狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載《鉄道客貨・混載事業を宅配事業者との提携で復活すれば赤字削減・事業継続への鉄路が開ける!》ー第4回ー

第4回 宅配事業者が抱える問題点とは...

第0項 トラック・バス事業共通の深刻な運転手不足

札幌の様な♥Metropolis(大都会・政令指定都市)でも最終バスの時間繰り上げ!等各地でドライバー不足は深刻化しています!

第1項 大都市圏では

通販業者も、アマゾンなどのように、自社の物流倉庫(配送センター)を設置して、"在庫販売"を行うようになってきていますが、数万点にも及ぶ取り扱い全商品を在庫することもできないので...

出展者からの宅配便直接発送が大部分を占めているわけです!

第2項 過疎化が進む地方での宅配事業は...

現在宅配事業(小荷物扱い事業)はNet通販の一般化と共に、旺盛な需要がありますが...

過疎化が進む地方では、利用者(住人)の減少に伴い、集配車両(ドライバー)のサービスエリアの広大化、と各位拠点間のセンター便の非効率が問題となってきています。

地方での宅配業者の効率化への取り組みは

そこで、地方では、広大な集配エリアをサポートするために、サテライト集配所の2階層化の取り組みとして、エリア担当集配車両の"積み替えターミナル"として、路線バス(営業所・バス停)の積極利用や、中継便のタクシー業者利用、宅配業者の共同集配、更には、JR北海道では、"貨物列車"の拠点間中継便利用などの多くの試みがなされています。

更には、九州新幹線では、博多⇔鹿児島中央間の"さくら"の業務用ペースの利用、(※11)など多くの取り組みがなされています!

参※11)当サイト関連記事 過疎地 の 交通弱者 を救うには 運輸 行政 の更なる" 規制緩和 "が 必要! はこちら。

参※)国鉄民営化以前は、新大阪⇔東京間で新幹線メール便と称して、郵便小荷物程度の"小荷物輸送サービス"が行われていて、小生も大阪営業所→東京本社への緊急輸送(主に書類)に利用していました。

但し、受け渡しは、新大阪駅・東京駅両駅に設けられた専用窓口扱いとなっていました。

第3項 鉄道宅配事業者から見た鉄道貨物便利用のメリット

定刻発着で集配所間の定時制が確保できる

超特急当日配達便、などに利用すれば、顧客サービス向上に繋がります。

トラックによる中継便では、深夜便、昼間便の1日2往復程度となり、道路事情に左右されることが多くなります。

鉄道利用の、短サイクル中継だと、朝夕の通勤ラッシュ帯を避けたとしても、夜間、昼間(早朝)には時間1本程度の、"定期便"が確保できるので、通常積載量3トン程度の中型トラックによる中継便を、籠台車五台分程度(数百キログラム程度)の、小型専用コンテナに分散して運べば、"ベルトコンベア"同様に絶え間なく、サテライト(集配所)⇔拠点センター間を結ぶことが可能になるわけです!

センター間の、輸送コストが削減できる

センター・集配所間の、センター便がなくせます!

前途した様に現在・陸運業は慢性的なトラックドライバー不足に陥っています!

なので、各ターミナル間の、トラックの自動運転!なども模索しているわけですが...

しかし、一般道を使う限りは、車両事故・遅延事故の可能性を排除することは不可能!です。

 

公開:2021年6月 1日
更新:2024年4月 1日

投稿者:デジタヌ

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