連載『 羽越高速線実現には旧久保田藩を取り囲む積年の"根雪"を溶かさないと 』ー第2回ー
第1項 推定総事業費 約8兆700億円!(2017年現在)
150億円(※91)X538㎞≒8兆700億円!
参※91)北陸新幹線(敦賀⇔大阪間)延伸計画の積算値。
在来線停車駅親切で
全線単線非電化構想ですが...
♥在来線と共用!するために特急通過♥ローカル駅!を♥多数建設!する必要があり、建設費は更に割高!(※92)となります。
参※92)当サイト関連記事 交通システムの事業費は"駅数"で決まる! はこちら。
第2項 (建設地元負担金)Scheme
- ●JR東日本 1/3 約2兆7千億円以上!
- ●公庫負担 2/3 約5兆4千億円以上!
JRの賃貸料(路線使用料=旅客収入の一部)をいくら位見込めるかにもよりますが、
北陸新幹線延伸の場合ではJRが1/3がJR、残り2/3が国と関連自治体で負担する建設スキーム仕来り!(※93)となっています!
つまり羽越新幹線に当てはめると、約5兆4千億円!を国と県で案分することになります!
参※93)当サイト関連記事 整備新幹線建設「新・スキーム」の実態!はこちら。
第1目 3県合わせて1兆8千億円!以上
更に、国と県が2:1で負担することになっているので、3県で負担する金額はなんと1兆8千億円!
第2目 各県の負担額は
各県の district 内の建設費を国(民)と県(民)で上記に元図いて案分するので、県内事業費の22.2%に当たる金額を県(民)が負担することとなります。
但し、県の歳出(人口)規模に応じて、国庫から地方交付金が拠出されるので、実質負担は実質約12%~18%となります。
更に全額借金(公債発行)で賄っても良い!ことに成ってはいますが...(あくまでも♥県の財政が健全!であることが前提!となります)
つまり、4県共に所帯が小さい!ので...
- ●新潟県 推計人口 2,193,034人→18%
- ●山形県 推計人口 1,061,200人→12%
- ●秋田県 推計人口 947,661人→12%
- ●青森県 推計人口 1,227,653人→12%
となるでしょう。
つまり
- ●新潟県 208㎞ x150億円/km X 18% ≒5,620億円以上!
- ●山形県 72㎞ x150億円/km X 12% ≒1,300億円以上!
- ●秋田県 184㎞ x150億円/km X 12% ≒3,320億円以上!
- ●青森県 74㎞ x150億円/km X 12% ≒1,335億円以上!
となります。
参※)当サイト関連記事 整備新幹線建設「新・スキーム」の実態! はこちら。
第3目 県民一人当たりの負担は
2021年現在各県の県民数は...
- ●新潟県 推計人口 2,193,034人/(2021年2月1日現在)約25万6千円!以上
- ●山形県 推計人口 1,061,200人(2021年2月1日現在)約12万2千円!以上
- ●秋田県 推計人口 947,661人(2021年2月1日現在)約35万円!以上
- ●青森県 推計人口 1,227,653人(2021年2月1日現在)約10万9千円!以上
となります、但し何れも工期15年以上!はかかるので、年間にすれば1~2万円となりますが...
このお金は、全額を県債発行!してもよいことになっています。
(つまり政府は借金してでも拠出しろ!といっているわけ!)ので、さらに金利分が上乗せされて...
他人の懐を探っても仕方ないことですが、新潟県には♥柏崎原発!があり、青森県にも"むつ原子力ごみ処理場?"があり、全額借金しなくても♥済む?でしょうが、秋田県は"あきたこまち!"だけではとても...
秋田市・由利本荘市両市の経済特区指定とICT・バイオ関連の「先端技術都市」誘致が必須となるでしょう
第3項 あまり多くを望まなければ、もしかして???...
前途したように古規格整備新幹線、全線複線、並行在来線分離3セク化など、多くを望まなければ...
実現は可能で、秋田新幹線や山形新幹線のように大成功するかもしれません???。
大事なのは「こだわりを捨てて"発想転換"すること」ではないでしょうか?
公開:2021年3月15日
更新:2025年2月 4日
投稿者:デジタヌ
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