狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載《 芸備線沿線東区の活性化には旧・広島臨港鉄道線を一部復活して "芸文 LRT "の実現!が...》ー第2回ー

第2回 広島都市圏公共交通網の問題点とは..

第1項 生活圏は活き物

生活圏は活き物で有るが故に"アメーバー"のように"時々刻々と変化!しています。

commuter network は「人の営み、暮らしぶり」と切り離しては成立しません!

但し利用者(乗客)にとっては、単なる「2点間の移動手段」であり、同一ゾーン(同一都市圏)でありながら、エリア(区域)毎で、¥(運賃)/㎞(移動距離)が異なるのは、"地域格差"に繋がり、生活圏としての都市機能を阻害するわけです!(※33)

都市圏交通の場合はこれらの利害得失を考慮したうえで最適のトランスポーターを選択する必要があるわけです!(※34)

参※33)当サイト内関連記事 都市は生き物、為政者・経済学者の思惑通りには育たない! はこちら。

参※34)当サイト内関連記事 鉄道 は陸上旅客輸送の1手段にしか過ぎない! Rural Line の役割とは? はこちら。

第2項 広島都市圏公共交通網の問題点とは.. 

広島市都市圏交通の問題点は、数多くの鉄道事業とバス事業が異なった企業体で併存・並行路線として競合!している点です。

アメリカなどでは、Metropolitan Transportation Authority(交通事業団)を設立して、鉄道事業者から路線を借りて、バス路線網と合わせて一体運用!しています!

行き過ぎた市営モンロー主義は(※35)は閉鎖主義・利権市政の温床となりますが...

行き過ぎた交通事業者の、"放任"主義も、かえって利用者に不便をもたらす結果!となりかねません。

参※35)当サイト内関連記事 大阪市 の 市営モンロー主義 は21世紀令和の御代になった今も生き続けている! はこちら。

第1目 軌道事業・バス事業を統合した一体運営化できると

交通事業者から見ると

事業者にとっては、同一運賃体系の中で、一番適切なトランスポーターが選択可能となるわけです!

客を奪い合うのではなく、客を分かち合うわけです!

つまり現在問題になっている、アストラムとBRT(近距離急行バス)がお互いに連携すれば、安佐南区の交通戦争も無くなるわけです!

西区の例を挙げておきましたが、広島駅に向かって、路線バスと・鉄道が、強調してエリア内の、コミューター路線で集客?してハブ駅でラピッドサービスのJRライン、インターアーバンの広電に結節できレバ、ラッシュ停滞に影響されることなく円滑な通勤・通学が可能となるわけです!

更には、競争の為に、昼間に無駄な急行バス(BRT)を連発して、自ら墓穴を掘る必要も無いわけです!

利用者側の立場からは

都市圏交通が一元化されると"共通の運賃体系"の中で、目的にあった公共交通が選択できるようになるので、都合良くなります!

つまり、急ぐ時には、幹線鉄道のラピッドサービスを利用して、通学・通院・お買い物など日常の活動には、近距離をカバーしてくれる、トラムカー(LRT)を利用すればよいわけです!

更に共通運賃制度をとれば、トランスポータごとに、初乗り運賃を取られる必要も無く、路線間(トランスポーター間)を気軽に乗り継ぐことができるわけです!

第3項 広島市内の芸備線が役立たず!なのは...

日本語ウィキペディアでは、痴呆議会偽員が)相変わらず地上げ目的で、芸備線の電化・高速化を主張した記述を行っていますが...

全く、自分たちの煩悩!(私利私欲)を満たす為の主張でしかありません!

むしろ、前途したように安佐北区・東区・南区と中央区(中心街)とのアクセス向上、つまりは「直通運行が望まれている」わけです。

つまり広島駅乗り換えではなく、『シームレスに安佐北区(居住区)から南区・中央区へ通勤通学できる』ことが望まれているわけです!

第1目 単線でスピードが遅いからではありません!

中深川⇔広島(8駅間) 15.6㎞ を25分程度(表定速度、約37㎞/h!)で走破していて、非電化単線では立派な数字!ですが、煩いレールバス?(小型ディーゼルカー)が1時間に2往復(30分毎)では、普段使いのお買い物には使用できません!

芸備線とは...

起点 備中神代駅 終点 広島駅 路線距離 159.1 km!

全線単線非電化 最高運転速度85㎞/h 

40kgNレール(一部50kgNレール)使用の地方ローカル線

※参 可部線

起点 横川駅 終点 あき亀山駅間 15.6 km 駅数 14駅

全線単線・直流1500v電化 最高運転速度 65㎞/h!

40kgNレール(一部50kgNレール)使用の地方ローカル線

第2目 芸備線が役立たずなのは不便なダイヤ設定!

そのダイヤに問題!があります、例えば都心近郊区間通勤圏に当たる上新川駅のダイヤは平日朝ラッシュ帯7時台ですらたったの3本!(平日)

昼間の11→14時台では1時間に2本!

これではRural line(肥えたご線!)丸出しで、Metropolis(大都市)を走るのInterurbanというには...

対岸の♥可部線のほうが使いやすい!

太田川を隔てて同じ安佐北区にある、安芸亀山駅から発車している可部線ではラッシュ時Max6本!、昼間はほぼ20分間隔で3本運行されていて、これなら日常の生活路線としても...

更に可部⇔広島間(14駅間) 17km を35分程度(表定速度、約29㎞/h)で走破していて単線、駅間距離の短いInterurbanとしては十分役に立ちます!(勿論路線バスとは違い渋滞にも撒き込まれません!)

♥広電宮島線(鉄道線)西広島⇔広電宮島口間との比較では
  • ●ラッシュ時8本/時間!(7~8分間隔)
  • ●昼間(12→14時)でも 6本/時間!(9~10分間隔)

正しく正真正銘のinterurban (都市近郊電車)として♥お役に立てている!わけです。

 

公開:2021年7月22日
更新:2024年3月23日

投稿者:デジタヌ

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