狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

essay『 四国新幹線と予讃新線(高縄半島バイパス線)早期着工の関係!』ー第3回ー

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★第2節 整備新幹線妄想は教訓が生かされていないただの幻影!

嘗て"鉄建公団"が鉄拳を振るっていた頃...

運輸省と鉄建公団(※20)で、全国に不要不急路線を建設しまくって、国鉄に押し付けていた当時の"高度成長期"の頃でさえ...

国鉄の累積赤字は膨大となり、国家財政を揺るがす事態!となったわけです。

参※20)当サイト内関連記事 嘗ての" 鉄拳公団が擬態 !"しただけの JRTT はこちら。

第0項 JR四国3幹線の問題点とは...

  • ●各県にMetropolis(政令指定都市)が存在しない!
  • ●歴史ありすぎる"狂気"路線(小断面トンネルが電化高速化を阻んでいる)
  • 主要都市が近接しすぎる!

第1目 四国には政令指定都市が存在しない!

旅客専用のhigh speed rail(高速鉄道)intercity(都市間高速鉄道)には旺盛な旅客需要を支えるMetropolis(政令指定都市)が必須条件となりますが...

四国には100万人を超えるMetropolisがありません!

小都市国家のFederation の生い立ちが...

四国は、大和王権成立に大きな働きをした、"瀬戸内連邦"(那の倭国連邦)の誕生に大きな働きをしました。(※★)

たとえるならば正しく古代ギリシャの様な、都市国家の Federation (連邦・連合体)だったのです。(※★)

このことが、明治維新後の文明開化・富国強兵の大日本帝国!

そして大東亜戦争・敗戦後の新生日本国の高度成長期を通じて、autonomy(自立思想)、

Popular sovereignty(主権在民)意識が強いDemocracy(民主主義)が定着!?したのでしょう。

逆説的には、求心力を持つ「 region の中心となる Metropolis 」が発達でき無かった!のです。

参※★)当サイト関連記事 四国は邪馬台国"Federation"結成当初から重要メンバーだった はこちら。

第2目 都市間が短すぎる

次に主要都市間の距離が短すぎる点が挙げられます!

四国では♥Metropolis(政令指定都市)が存在しない!ので、首都圏や京阪神、中京の様に中核都市(県庁所在地周辺都市)をスキップすることが出来ません。

つまり、prefecture(県)1駅ではなく、他の rural shinkansen (北陸新幹線・九州新幹線)の様にadministrative district(行政区)、Municipality(自治体)毎に駅を設定する必要があるのです。

必然的に、駅間距離が短くなり、high speed rail(高速鉄道)intercity(都市間高速鉄道)のメリットが発揮でき無くなります。

第3目 3幹線共に長い歴史の弊害が...

3幹線共に長い歴史の弊害として、

"蒸気時代の狭いトンネル"が"関門"となり、高速化(電化)を阻んでいます。

つまり、新幹線鉄道規格新線化も困難なのです。

でいます。このことが予讃線・近代化(電化)の際にも、強く影響して、四国独自の(小ぶりな)電車を誕生させたわけです。

第1項 "遥か昔"の"高度成長期?"の亡霊!

第1目 半世紀以上も"遥か昔の"高度成長期?"当時に「お堅い鉄頭?」が思いついた幻想・妄想

新幹線を引いてきて、「(沿線駅前の)地上げ!・地域おこし」に利用しようなどという野望!は、

遥か昔の"昭和初期?"そのままの金に目の句んだお堅い鉄頭?」の妄想!にすぎません。

新幹線誘致では四国の将来に禍根を残すだけです!

鐡道とは数あるトランスポーターの中の選択技の一つにしか過ぎない!(関連記事はこちら

移動距離と需要(輸送密度)に応じて適切なトランスポーター選択が必要であり、明治のころと比べて、「トランスポーターの選択技」そのものも遥かに増えています!

辺境の地?では...

ハッキリ言わせていただいて、21世紀令和の御代の今、新幹線が整備されていないような"辺境の地"!では...

帝都・東京!と鉄路で結ばれたとしても、ストロー現象で若者達が吸い出されて一層過疎化が進行する!だけで、

更には、都会に近づいて買い物客も大都会に吸い寄せられて、「ローカル商業施設」の衰退ががますます進み、それが若者流出に拍車をかけて「地方都市が衰退」する「負のスパイラル」に陥ってしまうことになるでしょう!

前途した通り、四国のpassenger traffic(旅客輸送)需要ではどう頑張っても、ミニ新幹線が限度です!

第2目 嘗ての国鉄が膨大な赤字を作ったのは... 

ジャーナリストや、コミニストが言うように、(日本列島改造論による)無計画な路線乱造だけではありません!

(大東亜戦争に敗れた)嘗ての日本には、(食うだけが精一杯の)戦後復興期に、余剰労働力!を吸収できる、製造業はもはや存在してません!でした。

敗戦後の労働市場(雇用)を支えた国鉄

機械化が進んだとはいえ、今も昔も「鉄道は労働集約産業です!」

特に保線(軌道の維持管理・更新)には膨大な、要員と資金を必要とします。

なので、鉱山(石炭)産業が衰退したロシアでは大量に生じた余剰労働者を、ロシア鉄道が引き受けているわけです!(※21)

参※21)当サイト内関連記事 ロシア鉄道のLabor productivity(生産性) はこちら。

第2項 鉄道事業のメリットは大量輸送!

鉄道事業は事業継続(設備の維持管理・設備更新)に「莫大な運営費!」が必要な陸運事業です。

『作って終えばあとは何とかなる?...』事業ではありま線(せん)!

作って終って何ともならなかった不要不急路線は、全国で無残な屍をさらしています!

第1目 文明開化明治初期には

四国島内各地に"軽便鉄道"が敷設された頃は、今の様な建設重機が無く、("つるはし"と"モッコ"による)人海戦術で土木工事が行われていた、"明治期"では、簡単に敷設できる軽便鉄道がもてはやされたわけです。

敗戦後の20世紀後半になると

ブルドーザーやパワーショベルなどの大型建設機械が一般的になった、20世紀後半になると。

軽便鉄道当時のお手軽さは無くなり、しかもスピードアップ(速達性)が要求されだすと「鉄道建設は大掛かり」となり、もはやお手軽ではなく、巨額投資の対象となったわけです。

巨額投資をペイするには...

「巨額投資を回収」するには、鉄道の利点「大量輸送」を行うしかなくなったわけです。

逆に言うと、嘗ての東海道本線の様に輸送力が逼迫していた「大幹線」には、新幹線が最適だったわけです!が...

第2目 intercity express には需要が必要

high speed rail(高速鉄道),intercity(都市間高速鉄道)はMetropolis(政令指定都市)間を結ぶ大量輸送 traffic system です。

嘗ての百年以上昔の鉄道黎明期ではなくなった現在、exploitation railway("開拓鉄道")はあり得ないのです!

つまり、railroad(鉄道)が traffic(輸送) を生むのではなく!

『traffic が high speed rail を生むご時世』なのです。

東海道新幹線は旅客需要があったから大成功!した

つまり、東海道新幹線ができたから、"東海道"(東海エリア)が発展したのではなく、開業前から発展していたわけです!

high speed railに注目が集まっているUSAでも...

high speed railに注目が集まっているUSAでも、現在計画中の路線は全て、慢性的な道路渋滞でhigh speed railへの旅客転換が見込める!?路線です。

つまり、計画路線の両端にはMetropolis(大都市・政令指定都市)が必要で、

更にはMetropolis間を往来する旺盛な旅客需要が必要なのです。

続きはこちら

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公開:2019年8月24日
更新:2024年2月21日

投稿者:デジタヌ

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