狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載『 京阪・中之島線 "阪神直通の夢"は何処へ...』ー第5回ー

★第2章 大阪・関西万博特需輸送とは切り離して考えるべき!

「澪標の鐘」が21世紀の京阪電車の為に「良い響き?」を...

"理想論"で言えば京阪中之島線 延伸計画と大阪・関西万博は切り離して考えるべきででしょう!

2020年現在2025年の大阪万博の関連事業として「中之島高速鉄道」を大阪メトロ中央線・九条駅まで延伸して、万博来場者輸送に振り当てて嘗ての1970年大阪万博の時の北大阪急行電鉄建設のように、万博観客輸送で(「地下鉄中央線延伸工事費」と)「中之島高速鉄道」の40年長期ローンを一気に返済しようという目論見なのかもしれませんが...

大阪メトロ中央線の万博専用線延伸工事費を償還するために、中央線にすべての観客輸送を集中させるのは過去の経験(失態)をわきまえない虫の良い計画でしょう!

開期中に5000万人以上の入場者が予想されているEXPO2025大阪万博では

185日の開期中に5000万人以上の入場者が予想されているEXPO2025大阪万博で、大阪メトロ中央線に一日27万人以上(ピーク日70万人!)もの来場者が集中したら!...

現状の昼間でも着座が困難な中央線に、万博来場者が押し寄せたら、完全にマヒ状態となるでしょう!

万博輸送も「都市交通のセオリー」通りに分散流入・輸送が必要です。

言っては何ですが、東京オリンピックや、来場者数水増し疑惑が発覚した近年の"愛知窮迫?"などとは比べ物にならない一大ページェントトです!

前回のEXPO'70大阪万博の時には6,421万8,770人!の来場者が

前回のEXPO'70大阪万博の時には183日間の開期中に6,421万8,770人!の人が訪れて1日当たり 約35万人!(ピーク日83.58万人!/ 1970年9月5日)の来場者でお御堂筋線はパンク状態となり積み残された来場者がお祭り広場で野宿光景がNews映像にもなりました!2010年の上海万博ではそれを上回る7308万人!もの人が訪れましたが、想定入場者70万人/日迄対処できるように会場を取り巻く13ものGateと多数のアクセス路が設けられたおかげで、惨事には至りませんでした。

現状の大阪メトロ中央線に頼り切った輸送計画では中央線がパンクするのは目に見えています!

別項(※01)で取り上げたように、サブアクセスラインとして「バストラム」を活用したサブアクセスラインの検討が必要でしょう!

参※01)当サイト関連記事 2025年 大阪・関西万博 を支える3本の矢!はJR花咲線・BRT・水上バスの活用が...はこちら。

  • JR堺市駅→堺東駅(南海高野線)→堺駅(南海本線)→万博中央口 「バストラムBRT」ルライン
  • JR大阪駅前(梅田北駅)→野田駅(阪神)→千鳥橋駅(阪神)→桜島駅前シャトルバスターミナル→万博中央口「バストラムBRT」

その他の複数の「バストラムBRT」ライン。

現行計画されている九条駅接続乗り換え案では?

緑ラインで示した現行の延伸案では、全くお話になりません!

現状の「港通り」を掘り進む案では、地下鉄九条駅にたどり着くのに400m!以上も歩かされることになり万博特需輸送時でさえ殆ど使う人はいないでしょう!

途中駅の乗客は今まで通り見込めないし...、京阪⇔阪神を乗り継ぐ乗客も100人/日程度でしょう!

つまり、万博終了後も"苦情駅"止まりのままだと、

南海汐見橋線と同じように天満橋⇔九条駅間を「2両編成」のシャトル便運行に切り替えたとしても...

依然として赤字運行は続くでしょう!(いずれにせよ今のままでは2両編成のシャトル便にならざるを得ないでしょうが!)

ー続きはこちらー

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公開:2007年11月 6日
更新:2024年2月23日

投稿者:デジタヌ

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