狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

Essay『 名鉄・名古屋駅 列車集中 カオス解消の迷案?バイパス新線建設による本数削減案』ー最終回ー

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★エピローグ 鶴舞線延伸案は名古屋市の協力(都市計画)さえ得られれば

鶴舞線延伸案では

都市計画指定も地上道路拡幅などで何とかごまかせて?

名鉄負担 950億円X7%≒66.5億円

名古屋市725億円X93%≒883.5億円 

となりますが、名古屋市に対する国庫補助が55%(486億円)見込めるので実質約398億円を準備(市債発行)すれば済むことになり、そんなに不可能なことでも無いでしょう!

堀川新線案だと

しかし堀川新線案だと、利益誘導新線建設と見做されて、都市計画指定は難しくなり、全額事業者負担となるでしょうが...

上飯田線平安通り延伸で行った3セク上飯田連絡線㈱のように、新たに3セク「堀川高速鉄道㈱」を立ち上げれば、問題なく国交省の認可も取れるでしょう。

例えば、愛知県、名古屋市と名鉄、トヨタ自動車、中部電力などの地場企業、日本財政投融資銀行、地場金融機関、に投資をお願いして、名古屋証券取引所関係の証券会社、名古屋に支店を持つ都市銀行各社、地場金融機関、日本財政投融資銀行、などから「融資」を受ければ、後はJRTT(※13)に建設を任せれば、40年ローン方式で、事業化できます!

参※13)当サイト関連記事 鉄道建設・運輸施設整備機構が改組できれば 整備新幹線網建設"妄想"が... はこちら。

名鉄さんにとっても無駄な投資にはつながらない

現在名古屋駅周辺の再開発都心化計画で千億円規模の新名鉄ビルを計画なさっているようですが...

例えば「あべのハルカス」への巨額投棄の大失敗?で、近鉄さんが資金繰りに困り肝心な"本業"への設備投資の足を引っ張っているのは"誰の目"にも明らかです!

都市計画ビジョンが打ち出せない名古屋市当局の問題も...

名核?な都市計画ビジョンが打ち出せない名古屋市当局にも問題はありますが...

金山総合駅事業で、金山橋周辺が大化けした実例もある事ですし、名古屋駅前再開発の"デベロッパービジネス"(※13)の前に輸送力を改善して、旧来からあった中心市街地の再開発事業(不動産事業)に目を向けたほうが、得策ではないでしょうか?

参※13)当サイト関連記事 今や鉄道事業は本業ではない!鉄道系YouTuber の"夢想"を打ち砕く現実とは... はこちら。

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後書き《 都市計画とは...》シリーズについて

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嘗て、高度成長期に一世を風靡した近隣都市と連携したメガロシティー(都市圏)構想がすっかり影を潜めて?

昨今は、地方の中核都市ではコンパクトシティーがトレンドとなり、

職住一致環境の構築で『災害時の帰宅困難者』問題や、

過剰なインフラ整備への公共投資を軽減する方向に向かっていますが...

コミュニティーを構成する個人は十人十色で、為政者の思い描くような方向には、都合よく向かってくれないのも実情です!

"統治"に重点を置いた都市計画(道路計画・町割り計画)では、時々刻々と変化する社会情勢(経済活動)に迅速に対応できなく、

特に、今後も一極集中が進むであろう首都圏では"柔軟な展開"が図れるような、"フレキシビリティ"が必要でしょう!

首都圏では

首都圏では、旧河川に下ずいた複雑に入り組んだ行政割りを、見直す時期にもなってきているのではないでしょうか?

特に今後も発展(一極集中)を続ける首都圏では、各行政当局がローカルエゴを捨てて、"首都圏州"構想を前進させたほうが、首都圏全体のインフラ整備・一元化が円滑に行えて、日本の将来の為になるかもしれません!

首都圏以外の"地方都市"では

地方の中核都市(大都市)郊外の衛星都市(ベッドタウン)では、少子高齢化と中核都市にある都市への住人回帰(転出者)による、"過疎化"

にどう対処するか?

更に、嘗て高度成長期を支えてきた"重厚長大産業"と共に栄えてきた、地方の産業都市にとっては、安価な発展途上国製品に押された生産量減少、とリストラによる就労者減少の影響、による財源(税収)減少に伴う都市衰退にどう対処するか...

各市町村がバラバラに都市計画を策定するのではなく、周辺都市との合併も視野に入れた、高域活性化策(広域都市計画)が求められているのではないでしょうか。

鉄道神話と箱物行政に別れを告げて、インフラ(道路)整備に重点を

安直な箱物行政の時代は過去の幻影となっています!

もう一度国家の基盤は"物流・道路行政"にあることを思い起こして、大局的な見地が必要となってきているのではないでしょうか?

狸穴総研 政経調査室 出自多留狸

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公開:2019年11月 5日
更新:2024年1月29日

投稿者:デジタヌ

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