狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

Essay『 なにわ筋線・南海ラピート新大阪直通!問題がついに解決!?』ー第5回ー

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★第4節 なにわ筋線計画 復活ストーリー

以下が記録データに下ずく時系列を辿って考察した経緯です。

第0項 橋下元市長の苦渋?の決断"なにわ筋線建設"事業

言い換えれば橋下・元市長は、

「身(なにわ筋線計画)を切っても(止血不可能な大きな出血である)今里筋線・長堀鶴見緑地線・千日前線の"三馬鹿延大将"路線の延伸大出血計画を阻止した!」とでも言うことになるのかもしれませんが...

第1項 復活劇の舞台裏 

第1目 なにわ筋線建設の「錦の御旗・大義名分(迷文?)」とは...

「地下鉄建設推進派シンジケート一派」が何かにつけて「大義名分(迷文?)」「錦の御旗」として掲げる「近畿地方交通審議会の答申第8号」(2004年)ですが...。

その有りがた~い「第10回近畿地方交通審議会(2014年7月議事録)」では『新規路線整備については、答申第8号に掲げられた路線・地域の うち、一部については具体的な検討が進められているものの、実現 には至っていない。』と指摘されていた「市内トラム(LRT)路線計画」が2014年12月8日に開かれた第6回大阪市鉄道ネットワーク審議会 の答申(審議案件)から外されていました。

闇に葬られたトラム「LRT路線」計画!

2014年12月8日に大阪市(当時の橋本市長)によって招集された第6回大阪市鉄道ネットワーク審議会では橋下市長の裏工作?によって「2015年までに建設される予定であった、大阪市内トラム路線計画」は審議案からもあっさりと取り下げられてしまっていて審査対象にもなっていません!

変わって突如としてタイムカプセルから「なにわ筋線建設」のビッグプロジェクトが蘇った訳です!

※このトラム事業に関してのランク付け資料「(参考資料)近畿地方交通審議会答申第8号(冊子)(略)」は最近2017年7月になって非公開資料!とされました。

興味があれば、直接国交省へ情報開示を求める以外ありません!

さらに"なにわ筋線建設案"を採択した第6回大阪市鉄道ネットワーク審議会の一部資料もまた非公開(証拠隠滅?)になりました!

但し第5回大阪市鉄道ネットワーク審議会 答申は今だに当局が削除し忘れているようなので、今回はその資料を基に検証を進めてみました。

なにわ筋線なら何とか使い道?もありますが、赤字3線延伸では将来に禍根(払いきれない市債・借金)を残すことになったからです!

第2項 虎の威を借りた大阪"威信の怪"(橋下元市長)のロビー工作(裏取引?)の流れとは 

第5回大阪市鉄道ネットワーク審議会(2014年8月28日(木曜日)午後2時01分~午後3時42分)

「大阪市交通事業の設置等に関する条例」に位置づけられた未着手の地下鉄計画路線の整備あり方について(答申)/2014年8月28日

この時点では地下鉄長堀鶴見緑地線の大正ー鶴町間5.5kmの審議案が交通局・都市計画局計画部交通政策課から審議対象として議案提出されていましたが。

第6回大阪市鉄道ネットワーク審議会ではシナリオ通り"何話筋線"(なにわ筋線)が採択された経緯とは...

第0目 虎の威を借りた卑怯な手法で...

結果論から言うと、「トラの威を借りた」反対派封じ込め作戦、

つまりauthority(権威・)を ostentation(誇示)した prestige(威信)は功を奏した!?のですが...

主権在民を標榜する民主主義国家日本!」のMunicipality(自治体)の Representative(総代)である mayor が行うことでは無かった!といえるでしょう。

明らかに当時ご存命だった、中共親派の堺屋太一氏(※41、1935年7月13日 →2019年2月8日)の"入れ知恵"だったのではないでしょうか!

参※41)"親中派!"の堺屋太一氏と維新の会の関係とは... はこちら。

日本人は authority 弱い!

あまりにも長らく、封建制度に下に、自由意思を剝奪!されていた日本人は、明治維新後も、太政官と名を改めただけの搾取階級(公家・官僚共)によって搾取され続けてきたわけです!

そして、専門職(職人)を貴ぶ気風は、技術者をど伊達、技術立国"日乃本"の礎を築くことにもなったわけですが...

半面、authority(権威・大家)に頼る風潮(気質)も育ててしまった!訳です。

つまり、『難しいことは、authority に任せておけばいいんじゃネエ~の...』 という、「他人任せ」の民衆意識を育んで!シマッタ~のでしょう。

更には『えらい先生方がおっしゃることは間違いない!だろう...』 というauthority(権威・大家)信奉の Authoritarianism(権威主義)に至ったのでしょう。

つまり、彼は民衆意識をちなみに利用して、「恣意的(志位てき)」な路線計画を、市民に押し付けたことになるのです。

構想を前進させる前に...

構想を前進させる前に、民(たみ)の常識を信じて!、事前に ♥public hearing を開催して、次期「都市鉄道路線」について、広く直接大阪市民から♥"要望"を聞くべきだったのではないでしょうか?

夜盗(やとう)視界偽員共の(不要不急地下鉄路線・建設の)口を封じたのは上出来でしたが、

そのための交換条件として、「役立たずの不要不急路線建設」を進める必要もさらさら無かった!のでは...

結果論として、彼らの利権(※42)を別の鉄道事業に変えて温存したことに...

参※42)当サイト内関連記事 よとう運輸族・地上げ一派が痴呆自治体と連んで"鉄道(駅・益?)建設に拘る訳"とは... はこちら。

第1目 第6回大阪市鉄道ネットワーク審議会/2014年12月8日開催の審議・審査対象は

同審議会に提出された具体的路線計画案件は当時の橋下大阪市長の意向を汲み以下の3路線に絞られた。

  • ①なにわ筋線 計画案
  • ②(四つ橋線)西梅田⇔十三連絡線(新大阪連絡線含む)計画案
  • ③(京阪)中之島線延伸 計画案

つまり「珍竹林ミニ地下鉄2路線延伸案」があっさり取り下げられ、本命:なにわ筋線と、

当て馬2路線(西梅田十三連絡線、中之島線延伸案)のみの3案だだけが審議対象となり、「お偉い先生方」が審議(評価)した訳です。

この審議会答申が大阪市に提出された結果、①が大阪市で正式採択され、2017年5月のマスコミ発表につながったのです。

第3項 第三種鉄道事業者という影武者?の存在 

さらに1986年12月4日に公布された鉄道事業により、新たに路線のみを保有する第三種鉄道事業者が鉄道事業者(※1)として認められるようになり、所謂上下分離方式が採用しやすくなり、大阪でも、別稿で取り上げた中之島高速鉄道を始めとして。

  • ●JR東西線/関西高速鉄道(株)1988年5月22日設立資本金752億8,020万円/017年3月31日現在、大阪府・大阪市・西日本旅客鉄道(JR西日本)などが出資。
  • ●おおさか東線/大阪外環状鉄道(株) 1996年11月21日設立資本金 246億3420万円/2019年3月31日現在、大阪府・大阪市・西日本旅客鉄道(JR西日本)および東大阪市を始めとする沿線自治体が出資。
  • ●「中之島高速鉄道」2001年7月10日設立資本金261億3,570万円/2018年3月31日現在、京阪ホールディングス・大阪府・大阪市・金融機関(日本政策投資銀行、三井住友銀行、中央三井信託銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行等)ほか合計57社が出資。
  • ●阪神なんば線/西大阪高速鉄道(株)  2001年7月10日設立、阪神電気鉄道 、大阪市 を筆頭株主に、大阪府 、日本政策投資銀行 、三井住友銀行 、大阪ガス 、関西電力、近畿日本鉄道 、他が出資。

など何れも、民喝?事業として「市営モンロー主義」の一角を切り崩す事に成功したように見えましたが...。

自・公夜盗市議団による「地下鉄建設推進」一派が「市営モンロー主義」の看板を引っ込めただけで、大阪市民を食い物にする構図は変わっていない!のです。

「今後地下鉄新線は一切建設しない!」と宣言した名古屋市などとは異なり、大阪市では大阪市都市交通局直轄事業としての「OsakaMetro蔓延(伸)計画?」も、地表下で"ひそかな動き"を止めていないようです!(※2)

※参1)鉄道事業法に基ずく「鉄道事業の種類」についてのWikipediaの解説はこちら。

※参2)当サイト関連記事は以下をご参照ください。

続きはこちら

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公開:2007年10月23日
更新:2024年2月21日

投稿者:デジタヌ

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