狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

fantasy『 西九州新幹線が佐世保・伊万里・唐津ルートに転線できレバ...』ー第4回ー

★第4節 卑劣な手口で"だまし討ちに"あって納得できない佐賀県民!

第1項 九州新幹線西九州ルート建設の経緯

国鉄が財政破綻してJR各社が誕生してからも

1987年4月1日に国鉄分割民営化でJRグループが誕生した時に、それまでの整備新幹線建設についても見直しが行われました。

1989年に整備新幹線新規着工の財源として、地元負担金制度の初代スキーム"が制度化されました!

1996年には一部が見直されて、新スキームになり、同制度に下ずいて2004年に九州新幹線長崎ルート(西九州ルート)武雄温泉駅 ⇔諫早駅間の(スーパー特急方式による)建設が決定して、2009年4月に着工されたわけですが。

2002年1月8日に旧日本鉄道建設公団が環境影響評価書を第54代 井本 勇佐賀県知事へ提出。

同日に武雄温泉 ⇔長崎間の工事実施計画をスーパー特急方式で認可申請。

九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線):武雄温泉 ⇔ 諫早 早期着工区間

2004年12月当時の第54代 古川 康佐賀県知事の時代に建設計画見直しで武雄温泉⇔ 諫早間が決定。

スペインで動力分散方式レンフェ120系電車試運転開始

2005年よりスペインで動力分散方式レンフェ120系電車試運転開始。(どっかのお国の試験車両にそっくり!)

予約1年間の試験走行で翌年から営業運転開始。

2006年末 動力集中方式(電気機関車)レンフェ130系電気機関車試運転開始

翌年2007年9月より営業運転開始!

長崎新幹線 スーパー特急方式で着工

2008年4月28日第56代 古川 康佐賀県知事の合意でスーパー特急方式(新幹線鉄道規格新線軌間1067㎜狭軌)で着工

2010年9月 軌間可変技術評価委員会?が軌間可変機構技術確立評価???を公表!

フル規格新幹線への変更には「地元との協議の上での同意」が必要と、政府・内閣から厳命されていたにもかかわらず...

2012年6月29日第57代 古川 康佐賀県知事の最終任期中に、軌間可変技術評価委員会の報告に基づいて?(国交省・鉄道局が独断で)突如!「諫早⇔ 長崎間のフル規格」での着工決定!

すでに着工していた武雄温泉⇔ 諫早間も佐賀県さんに断りもなく(国交省・鉄道局が)フル規格へと変更

こりゃ佐賀県さんが激怒して当然だわ!(*・ο・)=з

本年(2020年)の公聴会では、現鉄道局責任者がイケシャアシャアと『当時佐賀県からは何の異論もなかった!...』と弁明!

第2項 長崎新幹線と"VGA(フリーゲージトレイン)妄想!黒歴史

日本における軌間可変電車開発は"政治家の野望"からスタートしました!

国土交通省の施策で日本鉄道建設公団(現・鉄道建設・運輸施設整備支援機構)の委託により、"フリーゲージトレイン技術研究組合"が開発を進めましたが...

つまり文系の政治屋!の「おらが故郷に新幹線を引きたい"野望"」からはじまったわけですが...

この間 2002年8月にフリーゲージトレイン技術研究組合なる業界団体を発足させて、1、2次試作車を建造してデータ収集を行った結果、2005年~2007年にかけて本家スペインで実施された最高運転速度250km/hの長期実証試験の結果と合わせて、

  • X 250㎞/h以上の高速運転は出来ないこと。
  • X「頻繁な車軸定期交換」(※04)が必要なこと。

が判明して、「軌間可変技術評価委員会(※05)に技術研究組合から報告が上がっていました!

にも拘らず2010年9月に 国会議員で構成されたド素人集団「軌間可変技術評価委員会」が『軌間可変機構技術は確立された???!!!』とする評価報告書を公表しました

これを受けて2011年末には「沿線自治体との合意の下で...」という条件を無視!して、

九州新幹線長崎ルート(西九州ルート)諫早駅 ⇔長崎駅間 21kmをフル規格で新規着工して、

なおかつ新幹線規格鉄道新線(狭軌1067㎜の軌間)として建設開始していた武雄温泉駅 ⇔諫早駅間までも、軌間1340㎜の標準軌・古(フル)規格で一体整備する方針!に、

国土交通省(患部官僚が(地元の Consent も得ずに)独断で変更したのです!

つまり、国土交通省は、自ら組織した諮問機関「軌間可変技術評価委員会?(※05)の捏造した中間報告を悪用!して新規着工区間をフル規格に変更した上に、

「沿線自治体との合意付き」という、内閣の出した条件も無視して全線軌間1340㎜のフル規格独断で変更!したのです。

参※04)当サイト関連記事 日本では フリーゲージトレイン は実現できない!最大の難題 fretting corrosionとは...はこちら。

参※05)「軌間可変技術評価委員会」なる諮問機関は、国交省が(文系の)欲に目のくらんだ国会議員を集めて組織した全くのド素人集団で、政治色が濃厚な利権集団なのです。

長崎新幹線と"フリーゲージトレイン妄想"の歴史

  • ●1970年(昭和45年)に全国新幹線鉄道整備法(以下全幹法)が公布
  • ●1973年11月 新規着工整備計画における九州新幹線長崎ルート仮決定。
  • ●1986年 国鉄財政悪化で整備新幹線建設計画凍結
  • ●1987年4月1日に国鉄分割民営化でJRグループが誕生
  • ●1993年3月、住友金属工業がタルゴ社からのライセンス取得。
  • ●1994年 より鉄道総合技術研究所において台車や軌間変換の基礎技術開発を始める
  • ●1998年 第一次試験車両(GCT01)が完成。
  • ●2002年8月、フリーゲージトレイン技術研究組合発足
  • ●2006年10月、JR四国多度津工場にて二次車両の台車走行試験開始
  • 2005年~2007年 にかけてスペインで長期試運転実施!最高運転速度250km/h、及び頻繁な車軸定期交換基準策定!(どうじ)
2006年 フリーゲージトレイン技術研究組合が西班牙 Renfe より運用基準(報告者)を入手!
  • 2006年(レンフェ120系電車)から2007年(レンフェ130系電気機関車列車)にかけてスペインで営業運行開始!
  • ●2008年4月28日 スーパー特急方式(新幹線鉄道規格新線軌間1067㎜狭軌)で「武雄温泉⇔ 諫早間」着工
  • ●2009年7月下旬 九州新幹線鹿児島ルート、新水俣 - 川内間の新幹線区間で二次車両走行試験開始。
2010年 軌間可変技術評価委員会Renfe の運用規定をもみ消し!工作
  • ●2010年 国交省の軌間可変技術評価委員会が軌間可変機構などの技術は一定の耐久性を確認し「確立のめどが立った???」とRenfeの運用規定をもみ消し!(※03)
  • ●2011年末、「沿線自治体との合意付き」条件でフル規格案が浮上。
  • ●2012年6月29日に軌間可変技術評価委員会のお墨付き報告に基づいて、フリーゲージトレイン導入を前提として「諫早⇔ 長崎間のフル規格新幹線」での着工が決定!」同時に着工済み「武雄温泉⇔ 諫早間」も武雄温泉での軌間変換を前提とした国交省がフル規格へと独断で変更!
  • ●2014年4月20日、熊本県内で第三次試験車両走行試験を開始。
  • ●2018年8月27日、国土交通省が北陸新幹線・九州新幹線への導入を断念。

本家スペインでは2006年に動力分散電車(レンフェ120系)営業運行開始時に分かっていた事実もみ消した!

前途したように本国スペインでは2005年から2007年にかけて「動力分散方式(電車)」「動力集中方式(機関車)」共に、1年間以上の試運転が行われて、その結果に下づいて、細部にわたる検査要領・車軸定期交換規定を含む運行要領がまとめられたうえで、営業運転に入っていました!

つまり動力分散電車(レンフェ120系)が営業運行開始した2006年の時点ですでに判明していました!

  • X最高運転速度は250㎞/h以下!
  • X車軸交換が高頻度!※車軸の定期交換コストが一般の新幹線車両の2.5倍程度、~3倍程度になる

2018年の軌間可変技術評価委員会が提出した"最終報告"には以上の建設推進派に不利益な事実は記載されませんでした!

2006年には日本にも報告!されていた...

2006年にスペインで動力分散電車(レンフェ120系)営業運行開始した時点で公表されており、日本(フリーゲージトレイン技術研究組合)にも情報が伝わっていました!

2010年9月に国(国交省)の軌間可変技術評価委員会が作成した中間報告で、なぜかスペインでの事実「隠蔽されて」太鼓版が押されたわけです!

2010年9月の軌間可変技術評価委員会?の発表は明らかに夜盗整備新幹線建設推進1派(※06)と名が先震撼線建設推進実行委員会が仕組んだ『歪められたでっち上げた捏造報告』(※07)だったのでしょう!

これはもう公文書偽造(詐称詐欺)と言っても差し支えない事柄!ではないでしょうか。

※但し既に時効が成立していて、当時のメンバー(大偽師!)を刑事訴追することは出来ま線!

参※06)当サイト関連記事 与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム とは...はこちら。

参※07)しかもこの時点でも、車軸の開発はかなり難航!していました。

当サイト関連記事 日本ではフリーゲージトレインが実現不可能な事は開発着手以前から分かっていた!...はこちら。

 

公開:2019年7月16日
更新:2024年2月25日

投稿者:デジタヌ

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