狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載『 東葉高速鉄道・利用者を高額運賃から救う!には"潔く第三種鉄道事業"に転線させるしか...』ー第5回ー

★第4節 バブル景気崩壊のおかげ!で日本のマンハッタンと成れた東京都!

通勤5方面作戦が始まったのは、国鉄時代にさかのぼり、敗戦後の復興期から高度成長期の真っただ中にかけて、日本経済が急成長して、帝都を取り巻く鉄道網の貧弱さが露呈した時代にさかのぼります!

旧国鉄幹線と山手線・京浜東北線などでは列車便数の少なさもあって、300%を超える通勤地獄が続いていました。

(東京メトロ東西線などでは今も変わらない?!)

第1項 美濃部都政は見栄っ張り共産党の典型だった

美濃部共産党知事時代共産党特有のブルジョア趣味!で北朝鮮のように「絢爛豪華な都庁宮殿」を作って、お気楽な都民の目をくらましていましたが...

実際には、企業数とそこで働く労働者?に見合う税収はありませんでした!

何故か...答えは簡単で、大企業は"支社を構えていましたが意外や「本店、本社」は少なかったのです!

つまり、人ばかりが増えても「思ったほどには財源(税収)」が無かったわけです。

そこで、ド派手な宮殿「都庁」とは裏腹に「地方交付金」頼みの「自転車操業!」を行っていて、夕張市のように財政破綻する瀬戸際に立たされていた!わけです。

(※当然この頃は旧運輸省が幅を利かせ運輸族の先生方に"日参"することになった訳ですが...)

第2項 バブル景気崩壊による不良債権処理と金融ビッグバンが

バブル景気が、正確に言うと"後始末"の金融ビッグバンが火事場泥棒の成金東京都を生んでしまい、富(豊富な税収)を手にした東京都は政府(地方交付金)に頼る必要がなくなりました!

つまり...

バブル景気崩壊→不良債権処理問題→金融ビッグバン→優良企業本社の東京一極集中→財源確保→黒字財政→政府依存(地方交付金依存)体質脱却!

つまり政府(国交省)の言う事を素直に聞かなくなったわけです!

その表れが東京都都知事直轄の「東京都政策企画局調整部渉外課」が行っている首都移転断固反対プロパガンダ であり、

国土交通省が中心となって煽動!している「首都機能分散」プロパガンダです。

国と袂を分かって「都民汲み出し作戦」に転じた東京都

首都圏交通網の縮図?「東京メトロ」は、この両派の「覇権争いの場」になってしまったわけです!

そして、東京都は「通称通勤5方面作戦」"都民汲み出し作戦"をとるようになったわけです!(※11)

参※11)当サイト関連記事 首都圏の" 通勤5方面作戦 "の実態は"都民汲み出し作戦!" はこちら。

第3項 バブル景気崩壊で活力を失くした!日本(経済怪)は...

バブル景気崩壊により活力を失くした日本(経済界)では、

莫大な不良債権の返済に駆け回る産業怪から、財務省(日銀)を後ろ盾にした"金貸し共"(金融怪)が、主導権を握るようになったわけです。

第1目 日本のマンハッタン「金融の中心となった東京都

つまり、日本のマンハッタン金融の中心となった東京都では、もはや実業怪は発言力を失くして、金融怪の言いなりにする以外なくなったわけです。

第2目 活力(投資意欲)を失くした産業界に代わって運輸事業者が

更に活力(投資意欲)を失くした産業界に代わって、運輸事業者・鉄道事業者が金貸し・政策投資ファンド有望な投資先となったわけです。(※10)

参※10)当サイト関連記事 運輸"続"(旧運輸省派)の天下は終わった!今や財務省所管の政策投資ファンドが水先案内!する時代に... はこちら。

つまり、産業界主導で行われる地域経済振興策!である、Public transportationを第二種鉄道事業者に任せて、鉄道事業者が黒子(第三種鉄道事業)に徹する施策は金儲け(株主配当)を最重点に置いた金貸し(政策投資ファンド)の御"威光"には添ぐは無い!わけです。

なので後述するように、大阪では当たり前の3セク第第三種鉄道事業者が、首都圏には存在し無い!わけです。

 

公開:2021年3月31日
更新:2024年2月22日

投稿者:デジタヌ

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