狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載《 東京メトロと都営地下鉄の事業統合が"実現すレバ?...》ー第4回ー

第4回 バブル景気崩壊を境に国と袂を分かった東京都!

通勤5方面作戦が始まったのは、国鉄時代にさかのぼり、敗戦後の復興期から高度成長期の真っただ中にかけて、日本経済が急成長して、帝都を取り巻く鉄道網の貧弱さが露呈した時代にさかのぼります!

旧国鉄幹線と山手線・京浜東北線などでは列車便数の少なさもあって、乗車率300%!を超える通勤地獄が続いていました。

(東京メトロ東西線などでは今も変わらない?!)

第0項 外目には派手だが財政破綻寸前だった東京都

美濃部共産党知事時代は「共産党特有のブルジョア趣味」で北朝鮮のように「絢爛豪華な都庁宮殿」を作って、お気楽な都民の目をくらましていましていましたが...

実際には、企業数とそこで働く労働者?に見合う税収はありませんでした!

何故か...答えは簡単で、大企業は"支社を構えていましたが、意外や「本店、本社」は少なかったのです!

つまり、人ばかりが増えても「思ったほどには財源(税収)」が無かったわけです。

そこで、ド派手な宮殿「都庁」とは裏腹に「助成金」頼みの「物乞い・自転車操業!」を行っていたのです。

(※当然この頃は旧運輸省が幅を利かせており運輸族の先生方に"日参"することになった訳ですが...)

第1項 バブル景気崩壊による不良債権処理と金融ビッグバンが

※東京都にはお金が有り余っているのに...

バブル景気が、正確に言うと"後始末"の金融ビッグバンが火事場泥棒の成金東京都を生んでしまい、富(豊富な税収)を手にした東京都は政府(助成金)に頼る必要がなくなりました!

つまり...

バブル景気崩壊→不良債権処理問題→金融ビッグバン→優良企業本社の東京一極集中→財源確保→黒字財政→政府依存(助成金依存)体質脱却!

つまり政府(国交省)の言う事を素直に聞かなくなった!わけです。

その表れが、国土交通省が中心となって煽動!している「首都機能分散」プロパガンダに対抗する、

東京都都知事直轄の「東京都政策企画局調整部渉外課」が行っている首都移転断固反対プロパガンダ なのです。

第2項 都民汲み出し作戦に転じた東京都

つまり、首都圏交通網の縮図?「東京メトロ」は、この両派の「覇権争いの場」になってしまったわけです!

そして、東京都は増えすぎたお荷物(都民)に対する infrastructure(基幹施設)整備にほとほと困り果てて、都民の restructuring (断捨離)策として、通称「通勤5方面作戦」つまりは"都民汲み出し作戦"に積極的になったわけです!(※21)

参※21)当サイト関連記事 首都圏の" 通勤5方面作戦 "の実態は"都民汲み出し作戦!" はこちら。

第3項 TokyoMetroをとり巻く社会情勢(経済)が変化してしまった!

TokyoMetro を取り巻く社会状況"経済環境"は、戦前の帝都高速度交通営団設立当時とは全くかけ離れてしまいました!

前途した様に、東京メトロの前身帝都高速度交通営団は戦時中の1941年7月4日に帝都高速度交通営団法に基ずく特殊法人として設立されたわけ4ですが...

21世紀に入り、2004年4月1日エイプリルフール?に同じく特別立法 東京地下鉄株式会社法に基づく特殊会社(特殊法人)として擬態!しただけで、中身は以前と変わっていま線

 

公開:2021年4月 3日
更新:2024年3月28日

投稿者:デジタヌ

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