タヌキがゆく《狸穴総研機関誌・狸穴ジャーナル》

奥羽新幹線 は 秋田 山形 両県に永年積もった"根雪"を溶かさないと実現できない!

地勢・住民感情を無視した基本計画線では...

2023年から始まる次期"整備新幹線"対象に上がろうと、山形県・秋田県の両県にまたがる一部自治体で奥羽新幹線妄想が盛り上がっている?ようですが...

両県の間に積もり積もった長年の根雪は、そう簡単には"解けない"様で、足並みがそろわない奥羽新幹線妄想は実現しないでしょう!

《 Future traffic network conceptionⅠ 》 第4回

全国新幹線鉄道網 計画 所謂 全国新幹線鉄道整備法 で定められて整備新幹線"基本計画線"とされている 福島⇔秋田を結ぶ 奥羽新幹線 ですが、高度成長期に、一世を風靡した"列島改造論"に即して、当時の運輸省が勝手気ままに、地図上に曳いた"絵に描いた餅(線)"にすぎませ線!

もっと言えば、全国各地でバラバラの在来幹線網が繋がらないのも同じです!

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《 Future traffic network conceptionⅠ 》の総合目次

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プロローグ 21世紀の交通網は発想の大転換が必要では!

明治維新後に訪れた文明開化の象徴"鉄道"が全ての陸上交通を担う時代はとっくに終わっています!鉄道万能論の発想は断捨離すべきでしょう!

第1回 青森県第2の都市 八戸 に海上新空港を!

インバウンド観光客を呼び込むには、東北新幹線だけでは力量不足です!新八戸空港整備事業こそが21世紀の八戸市と旧南部藩にある周辺都市の生き残り!のキーを握っているのでは?

第2回 ミニ新幹線 を採用した 秋田新幹線 山形新幹線 は 整備新幹線 が目指すべき姿!

秋田新幹線・と山形新幹線が、並行在来線問題がない在来線区間への「ミニ新幹線乗り入れ」こそが地方創生、地方経済活性化の決め手となることを立証しました!

第3回 奥羽新幹線 妄想!に憑りつかれなくても 山形県 と 山形新幹線 には 伸びしろ がある!

賢い選択をした「山形新幹線」(※00)(奥羽本線高速化事業)でしたが、貨物輸送を手放した現在、旅客需要だけでは営業係数の維持が難しく、かといって...

第5回 整備新幹線妄想!" モグラ叩き ゲーム"シリーズ? 羽越新幹線 構想とは...

土建屋にお尻を叩かれた!与党運輸族が騒ぎ立てて、まあ次から次からと、整備新幹線"妄想"が現れること現れること...

第6回 敦賀空港 建設で嘗ての敦賀藩・敦賀港の繁栄が...

敦賀湾に「敦賀空港」を建設すれば高速道路網で繋がった「空港を持たない」滋賀県・京都府北部の新たな空の玄関口として嘗ての国際港・敦賀市の栄華が戻るでしょう!

第7回 旧小浜藩・小浜県・現 小浜市 の皆さん 江若自動車道 を誘致しましょう!

旧小番藩領内?の アクセス改善には北陸新幹線小浜通過より無料自動車専用道「江若自動車道」を誘致したほうが良いのでは...

第8回 四国 新幹線 では 四国島民?を乗せられずに JR四国 は鉄道事業から撤退を...

岡山県が気乗りしないで「通過お断り」が目に見えている狐狸?つした フル規格 四国新幹線 を建設して「ミニ新幹線車両」を走らすくらいなら...

第9回 山陰新幹線 丸では " 少子高齢化・若者流出の嵐"に見舞われた21世紀の日本海 で座礁する!

フル規格 山陰新幹線 計画などという夢物語の妄想などに惑わされず、一刻も早くE9山陰自動車道の全通を目指した方が地域経済活性化につながります!

第10回 危険な 板付飛行場 を海上移転させて新 九州国際空港 を建設すれば福岡都市圏交通も...

現在国内でも有数の大都市に成長した福岡市は、古くからの城下町で仙台などと同様(いやそれ以下?)に市街地の道路整備が立ち遅れている都市といえるのではないでしょうか?

エピローグ 交通政策審議会 は 利権集団・与党運輸族 の宣伝塔!?

国交省の外郭諮問機関「交通政策審議会」「地方交通審議会」とその「答申」が、金科玉条「錦の御旗?」のごとく都合の良いように使いまわされていますが?...

Annex1 インバウンド 観光客誘致に欠かせないエキゾチックとは.. 

日本人はインバウンド需要に対して難しく考えすぎです?貴方が海外旅行に行くとしたら「普段日本で目にしているような風景」は求めないでしょう!

Top Index

プロローグ 全国新幹線鉄道整備法は高度成長期の負の遺産

少子高齢化、東京一極集中、地方衰退の3つの潮流!が押し寄せてきている21世紀では、時代にそぐわない悪法です!

昭和の"生類憐みの令"ともいえる"全国新幹線鉄道整備法"そのものを廃止すべきでしょう!

第1節 奥羽新幹線妄想は実現できない

地元を知らないお気楽な"鉄オタ"が、主張する奥羽新幹線妄想ですが...

地勢 豪雪地帯も実現を阻む一因?

新庄⇔横手間にある湯沢市辺りは日本有数の豪雪地帯で、冬季は5mを超す積雪に包まれる地域です!

つまり「積雪対策」も大変なわけです。

最も上越新幹線越後湯沢辺りや、ほくほく線十日町あたりも日本有数の豪雪地で、十分な積雪対策を講じれば、上越新幹線・ほくほく線同様に、冬季も不通にはならなくて定時運行が保つことは可能で...

実際に、越後湯沢付近を通る上越新幹線が開通した 1982年11月15日当時すでに考案されていて導入されて、更には1985年3月16日に再開されたほくほく線工事でも積雪対策が導入されて、奥羽新幹線ルートについての豪雪対策も技術的には既に解消されている訳です!

両県の間に横たわった積年の根雪は融雪装置では解けない!

明治維新の際の戊辰戦争では東北が旧幕府軍(奥羽越列藩同盟)と新政府軍(東征大総督府)に分かれて、お互いに血を流し合いました!

この時 山形県(庄内藩・山形藩)は奥羽越列藩同盟に加わり最後まで新政府軍と戦い!秋田県秋田藩(久保田藩)は奥羽鎮撫隊(新政府軍)側の先鋒となって庄内軍と交戦して、椿台が激戦地となったことは有名な語り草です!

つまりは、そう簡単には両者の豪雪地帯にある谷間・確執は埋まりません!

特急いなほが新潟⇔酒田を結び。酒田⇔秋田間には特急が走っていないのはこのことも影響しています。

つまり、両社は戊辰戦争の苦い思い出を未だに引きずっているわけです!

現吉村美栄子山形県知事は天童市の近く大江町(出羽松山藩領・庄内藩分家)で生また庄内藩分家の人なので、そのことは子供のころから聞かされて、特に良く知っているはずはずなのですが...

女の浅XXというか、イケシャアシャア?と、奥羽新幹線実現のラブコールを秋田県に送っても、飲むわけがないわけです!

参※)吉村美栄子現知事のプロフィール

  • ●天童市の近く大江町の生まれ(つまり出羽松山藩傾)なので庄内藩(酒田・鶴岡)の傾倒?
  • ●亡くなった夫の叔父は、元山形市長の吉村和夫、義叔父の吉村和武(和夫の次男)は山形県議会議員。
  • ●山形市は、山形藩のが治めていた土地で、領主は歴代徳川家直系の松平氏やの普代の水野家が受け継いでいて、勿論奥羽越列藩同盟に加わり最後まで新政府軍と戦った!
  • ●秋田藩(久保田藩)は新政府軍に加担して、周囲の奥羽列藩を敵に回して、奥羽鎮撫隊(新政府軍)側に立って庄内軍と交戦し、椿台は激戦地となった。

♥ピンクラインが 高規格化案

●ブルーラインが古規格整備新幹線新栗子トンネル(土建屋案)

※チャンバラマークは戊辰戦争時の国堺

●旗マークは新政府側(つまり新庄市は、庄内藩、天童藩と敵同士だった!)

1999年12月4日の山形駅 ⇔新庄駅間が延伸開業するまでにも

1988年4月:山形新幹線建設事業の推進母体として山形ジェイアール直行特急保有株式会社を設立して同年8月25日に山形駅前で起工式を行い、

一方の秋田新幹線も1992年1月28日にはJR東日本が秋田・盛岡間のミニ新幹線化を運輸省に事業申請して同年3月13日に秋田駅前で起工式が行われていたわけで

1992年5月9日:福島駅構内でレールが繋がり同年7月1日に東北新幹線東京駅 ⇔ 山形駅間が直通運転開始される前から、秋田新幹線計画は走り出していたわけです!

そして1997年3月22日に秋田新幹線が開業して東京駅⇔秋田駅間に「こまち」が運行開始されたわけです。

つまりこの時点で奥羽新幹線の将来は無くなっていたわけです!

第2節 羽越新幹線妄想?との比較でも...

山形県庄内地方(鶴岡・酒田両市)の発展だけに絞れば、羽越新幹線(※12)部分開業妄想のほうが、山形県主流派に属する庄内地方の発展につながるかもしれません?

更に、時間的・料金的にも有利?となるでしょうが...

山形県全体のことを考えれば、現在のスキーム制度(※13)の下では、断然「奥羽本線」「奥羽西線」の高規格化・高速化(※13)のほうが、県民全体の利便性が向上して"出血に見合う効果!"(※14)は大きくなります!

参※12)当サイト関連記事 整備新幹線妄想!" モグラ叩き ゲーム"シリーズ? 羽越新幹線 構想とは... はこちら。

参※13)当サイト関連記事 山形県 と 山形新幹線 には 伸びしろ がある! はこちら。

参※14)当サイト関連記事 整備新幹線 建設における スキーム とは...はこちら。

※直江津⇔青森 JR東日本在来線羽越線奥羽線区間一部秋田新幹線と共用する案?

  • ♥ピンクのライン 羽越新幹線案
  • ●ダーク グレーラインは 3セク転換予定ライン
  • ●土色ラインツルハシマークは県境

第3節 先立つものが...

現在、1970年5月18日に公布され、た全国新幹線鉄道整備法が活きており、全国の「手柄上げたい知事達」が冥土の土産話にと、整備新幹線誘致を試みているわけです!

但し、嘗て山形県知事のような"名君?"(※31)は全てあの世に先立たれて、現在の県知事様は県政の発展の為ではなく!て自らの業績誇示だけに汲々とされているようです。

つまり新幹線は、繫栄(人材とお金)を呼び込むための"水路"であって、真の繫栄(県政)のためには、大学誘致や、先端産業誘致が不可欠であることを忘れてしまっている「お代官様?」なのでしょう。

そして、現在倒産寸前?の「日本国政府」は水路を建設するために、地元の代官に「供出金」スキームを課すようになったわけです。

参※31)山形ミニ新幹線に貢献した当時の県知事

第8~12代 山形県知事(1973→1993年)板垣 清一郎前知事

1915年9月7日生→ 1993年10月2日没

山形県西村山郡左沢町出身(旧庄内藩から松山藩として分知)

略歴
1947年に山形県議会議員に初当選。その後県議会副議長、1962年からは副知事を務めた。1973年に山形県知事に就任。在任中に山形新幹線、山形自動車道や庄内空港といった高速交通網など社会資本の整備、県生涯学習センターの整備、東北芸術工科大学の創設等を行った。

第1項 スキームとは江戸時代の手伝い普請!

スキームとは、簡単に言ってしまえば、江戸時代の幕府の築城、河川改修などの"手伝い普請"と同じで、通過する藩(県)に距離に応じた資金供出を命じた強制支出です。

簡単には、官(公的支出)と民(新幹線運行会社JR)とで、出資枠(スキーム)を決めて、更に官の支援金を、国と各県で2:1で案分して、更に通過県の距離に応じて各県間で案分して、そして県の負担金の9割は公債(借金)で賄ってもよいことになっています、そして残りの1割を市町村に押し付けてよいことになっています!

簡単に言えば『国が保証人になってやるから借金してでも、建設資金を出せ!』と言っているわけです!

福島⇔酒田間 古規格新幹線 約193㎞総事業費 約2兆9千億円!では

JRの負担は下限いっぱいの30%として(貨物輸送を無くした現状見込める輸送密度ではこれ以上は無理)

JR設備投資! 5700億円(工期15年間として、出来高毎年380億円の投資)

公的支援額 2兆3千3百億円!

通過県負担金 約7千690億円!

福島県負担 (福島⇔板谷峠)22.3km  約1千億円

推計人口 1,817,228人 (2021年3月1日)

県民一人当たり 約5万5千円

山形県負担 (板谷峠⇔酒田)約171㎞ 約6千690億円! 

  • ●板谷峠⇔米沢間 14.5㎞
  • ●米沢⇔山形間 45.5㎞
  • ●山形⇔天童間 13.2㎞
  • ●天童⇔新庄間 48.1㎞
  • ●新庄⇔酒田間 49.3㎞

推計人口 1,060,158人(2021年3月1日)

県民一人当たり 約63万1千円!

まあ15年間延払い(出来高払い)でいいわけですが、これはほぼ全額借金(公債)発行なので、金利も加わると...

福島⇔山型間 82.3㎞で我慢しておいても...

総事業費 82.3㎞x150憶円/km 1兆2千345億円(綺麗な数字?)

県負担金 4千74億円

福島健様ご支援金 約718憶円

山形県負担金 約3千3百60億円 県民一人当たり 約31万7千円!

多分 美栄子オバサンは何も考えていないでしょう!

そこまで考える人なら、総事業費約216億円もかけて、"欠陥ホール"山形県総合文化芸術館(※32)を建設しないでしょう!

参※32)当サイト関連記事 やまぎん県民ホール 《 ホール 音響 ナビ 》 山形県総合文化芸術館 は公開準備中。

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後書き《 Future traffic network conception 》シリーズについて

本シリーズでは、トランスポーターの種類に拘らず!に『近未来の"交通網"のあるべき姿』を模索してみました。

"利用者"であり出資者(納税者)でもある一般市民の立場に立って、コストパフォーマンス(費用 対 効果 )について総合的な検討を加えて、その地域にあった"交通体系"を提言しています。

森羅万象すべては"お互い相互に影響しあってカオス状態"で変化しており、"何かをいじれば、バタフライ効果"で、思わぬ結果を生んだりもします。

到達時間を最優先にスピードだけを追求すれば、莫大な設備投資が必要となり、結果きわめて非効率な高額交通機関に...

"都市機能の変化"(成長・衰退)を無視した構想では、需要と供給の関係がアンバランスで結局は大失敗に...

長年培ってきた"経験(職歴&見識)と勘(アルゴリズム)"に下ずいて"これからの広域交通網"の向かうべき姿を検討してみました。

狸穴総合研究所 広域交通問題研究室 出自多留狸

 

公開:2021年4月25日
更新:2021年8月 1日

投稿者:デジタヌ

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