狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

Essay『 近鉄"けいはんな線"の高額運賃問題!!!と延伸問題???』ー第2回ー

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★プロローグ 4社に跨る OsakaMetro 中央ライン

一時は3社3路線直通時代も存在してた、OsakaMetro 中央ライン(近鉄けいはんな線)は、近鉄けいはんな線開業後は、4社2路線の直通運行となっています。

第1項 長田駅に"結界?"がある OsakaMetro 中央線!

初乗り運賃2重取りの"関東方式"で直通運行!

長田駅を境にOsakaMetro と 近鉄の District が分けられ、

2社路線が、総合直通する形で運行されていて、

東京ではお馴染みの初乗り運賃2重取り高額割増運賃(けいはんな線)が採用されています。

実際には、朝夕に森ノ宮車庫からの送り込みのために、森ノ宮⇔コスモスクエアの短区間列車もありますが、"結界?"駅の長田折り返しの列車は設定されてなく、昼間は毎時8往復の列車が、コスモスクエア⇔生駒(奈良学研登美ヶ丘)を直通しており、中央線としてシームレスな一体運行ダイヤで運行されているので、実質1本の OsakaMetro 中央線となっています。

第2項 営業形態

第0目 OsakaMetro 中央線

中央線(軌道事業)大阪港⇔長田 を軌道法に下ずく軌道会社として運営しているのが大阪市が全株式を保有する "公設会社" OsakaMetroです。

第1目 3セク大阪港トランスポートシステム主要株主

3セク大阪港トランスポートシステムはコスモスクエア(万博中央駅)⇔大阪港 の路線を持つ 第三種鉄道事業 者です。

(2019年3月31日現在)

  • ●大阪市 69.56%
  • ●三井住友銀行 3.33%
  • ●三菱UFJ銀行 3.33%
  • ●りそな銀行 2.95%
  • ●みずほ銀行 2.95%
  • ●日本トラスティ・サービス信託銀行 (信託口) 2.95%

第2目 奈良生駒高速鉄道

生駒⇔学研奈良登美ヶ丘 で2006年3月27日開業した、第三種鉄道事業を行っている鉄道事業法に下ずく鉄道事業者です。

つまり3セク奈良生駒高速鉄道近鉄の持ち物ではありま線(せん)!

3セク奈良生駒高速鉄道株式会社主要株主

3セクですが、北大阪急行電鉄とは異なり、近鉄の連結(決算)子会社とはなっていま線

純粋な?株式非公開・非上場の3セク会社となっています。

主要株主(2019年3月31日現在)
  • ●近畿日本鉄道 30.0%
  • 奈良県 30.0%
  • 生駒市 15.0%
  • 日本政策投資銀行 7.5%
  • 奈良市 5.0%

第3目 運行会社近鉄とは...

鉄道事業法に下ずく第一種鉄道事業第二種鉄道事業を行っている鉄道事業者です。

けいはんな線を運行(第一種鉄道事業 & 第二種鉄道事業)している近鉄は、近鉄ホールディングスの

株式非公開・非上場の100%子会社です。

小口株主として、奈良県・奈良市もいくらかは出資しているようですが...

今や、完全に政策投資ファンドの資本系列となっています。

参※)当サイト関連記事 運輸"続"(旧運輸省派)の天下は終わった!今や財務省所管の政策投資ファンドが水先案内!する時代に... はこちら。

近鉄ホールディングス主要株主

(2021年3月31日現在)

  • 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 7.5%
  • 日本カストディ銀行(信託口) 4.2%
  • ●日本生命保険 2.2%
  • ●STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 2.2%
  • ●三菱UFJ銀行 1.6%
  • 日本カストディ銀行(信託口5) 1.5%
  • ●日本カストディ銀行(信託口7) 1.5%
  • ●日本カストディ銀行(信託口6) 1.4%
  • ●日本カストディ銀行(信託口1) 1.2%
  • ●JP MORGAN CHASE BANK 385781 1.2%

第4目 運輸事業者連合会(trust)!を率いている政策投資ファンドとは

日本の大手運輸事業者は、日本マスタートラスト信託銀行と日本カストディ銀行が♥Hub となって、独占禁止法に抵触し無いレベルで、アライアンス関係(広範囲にわたる提携関係)trust を結成して、♥共存共栄!を図っているのです。

参※)当サイト関連記事 今や鉄道事業者間にライバル争などは無い!共存共栄路線を走る義兄弟・線友! はこちら。

参※)当サイト関連記事 運輸業は一家!事業者はみな兄弟! はこちら。

日本マスタートラスト信託銀行

有価証券の保管や管理事務を行う日本の資産管理業務に特化する銀行(信託銀行)である。設立当初はJPモルガン系だったが、現在は株式を三菱UFJ信託銀行などが保有している。《日本語ウィキペディアより引用

生い立ち
  • ●1985年 米国系のハゲタカファンド?チェース・マンハッタン信託銀行として設立
  • ●1999年 ドイチェ・モルガン・グレンフェル信託銀行→ディーエムジー信託銀行に改称しました。
  • ●2000年 金融ビッグバンで立ち直った?国内金融資本が加わって日本マスタートラスト信託銀行に改称
  • ●2005年 海外資本が完全撤収して、国内金融資本100%体制となり、2行目の国内金融系政策投資ファンドになる!
日本カストディ銀行

日本マスタートラスト信託銀行と同様の投資ファンドです。

生い立ち
  • ●2000年6月 金融ビッグバンで立ち直った!?純国内金融資本の日本トラスティ・サービス信託銀行として発足
  • ●2020年7月27日 日本トラスティ・サービス信託銀行が資産管理サービス信託銀行とJTCホールディングスを吸収合併し、日本カストディ銀行に商号変更

勿論これら国策投資ファンドの母体(出資者となる)各金融機関には財務省OB、OGも多数!天下り!しています。

第3項 OsakaMetro中央線直通の歴史

1969年12月6日 大阪港⇔長田間全通

1977年3月23日:近畿日本鉄道が長田駅 ⇔ 鉄軌分界点間の軌道事業特許と鉄軌分界点⇔ 生駒駅間の鉄道事業免許を取得。

9月16日:3セク・東大阪生駒電鉄を設立し建設しましたが。

開業年の1986年4月1日:近畿日本鉄道が東大阪生駒電鉄を吸収合併して、

10月1日に近鉄東大阪線として開業しました。

1997年12月18日:大阪港駅 ⇔コスモスクエア駅間がOTSテクノポート線第一種鉄道事業として 開業し、(ボッタくり東京方式で)相互直通運転開始。

1998年7月28日に奈良市などの出資を得て3セク奈良生駒高速鉄道株を設立して、2000年10月に着工して、2006年3月27日に在来区間(長田⇔生駒)とともにOsakaMetro 中央線と,一体化した直通運行を引き継いで"けいはんな線"として開業しました。

2005年7月1日:OTSテクノポート線を第三種鉄道事業改組!して、OsakaMetro の(第二種鉄道事業区間となり初乗り運賃2重取り解消!

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公開:2023年6月 8日
更新:2024年2月18日

投稿者:デジタヌ

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