市・地方私鉄では設備できる代物ではありません!

ホームドア設置には毎年巨費が!...

ホームドアを導入するには、現行のCTC(列車集中制御装置)+ATS(自動列車停止装置)を、CTC+ATO(自動列車運転装置)or TASC定位置停止装置)に改修する必要があります!

つまり信号設備(地上設備)、走行車両共に大規模改修!が必要で、巨額の refinance(再投融資)必要とします!

参※)当サイト関連記事 ユニバーサルデザインはホームドア業界・政治圧力!の"隠れ蓑!" はこちら。

第3目 大きくのしかかる毎年の維持管理・設備御更新費!

更に、これらの付帯設備は、一度設置すれば永久に使用できる設備ではありません!

設備には必ず"耐用年数"の呪縛!という政治ゴロの「裏金造りの資金の流れ罠(trap)」が隠されているのです。

なので、賢明な地方都市ではこれらの設備が"不要!"な低床 Tramcar を用いたLRTの導入が進められています。

参※)当サイト関連記事 芳賀宇都宮LRTは政令指定都市・宇都宮市に至る光明 "ライトライン" となれるか?... はこちら。

参※)当サイト関連記事 今や内需拡大の標的となった"1兆円市場"!軌道会社・鉄道事業者 はこちら。

第4目 LRTだと

LRT(超低床鉄輪トラム車両使用)だと

26億円/㎞x13.4㎞約349億円!(車両購入費別、宇都宮トラム実施計画より算定)

何と新都市交通の1/10!

※参考、北陸新幹線建設でも 147億円/km

  • 宇都宮ライトレール 26億円/km(14.6km 約380億)
  • 新都市交通 大阪市長堀鶴見緑地線高架線 239億円/Km
  • 地下鉄建設 なにわ筋線計画 470億円/km!

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公開:2021年1月26日
更新:2024年2月23日

投稿者:デジタヌ

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