連載『 羽越高速線実現には旧久保田藩を取り囲む積年の"根雪"を溶かさないと 』ー第3回ー
第1項 地域間紛争!による確執解消には、平和が戻った後も4世代250年はかかるといわれています!
令和3年(2021年)現在でも戊辰戦争が終わって東北が統一?された1869年から151年しかたっていません!
大和朝廷の征夷政策に始まり
東北では、古くは大和朝廷の征夷政策に始まり、蝦夷(縄文人)と大和朝廷側の入植者?との間で攻防が繰り広げられていたわけです!(※01)
更に明治維新の戊辰戦争では、旧幕府軍(奥羽越列藩同盟)と新政府軍(東征大総督府)に分かれて、お互いに血を流し合ったわけです!
そして常に朝廷が出羽国の防人・出城としてきたのが久保田城(秋田市)(※02)で東征の"前哨基地"としての役割を担ってきたわけです!
つまりある意味、旧久保田藩・秋田県は東北各地から"孤立"しているわけです!
参※01)当サイト関連記事 東北での"原住民・縄文人 えみし 民族"と"渡来系混血・弥生人 大和民族 "との攻防の歴史...はこちら。
参※02)当サイト関連記事 久保田藩《 タウンヒストリア 》秋田市 はこちら。
第2項 明らかに違う?方言
事実宮城県出身者の愚妻に言わせると、県境を境に方言ももがらりと変化するそうです!
つまり地形(山・川)が、人の往来を妨げている以上に、地域間の確執が残っているわけです!
なので、旧久保田藩の影響圏では(山形秋田両県にまたがる)奥羽新幹線(※03)にも関心を示さない訳です!
土建屋と慾に目のくらんだ"よそ者"の運輸族の国会議員の先生方が、一儲けを企んで、羽越新幹線や奥羽新幹線を引きたがっても、積年の恨みが積もった"根雪"(地元感情)はそう簡単には溶かすことはできません!
つまり人の「行き来すなわち経済活動・通商の無いエリア」に新幹線を引いても地元民は誰も利用しません!だから観光特急しか走っていないのです!
参※03)当サイト関連記事 奥羽新幹線 妄想は秋田・山形両県に積もった"根雪"を解消しないと実現できない! はこちら。
第3項 住人感情を無視した"よそ者"が描いた羽越新幹線妄想
よそ者(県外・圏外)の国会議員"運輸族"の連中が、「地元沿線住人の住民感情」を無視して"利益誘導、の為に、整備新幹線を引きたがっても、各県の足並み!が揃わないのでは...
新潟⇔酒田⇔秋田間には"特急いなほ"が走っていますが...
新潟⇔酒田 間の"特急いなほ"は上下7本
酒田⇔秋田間は 上下3本!
地元住民の長年に渡る地域間の確執!で利用客が低迷しているのも事実です...
更に秋田⇔弘前間(⇔青森間)となると 五能線周りの"緩行"特急リゾートしらかみ"が日に3往復!と特急つがるが3往復、祖そして快速が2往復更に青森まで通し運行となると更に減便されて、
つまりビジネス利用(人の往来:経済活動)はほとんどないという事です。
秋田⇔青森間では"通商"が無いわけです!
羽越新幹線誘致運動が成立しない!のはこのためです。
公開:2021年3月15日
更新:2024年3月30日
投稿者:デジタヌ
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