狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載『 静岡鉄道 が 東急 から離れて JR東日本 グループ入りで生き残り?...』ー第3回ー

★第2節 静鉄の辿った鉄路とは

(※以下 直接リンクは事業者公式Website、Wikipedia該当項にリンクしてあります。)

(旧)静岡市の安西地区に集積する製茶問屋から清水港へ茶を輸送する目的(当時はアメリカへの茶の輸出が盛んであった)で1906年に設立された(旧)静岡鉄道を前身とする。その後大日本軌道静岡支社の路線となっていたこの鉄道路線を譲り受け、1919年に駿遠電気として設立された。1923年に静岡電気鉄道に社名変更し、1943年、藤相鉄道・中遠鉄道・静岡乗合自動車・静岡交通自動車を統合して「静岡鉄道」となった。《Wikipediaより引用》

第1項 時系列でみる風の吹き方?

誰かさんみたいにオックスフォード大学に留学しなくても、落語大学?で学べるのが、

『風が吹けば桶屋がもうかる』という経済原理!です。

第1目 静鉄とJRグループとのお付き合い!

印が静鉄!印は総合車両製作所、印はJR東日本の関連事項。

  • 1908年5月18日 (旧)静岡鉄道(社長雨宮敬次郎)が辻村(現・新清水)⇔ 清水町(後の波止場)間を軌道条例に下ずく(軌間762mmの非電化狭軌(蒸気動力、貨物営業のみ)軌道として開業
  • 1919年5月1日 駿遠電気が吸収合併。
  • 1920年8月2日 1,067mmに改軌、同時に直流600V電化
  • 1923年2月28日 静岡電気鉄道に改称。
  • 1924年1月 1日 軌道法施行によりに軌道会社となる。
  • 1941年 東京横浜電鉄の傘下に入る。
  • 1943年5月15日  藤相鉄道・中遠鉄道などと合併静岡鉄道発足
1945年9月2日 大日本帝国が降伏文書に調印し、正式に終戦!
  • 12月1日 鷹匠町⇔清水相生町間を軌道法に下ずく軌道から地方鉄道法に下ずく地方鉄道に変更。
  • 1946年6月18日 - 現総合車両製作所が東急興業株式会社横浜製作所で操業開始
  • 1947年 東急グループ離脱
  • 1948年8月23日  ㈱東急横浜製作所を設立して分社化
  • 1953年2月6日  東急車輛製造㈱に商号変更
  • 1958年11月18日   日本国内初の部分ステンレス車両・東京急行電鉄5200系竣工。
  • 1959年7月6日   東急車輛製造㈱が東京証券取引所に株式上場
  • 同年2月 - アメリカのバッド社(Budd Company※11)とオールステンレス製車体制作に関する技術提携契約締結。
  • 1962年1月13日 - 日本国内初のオールステンレス車体・東急初代7000系("sustina")完成
  • 1968年2月26日 - 大阪証券取引所に株式上場
  • 同年3月1日 - 同社大阪工場(大阪製作所)として、帝國車輛工業㈱を吸収合併
  • 1970年4月 - 鉄道車両生産部門を本社工場(現・横浜製作所)に集約。翌71年4月2日に大阪工場最終車両ラインオフ!
  • 1978年12月 - 軽量ステンレス車両!(サステナブル)(東急デハ8400形)開発成功!

参※11)同社の開発した溶接技術がバット溶接(Flash welding)として知られています。

1986年12月 バブル景気勃発!
1991年2月 バブル景気はじける!

1996年4月 旧大蔵省主導で金融ビッグバン政策で不良債権回収(貸付・取り立て)強化!

  • 同年10月8日 JR東日本 東証プライム に一部株式公開・上場♥民営化開始!
  • 同日 - 名証1部 にも公開・上場開始。(2020年12月26日廃止)
  • 同年10月15日 -一部株式 福証 に公開・上場開始。(2020年12月26日廃止)
  • 同年10月 - 3セク秋田新幹線車両保有㈱こまち用E3系電車納入。
  • 1997年8月 - 北陸新幹線(東京駅 ⇔ 長野駅間部分開業)「あさま」用E2系JR東日本に納入
  • 2002年6月、JR東日本 完全民営化達成!
  • 同年10月1日 東急車輛製造㈱場廃止!東京急行電鉄の完全子会社となる。
  • 2011年11月9日 東急車輛㈱を設立(東急電鉄100%子会社)
  • 2012年4月1日 東急車輛㈱に東急車輛製造㈱の事業を移管、東急車輛製造㈱廃業!
  • 同年4月2日 東急電鉄が東急車輛㈱をJR東日本に譲渡!JR東日本の完全子会社となり㈱総合車両製作所に商号変更。
  • 2014年11月27日  新型車両(A3000形)を㈱総合車両製作所に発注プレスリリース。
  • 2016年3月 ㈱総合車両製作所 静鉄にA3000形電車納入開始!

つまりA3000形の契約はJR東日本が東急車輛㈱の鉄道車両事業を引き受ける条件(取引材料)の一つ
となっていた!と考えるのが自然な流れでしょう。

第2項 2016年登場の静岡鉄道A3000形電車!

誰(役員)の発案?なのか、2016年3月から(43年ぶりに)新車A3000形への更新が始まり、

2022年に全12レンジャーが勢ぞろいしました。

第1目 将来は1500Vに昇圧???してJR東日本のグループ会社?に...

ハッキリ言って今回の「車両更新」は"過剰投資(投機)!"です。

静鉄経営陣(出資者間)でどのような「大人の事情(利害・思惑)」があったかは不明ですが...

東京モノレール(※10)同様に「JR東日本の完全子会社」にでもしていただけるのでしょうか?

参※10)当サイト関連記事 東京"者"レール"廃止!"は羽田空港アクセス線が決定する前からの"お約束!"だった はこちら。

第3目 JR東日本完全子会社"総合車両製作所"が製造

全12編成24両の製造を一手に引き受けて、2016年から順次納入を始めたのは、現在も静鉄の筆頭株主!でもある東急が、需要の低迷を理由に2012年に手放してJR東日本の完全子会社となった総合車両製作所(元・東急車両)!です。

旧・東京急行電鉄(現・東急)の鉄道車両製造・修理部門と、梅鉢鉄工所および帝國車輛工業を源流とする東急車輛製造が、需要の低迷などを理由に鉄道車両事業をJR東日本に事業譲渡...

2011年(平成23年)11月9日付で東急が100%子会社である新東急車輛株式会社を設立、翌2012年(平成24年)4月1日付で同社へ東急車輛製造の各事業を譲渡し、翌4月2日付で新東急車輛の全株式をJR東日本へ売却...完全子会社となる...株式会社総合車両製作所と商号を変更...《Wikipediaより引用》

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公開:2021年1月26日
更新:2024年2月23日

投稿者:デジタヌ

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