連載『 いわき市にはジェット空港が必要!』ー第7回ー
最近、欲に目の眩んだ!(県外!の)地上げ屋や土建屋が「関東に残された次期整備新幹線は常磐新幹線!」などと嘯いていますが...(※90)
「(地元出身の)ご"老公(知事)"ですら言い出さない裏には、根深い!「大人の事情(利害・遺恨!)」が隠されています!
よそ者の新参者(転入者)では判らない、(下手に言い出すと、命にも係わる!)"歴史的経緯"が...
「常磐新幹線発言タブー!」の裏には、自治体同士の根深い遺恨
の表れとしての"複雑に入り組んだBoundary(行政境)に隠された"大人の事情"が潜んでいるわけです...
参※90)当サイト内関連記事 運輸族・地方議会議員が鉄道新線を"建設したがる訳!"とは... はこちら。
誰も常磐新幹線建設を持ち出さないのは...述べてきたように、常磐線沿線自治体(住民)の「大人の事情(地域エゴ)」が大きく絡んでいます。
Google Mapの様に、常磐線沿線自治体は、複雑に入り組んでいると同時に、、沿岸部の間口が狭くて、山間部に延びたautonomy area ,Territory(縄張り!)となっています。
第1目 mining railway(鉱山鉄道)の生い立ちが
しかも、水戸鉄道、日本鉄道の、生い立ちが示す様に、明治期のminingと深く関係していてmining railway(鉱山鉄道)colliery railway(炭鉱鉄道)の要素が大きいわけです。
20世紀の、原子力開発ブームも...
更に、20世紀後半の、原子力開発で、富める村東海村が誕生したことも...
更に、北部では狭い沿岸部に、企業・住居が密集しています!
以下の問題で、在来線との接続駅が設けにくい問題があります。
第1目 狭い海岸部に企業・住居が集中している日立市内の通過が...
特に日立市(推計人口169,036人 /2022年10月1日)では、沿岸部に日立駅周辺市街地に住居が集中して、日立駅に通過に拘ると、"立ち退き問題"が発生して、市民を2分するような大騒動!になることが目に見えています!
つまり、
- ●利便性(在来線)接続を優先すると、立ち退き問題が!
- ●立ち退き問題を避けると・常磐自動車の様に大きく迂回!
せざるを得ない、自己矛盾にぶつかるわけです。
なので、1970年に全幹法が生まれて以降も、常磐新幹線を望む声は起こらなかったわけです。
第2目 並行在来線問題
更に、1998年長野オリンピック開催のための長野新幹線(北陸新幹線)建設時から、整備新幹線建設schemeに地元自治体の拠出が必要となりました!
参※)当サイト内関連記事 スキームの語源となった外来語 Scheme は "企み!"を表す単語で言い得て妙 ... はこちら。
常磐自動車道全通も
つまり、1988年3月24日に常磐自動車道 日立北IC ⇔ いわき中央IC延伸開通により、ある程度トラフィックにめどが立ち、態々(立ち退き)問題が生じる、整備新幹線に名乗りを上げる必要がなくなったわけです!
並行在来線問題がクローズアップされだして以来
長野新幹線以降、schemeと共に、並行在来線問題がクローズアップされだしました。
特に、青い森鉄道経営分離により、並行する新幹線より高い運賃となり。
青い森鉄道沿いの、市民生活(経済活動)に大きな打撃を与えたのは事実です!
常磐線沿線には高校が多い!
常総線と違い、常磐線沿線には、人家が密集していて、それに伴い、高校・地域病院が数多くあります!
つまり、簡単に常磐線を廃止できない!わけです。
つまり、"3セク赤字並行在来線"として存続させる以外に手はないわけです。
但し、地域の下駄ばき路線Interurban(都市圏高速電気軌道・都市圏近郊電車)だった日立電鉄を、廃止にしなくてはならなかったことも事実です。
TX延伸や常磐新幹線で東京の通勤圏?に夏事より、「市民の生命・財産を守る」ことが先決!ではないのでしょうか...
つまり、本稿で詳述した常磐新幹線や建設や、TX茨城空港延伸妄想に一兆円も費やしている場合(※99)ではないのです。
茨城県は前途したように、利根川・那珂川上流の、栃木・群馬、そして対岸の千葉・埼玉各県と、5県で利根川流域、広域水防協議会を立ち上げて、利根川流域の"遊水地"と護岸の充実。同じく那珂川の改修(護岸工事・遊水地確保)を一層進めるべきでしょう!
参※99)当サイト内関連記事 1兆円!のビッグプロジェクト「つくばエクスプレス」茨城空港延伸は実現できない! はこちら。
公開:2022年11月 8日
更新:2024年4月 1日
投稿者:デジタヌ
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