狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載『 阪急 今津線 の 阪神本線直通・移籍案!...ナ~ンていかがでしょうか?大株主さん』ー第3回ー

第1節  西宮北口駅周辺・連続高架立体交差化事業と「阪急今津線」阪神電車移籍!案

★第3項 阪神電車の「見果てぬ夢" 尼宝電鉄"」の悲願が...  

現在でこそ(阪急・阪神ホールディングスとして)義兄弟の盃を交わした両社ではあるが、かつては何かにつけライバル意識剥き出しで「阪神間の覇権争いをしていた」のはご存じの通り、その一つが当時の阪神電車子会社として生まれた宝塚尼崎電気鉄道(通称 尼宝電鉄)。詳しくはこちらWikipedia参照)

阪神"組頭?"の悲願成就にも...

阪神尼崎駅経由で宝塚駅と阪神梅田駅を結び直通運転する予定で1924年に設立され、1926年2月に工事施工認可が下り、翌年末には「一部区間の路盤」(現在の県道42号線尼崎宝塚線)まで完成した。

その後幾多の困難に遭遇し1929年に完成している路盤を使ってバスの営業を行う事に路線転換?

1929年11月に自動車専用道路に改築する申請を行い、その後舗装は完成したが資金が尽き、1932年6月 尼宝電鉄は阪神の子会社の阪神国道自動車(現阪神バス)に吸収合併された。

1932年11月に自動車専用道路が完成し12月25日より神戸 - 宝塚間、大阪福島 - 宝塚間でのバス運行が開始された!

そして10年後の1942年に兵庫県が専用道を買い上げ一般道となり、現在の県道42号線「尼崎宝塚線」になった訳です。

1932年開通以来現在に至るまで「85年間」尼宝線経由の阪神バスは走り続け、現在阪神バス一社のみ「阪神尼崎駅と宝塚駅」間を通し運行しています。

つまり「阪神梅田ー尼崎ー宝塚間」を結ぶ路線は「阪神電車の悲願」でもある訳です!

第2項 神戸線連続高架橋♥立体交差都市計画事業に合わせ...

  • ●マルーン色は神戸線高架連続立体交差事業区間
  • ♥ピンク色は今津線新線建設区間

かねてより懸案の西宮北口駅周辺・連続高架立体交差化事業をメインに、南北に分断された今津線の再統合を図ります!

神戸本線 約2.21㎞

今津線北区間 約800m

合わせて約3㎞ の区間を京都線淡路駅周辺(京急蒲田駅!)と同じように3階建ての要塞駅化?します。

総事業費 (※11)231億円/㎞ x3㎞≒700億円

西宮市都市計画事業となれば、京都線淡路駅周辺連続高架立体交差事業同様に、阪急さんの自己資金は8.5%!つまり、西ノ宮駅周辺連続高架立体交差化事業に投資する額は約50億円!程度

で事足ります。

西宮市(民)の建設スキームは...

西宮市の負担は 700億円x93%≒651億円となりますが...

55%の都市計画国庫補助(国税投棄!)が付くので実質約293億円!

高いと思われるかもしれませんが...今どき市民会館の建て替えで「210億円」!も支出した痴呆自治体(※13)もあるご時世です。

政令指定都市を目指す!西宮市が主体となる公共投資としては妥当な範囲!でしょう。

さらに、ほぼ全額借金!(市債発行)も認められています!

参※11)京都線淡路駅周辺立体交差化事業実績 総事業費 1,638億円/7.1km≒231億円/㎞。ただしこれは大阪市(都市計画局の"まやかし"であったことが判明していますが」...)

当サイト内関連記事 総額2,326億円以上!が確定した"阪急淡路駅周辺連続高架橋"「都市計画事業!」の誤算?とは... はこちら。

※参12、総工費210億円!もかけた泉佐野市総合文化センター、エブノ泉の森ホール のホールNaviはこちら。

第1項 車両基地はお預けに...

但し、西宮車両基地の高架化工事は含まれていないので、車両基地絵は今まで通り、今津南線及び神戸線武庫川⇔車両基地間の側線(グリーンライン)で入出庫する事とします!

阪神線接続部分は阪神さんの自己負担で

また今津線⇔阪神本線渡り線部分は「利益誘導新線」なので、都市計画事業としては認定でき無い!ので、

阪神今津駅4線2面ホーム改修を含む約600m区間約120億円は阪急・阪神ホールディングスの自己負担となりますが...

「西宮都市交通システム」を設立すれば事業化は可能!

建設には「阪急・阪神ホールディングスと西宮市」が共同出資して第三種鉄道事業3セク「西宮都市交通システム」を設立し、「ガソリン税(道路特定財源)」を最大限に利用させて頂いて建設して、

「阪神電車」が新線部分を第二種鉄道事業として運営・保守管理を行う、いわゆる上下分離方式を採用すれば十分実現可能な案です。

同時に今津線のトレードも

この際に「阪急今津線」も阪神電車に金銭トレードし、

阪急電車が家主(第三種鉄道事業者)阪神電車が運行会社(第二種鉄道事業者)として

全線を阪神電今津線として運行すれば、阪急電鉄・阪神電鉄・西宮市(利用者)3者にとって計り知れないメリットが生まれます。

第3項 阪急神戸線武庫川⇔市立平木小学校付近の連続立体交差が完成すれば

本来の都市計画通りに阪急神戸線のに西ノ宮北口周辺の約2.2㎞区間の連続立体交差事業を完成させれば、永田町にある「西宮車庫」の配線(ランプ線)は大幅な変更が必要となるでしょうが、南北間の地上街路も確保できたうえで県道高木八幡通りの高松町交差点⇔アクタ西宮交差点間の地下道を今津線に転用でき、「今津線」の利便性は格段に向上!することでしょう。

 

公開:2017年12月27日
更新:2024年3月10日

投稿者:デジタヌ

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