連載『 東京モノレール"廃止!"は羽田空港アクセス線決定前からの"お約束!』ー第3回ー
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東京駅に繋げるだけなら前途した様に用地の目途も立ったし?JR東日本の子会社となっている東京モノレールを延伸してもよかったのですが、寿命が来ています!
"物"レール軌道を全面的に更新するとなると、莫大な費用!が掛かります!
★第1項 東京"者"レール(アルヴェーグ式)の生い立ちと廃止シナリオ
※印は関連事業
- ●1952年、西ドイツのケルン市郊外フューリンゲンの試験線完成。
- 日立製作所が日本国内ライセンスを取得して日立アルヴェーグ式モノレールとして販促開始!
- ●1959年8月7日 大和観光㈱として創業。
- ●1960年6月10日 日本高架電鉄㈱に商号変更。
- ●1963年5月1日 - 浜松町⇔羽田間着工。
- ●1964年5月28日 (初代)東京モノレール㈱に商号変更。
- 同年9月17日 - モノレール浜松町駅⇔(旧)羽田駅間開業。
- ●1967年11月1日 - 主要株主(初代)日立運輸㈱、(初代)東京モノレール㈱、西部日立運輸㈱の3社が(初代)東京モノレール㈱に合併し、日立運輸東京モノレール㈱に商号変更。日立製作所が筆頭株主(株式81%)となり子会社化
- ※1967年 当時の旧運輸省(現国交省)が(一社)日本モノレール協会(旧・通産省所管・特殊法人)とsyndicate(メーカー連合 )で日本跨座式を開発・標準化!
- ●1969年6月14日 都市計画法施行
- ●1979年 東京都「多摩都市モノレール等基本計画調査」を実施
- ●1981年4月13日 日立製作所の連結子会社として(2代目)東京モノレール㈱設立
- 同年5月1日 - (2代目)東京モノレール㈱にモノレール事業を譲渡、物流部門は(2代目)日立運輸株式会社(のちに株式会社日立物流)に商号変更。
- ※1982年9月 三多摩"者"レールが旧通産省(日本モノレール協会)案を採択!
- ※1986年4月8日 -3セク・多摩都市モノレール㈱設立。
- 同年12月バブル景気発泡!
- ●1988年4月1日エイプリルフール 国鉄解体分割・特殊会社(特殊法人)化でJR東日本誕生
- ●1991年2月 バブル景気消泡。
- ●1996年度 金融ビッグバンで軽罪・産業怪!に対する厳しい借金(不良貸し付け)取り立てが始まる。
- ●2002年2月22日 東京モノレール筆頭株主の日立物流が、JR東日本に70%、日立製作所に30%株式譲渡して事業から撤退。(日立グループ再編!)
- ♥同年6月、JR東日本完全民営化!
- ※1998年11月27日 三多摩"者"レール 第1期上北台 ⇔立川北間 5.4 km開業。
- ※2000年1月27日当時の運輸政策真偽怪(※38)が政権よとう(夜盗)方針に沿って、
- 耐震基準(1981年施行)に適合せず、更に老朽化で倒壊寸前!の東京"者"レールの代替路線?として、
- 「東京臨海高速鉄道臨海副都心線(現:りんかい線)の建設及び羽田アクセス新線(仮称)の新設」の proposal(提言)を盛り込んだ答申を旧・運輸省に提出!
- ※同年より、関係4者、JR東日本(東京"者"レール)、東京都(三多摩"者"レール)、日立製作所の3者間で、東京"者"レール廃止に向かって協議開始!
- ●2001年1月6日中央省庁の再編統合で財務省誕生!
- ●殆どの大手企業本社が東京都に集結!財政が好転しだす!
- ※2004年4月1日エイプリルフール!に 特殊会社(特殊法人)TokyoMetro 東京地下鉄㈱誕生 (※10)
- ●2008年4月 「多摩都市モノレール経営安定化計画」が策定され、210億円の追加出資(つまり財政破綻寸前!だった東京都の財政が急回復!)
- 沿線5市(立川、東大和、八王子、日野、多摩)による、固定資産税減免処置の継続
- 東京都、沿線5市、金融機関による借入金の返済期間の延長!などの財務改善策?で翌2009年3月期(2008年度決算)で 路線開業後初めて当期純損益・見かけ上の黒字達成。
- ●2014年※成田⇔泉岳寺(品川ゲートウェイ西口!)⇔羽田直通アクセスの交渉が、東京都、京急、JR東日本の3者間でまとまった!ので...
- ●同年6月 3 日 JR東日本『田町~品川駅間に新駅を設置し、まちづくりを進めます 』と題して東京都と「グローバルゲートウェイ品川」を交渉中であることをプレスリリース。
- ※2016年4月20日、交通政策審議会答申第198号で、羽田空港アクセス線の京葉線(臨海部ルート)・りんかい線(西山手ルート)を国土交通大臣に"提言"。
- これを受けて東京都は2018年度予算案で、TokyoMetro株式配当を原資として!「鉄道新線建設等準備基金」を創設、西山手ルート(大井ふ頭短絡線)の事業化を検討するとした。
- ●2016年「グローバルゲートウェイ品川」田町車両基地跡地及び周辺再開発都市計画正式スタート!
- ※2018年1月、東京都が鉄道新線建設等準備基金を新設。三多摩都"者"レール6路線延伸!事業化(約800憶円?)をプレスリリース。
- ※2021年1月20日 (仮称)羽田空港アクセス線・事業認可プレースリリース!
- 同年6月閣議決定!でTokyoMetroの新線建設にも都市計画法適用(認定)を決定!
- ※2023年6月2日 羽田空港アクセス線着工(起工式を開催)
- ※202X年 TokyoMetroりんかい線・大井ふ頭支線!(西山手ルート)認可予定?!(※11)
全く"欲"できたシナリオです!
参※10)当サイト関連記事 東京メトロと都営地下鉄の事業統合が"進まない理由"とは.. はこちら。
参※11)当サイト関連記事 羽田空港アクセス線・西山手ルートは"りんかい線" TokyoMetro 譲渡で実現の見込みに?!... はこちら。
第2項 東京"者"レールが癌(塩害)に侵されて余命幾ばくもない!
- ●開業1964年9月17日 モノレール浜松町駅 ⇔(旧)羽田駅間開業。
- ●1981年新耐震基準施行 ※つまり耐震基準には適合していま線(せん)!
- ●2004年(平成16年)2月1日 羽田空港駅⇔羽田空港第2ビル駅間延伸開業で全通。
- ●特に京浜運河沿上の Structure が塩害!で危険な状況!に。
つまり、2004年に開業した第1ビル(国際線)⇔第2ビル(国内線)間以外は、開業後半世紀以上を経過していて、可成り老体化しており、
更に鉄筋コンクリート(構造物)に対する耐震強度基準も1971年、1981年2000年と3度に渡り改正されていて、
並走する首都高が全面作新工事を進めているように、東京"者"レールの走路その"物"の寿命(耐用年数)問題が浮上しています!
特に、癌(塩害)に侵された区間では脊髄癌(鉄筋腐食)で著しく強度が低下!しています。
仮に♥延命手術(設備更新)するとなると1,900億円!以上
「モノレール浜松町⇔天空橋間12.6㎞は開業時から使われている区間」なので余命幾ばくも無い老体となっています!
この区間に延命手術(更新)を施すとなれば...
京浜運河上部分(約2.4km)だけでも300億円以上!
癌が転移した全身を作り直すと
安く見積もっても150億円/㎞x12.6㎞≒1,900億円!
しかも、開業当初と同じく都市計画認定は無理なので、全額JR東日本の自己資金!で賄わなければならなくなります。
つまり、東京モノレール㈱をRefinancing(再投融資)して、建設資金を調達する必要がありますが...
現状の株主以外にJR東日本の出資者国策投資ファンドはもとより!沿線企業、財政投融資銀行、都銀、保険会社などの相当広範囲に渡る出資者を募り、更にJRTTに協力を仰いで40年リース契約で建設していただかないとならなくなります。
しかしJR各線と直通運行ができない東京"者"レールでは、返済のめどが立ちま線(せん)!
第3項 ロートル・モノレール路線延伸妄想は何処から出てきたか?
東京"者"レール延伸妄想!はJRの子会社になるずっと以前からあったわけですが...
用地買収などなどの問題で、ずっとお蔵入りになっていたわけです。
2002年1月に、親会社のJR東日本が長期計画として、東京モノレール延伸に関して
『JR線上空を使用することで目処がついている...』として東京モノレールを浜松町(新駅)より新橋駅に延長する妄想を公表しましたが...
途中のルートはおろか、途中駅を設けるかについては明らかにされませんでした。
そして新聞(Fake切り抜き)報道によると、2006年からはJR東日本が羽田空港アクセス線に絡み、東京都と東京臨海高速鉄道(りんかい線)の移譲交渉に入って継続交渉中?とFake報道されたわけですが...
前途した様に、1993年のJR東日本株式公開・上場開始以来、JR東日本と京急は一つのトラスト Family の一員となりました。
つまり、社運を賭けた大博打"!「グローバルゲートウェイ品川」開発抗争!に、舎弟として京急が加わり!、京急羽田空港アクセス線「グローバルゲートウェイ品川・西口駅(泉岳寺)」の♥再整備に協力してくれることになったわけです。
更に、2002年の東京モノレール、の身売り!(JR東日本グループ入り)で大口出資者日立製作所 との関係が...
第0目 この期に及んで再燃?したのは...
前途したように、浜松町・有楽町辺りで貸しビル業を営む不動産屋が結成した"浜松町"駅周辺都市開発事業TMOが、グローバルゲートウェイ品川(高輪ゲートウェイ)などの"新興都心!"に人気が移りテナントを浚われるのを恐れて、騒ぎ出したのでしょうが...
東京高速道路の廃止!決定も影響している?!
いい加減な民法TV各局も取り上げた様に、国内初の都市高速として登場した、東京高速道路が廃止され、緑園プロムナードに改装されることが発表されています!
つまり、元高架道路上に"物"レールを建設して東京駅まで延伸しようと企てているのでしょう...
第1目 東京モノレール永続?表明は"方便"
JR東日本と京急は"杯"を交わした義兄弟!
前途した様にJR東日本と京急は政策投資ファンドの仲立ちで「杯を交わした義兄弟!」です。
共に、政策投資ファンド数社の投融資を受けており!赤い糸(お金!)で結ばれたtrust(アライアンス)を結んだ Federation(首都圏連合会!) の"構成員"です。
前途した「JR羽田空港アクセス線新駅設置見送り発言」に次ぎ、東京モノレール社長にも、
『今後も引き続きモノレールの輸送力改善に努力します!』
という発言をさせたのも、義兄弟に気兼ねしての公式表明とも受け取れなくもありませんが....
第2目 JR東日本が羽田空港アクセス線の新駅設置を否定している"大人の事情"とは...
JR東日本の社長自らが『羽田空港アクセス線に(自社の投資で)途中駅は設けない方針!』
と、公式に表明して羽田空港アクセス線の新駅設置を公式に否定したわけですが...
全国組織をバックにした、京急と東京モノレールの労働組合に対する配慮です。
更に付け加えれば、つまり()で示した、"自社の投資"では建設しない!といっているのであって、請願駅を否定しているのでは有りま線(せん)!
つまり、幕張豊砂駅の様に、ほぼ全額を、Municipalityと協賛企業が請願駅建設スキーム負担してくれれば...
『(請願駅設置については)"別の事案"として、前向きに協議しましょう!』と公言しているにすぎません!
ー続きはこちらー
公開:2021年8月13日
更新:2024年2月23日
投稿者:デジタヌ
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