狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

Fantasy『河陽鉄道 開業以来 近鉄道明寺本線 沿線住人の120執念"近鉄特急 大阪駅発着の夢! 』ー第3回ー

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★第2節 新興住宅地の開発飽和状態と少子高齢化の影響による利用客の減少

第1項 近鉄沿線都市に襲い掛かる厳しい現実

南大阪線・ながの線・吉野線の途中主要駅の乗降客推移と所在地自治体の人口変動

松原市/近鉄南大阪線

1985年の136,455人をピークに年々人口減少2015現在120,750人


河内松原駅の乗降客推移

1993年(平成5年)7月24日 - 橋上駅舎化。
1994年(平成6年)の1日平均乗車人員20,242人をピークに年々減少2004年には1.6万人を割り、2013年に1.6万人台回復

藤井寺市/近鉄南大阪線

1995年の66,988人をピークに年々人口減少2015現在65,438人台

藤井寺駅

1974年(昭和49年)11月28日 - 橋上駅舎化(南北に通り抜け可能となる)。
1992年 26,202人をピークに減少
2011年 2万人を割り2015現在1.8万人台を推移

羽曳野市/近鉄南大阪線

2000年の119,246人をピークにに年々減少2015現在112,683人

古市駅

1969年(昭和44年)10月橋上駅舎化する
2003年の11815人を??「イー国現象現在1万人台を推移

富田林市/近鉄長野線 

2000年の126,558人をピークにに年々減少2015現在113,984人

富田林駅

1987年(昭和62年)10月25日 - 当駅から喜志駅まで複線化
2005年11月8日:16,714人をピークに年々減少

2015年現在13,768人まで減少

奈良県大和高田市/近鉄南大阪線

1995年の73,806人をピークに年々減少2015年現在64,817人

近鉄高田市駅/近鉄南大阪線

2005年11月8日:9,778人をピークに年々減少2015年現在7,696人/1日乗降人員。


奈良県橿原市/近鉄南大阪線

2010年の125,605人 をピークにに年々減少傾向。

橿原神宮駅

2001年の年間利用客4,792,668人をピークに年々減少

JR大和路線・和歌山線・奈良線沿線人口の推移

王寺町/大和路線

1995年の人口24,574人をピークに年々減少傾向にあり2015年現在 23,025人まで減少

三郷町/大和路線

1995年の人口24,161人をピークに2005年に23,062人迄落ち込んだが近年回復傾向にあり2015年現在 23,571人まで回復した!

王寺駅/JR大和路線

1997年  32,746/1日平均乗車人員をピークに年々減少2016年現在24,369人まで減少。

高田駅/JR和歌山線

2001年の1日平均乗車人員2,943人をピークに年々減少2016年現在2,300人。

奈良市/大和路線

2000年の374,944人をピークにに年々減少2015年現在360,310人まで減少しているが観光客は増加傾向にある。

奈良駅/大和路線

1998年の 20,434人/1日平均乗車人員をピークに一次減少したが2011年の17,250人をボトムに回復傾向にあり2016年現在18,152人まで回復した!

参考データ近鉄奈良駅

1995年の 49,347人/1日平均乗車人員をピークに一次減少したが2014年の30,984人をボトムに回復傾向にあり2016年現在33,216人まで回復した!

城陽市/奈良線

1995年の85,398人をピークにに年々減少2015年現在76,869人まで減少。

奈良線・城陽駅

※みやこ路快速、快速、区間快速、普通全列車が停車京都方面への利便が向上している。for京都32分/360円

2000年の2,444人/一日平均乗車人員をボトムに年々増加傾向にあり2016年現在3,542人に増加!

参考データ近鉄京都線寺田駅

※通常は毎時5本 - 最大7本発着の普通列車と朝・夕方のみ準急停車。for京都24分/350円

2012年の8,514人/一日平均乗車人員をボトムに年々回復傾向にあり2016年現在10,787人に増加!

第2項 これからの鉄道会社の昼間・現金利用客の確保は、観光開発しかない!

一例として、JRが行った「海外観光客の流れ 調査」が予想外の結果だったことは有名なお話でもあります。

第1目 JR西日本と京都市の目算通りには移動してくれない外国人観光客

JR西日本アーバンネットワークの西の拠点「姫路城」はインバウンド観光客に圧倒的な支持を得ている観光地ですが、そこから先「何処に足を延ばすか」が、問題として浮かび上がり、その実態が見えてきました...

JRと京都市の予想に反して、1000年の古都京都を差し置いて? 乗り継ぎなどのアクセスの便が悪い「城崎温泉」が圧倒的な支持を得ていることが判明したのです!(※14)

つまり、通勤ピーク時に合わせて増強したJR神戸線・京都線・琵琶湖線の輸送力(車両)が、昼間の現金利用者・観光客には過剰で、今後ともに「ペイできない」ことが明白となってきたわけです。

参※14)ジャパンレールパスで特急が利用できるインバウンド観光客にはそれほど不便でもなさそうですが...

第2目 外国人が持つ「エキゾチックな日本の街」とは?

京都市の観光プロモーション(主に海外向け、公式観光サイトの不備)の「へたくそ」さもありますが、外国人が「日本に対して抱いているエキゾチックなイメージ」と「日本人が描く古都京都の魅力」が食い違っていることに原因があります!

外国人観光客は、京都に対して日本人が思っているほどには「観光地としての魅力」は感じていない!こと(古都)になります?(※15)

参※15)当サイト関連記事 インバウンド需要喚起は難しくない"日常の中にある非日常"がキーワード... はこちら。

第3項 アクセスの悪さで残っていたお宝観光地"吉野・明日香"

そこで奈良・吉野(明日香)の登場となるわけです。

御多分に漏れず、奈良市も吉野町も、プロモーションはへたくそ(京都以下)で外国人観光客は思ったほどには伸びていないのが実情ですが、それだけに今後のプロモーション活動次第では、「姫路城」に次ぐ海外からの観光客向けの観光資源になりうるお宝をたくさん抱えているエリアでもあります。

特に吉野は"峰沿いに参道"があり、東面には地下?に伸びた平屋風の観光ホテルが立ち並び、外国人観光客が好む日本風な街並みです、しかも寺院の伽藍もすぐ近くに広がりプロモーション次第では、城崎温泉以上に年間を通じて「インバウンド客」を集客できる資質を持っています!

※奈良県&吉野町観光協会さん、城崎温泉の英語版WEBサイトを見倣って(よく研究して)もっと頑張ってください!

但し、現状では「地域交通」に特化した近鉄などの民営鉄道には全国ネットを持つJRグループが行っている「Japan Rail Pass」に相当する魅力的な制度が無く、訪日観光客は「全国ネットのJRグループ」に流れてしまっているわけです!

つまり近鉄さんが「相互乗り入れのメリット」を生かした観光開発を行うには「Japanese Private railways Pass 」(※90)制度の確立が必須となるでしょう!

参※90)当サイト関連記事 「Japanese Private railways Pass 」制度設立で交通事業者のコロナ災害復興を!はこちら。

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公開:2018年11月23日
更新:2024年2月23日

投稿者:デジタヌ

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