狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載『 相鉄JR直通線は羽田空港アクセス線・東海道貨物線ルート!』ー第3回ー

★第1節 殖産鉄道 生まれの相鉄ラインは長年裏方さんで...

元々が三多摩エリアから特産品の生糸を積出港(横浜)や、東海道線の茅ヶ崎迄運ぶために敷設された、物流のための殖産路線!Freight railway (貨物鉄道)です。

相鉄線は長年(元同社線だった)相模線や、南武線、横浜線、東急多摩川線・池上線と同様の"幹線を結ぶ渡り路線"?として生きてきたわけです。

そして敗戦後の一時期には、小田急線の支線扱いにまでなりかけて...

  • ●エンジ色が民鉄ライン
  • ●赤色がJRライン

第1項 そうにゃん一家(相鉄ホールディングス)が属する Trust (federation)とは

第1目 相鉄ホールディングス主要株主(2020年3月31日現在)

相鉄グループ(そうてつグループ)は、純粋持株会社である相鉄ホールディングス株式会社を中心とする企業グループである。30社余りから構成される。グループブランドメッセージ(キャッチコピー)は「ときめきと やすらぎをつなぐ」。《Wikipediaより引用》

始祖の相模鉄道は東京横浜電鉄(現東急)の資本系列で誕生して、戦後は"大東急"から独立して、その後は小田急の資本も入りましたが...

現在3社は、すべて同じ財務省主導の国策!投資ファンドの支援の下に、trustを組む federation(関東交通事業連合会?)の一員となっています。

  • 小田急電鉄 6.58%(※筆頭株主ですが単独での議決権は有りません)
  • ●三井住友銀行 4.17%
  • ●横浜銀行 4.17%
  • 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 3.19%
  • 日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 2.45%
  • 日本生命保険 2.38%
  • ●相鉄共済組合 2.19%
  • ●三井住友信託銀行 1.87%
  • ●川崎信用金庫 1.86%
  • ●JP MORGAN CHASE BANK 385151 1.43%

不動産関連グループ会社一覧

  • ●相鉄不動産株式会社
  • ●相鉄不動産販売株式会社
  • ●株式会社相鉄リナプス
  • ●株式会社相鉄リビングサポート
  • ●株式会社相鉄アーバンクリエイツ
  • ●株式会社相鉄ビルマネジメント
  • ●株式会社キャピタルプロパティーズ

第2目 東急ホールディングス

東急は日本の数々の鉄道事業にかかわってきた渋沢栄一とされていますが実際には、私鉄経営セオリーを確立した阪急電車の創始者小林一三氏の愛弟子ともいえる五島慶太氏が育てた企業グループです。

東急グループ(とうきゅうグループ)は...鉄道を中心とした交通事業を基盤とした「街づくり」を事業の根幹に置き、鉄軌道事業、不動産、生活サービス、ホテル・リゾート事業などを展開している...東急の始祖は田園都市株式会社というデベロッパーであり、伝統的に不動産に強く東急不動産は東急グループの重要な第二の稼ぎ手となっている。《Wikipediaより引用》

主要株主

(2021年3月31日現在)

  • 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 8.04%
  • ●第一生命保険 5.55%
  • ●日本カストディ銀行(信託口) 4.32%
  • ●日本生命保険 3.89%
  • ●三井住友信託銀行 3.70%
  • ●みずほ銀行 1.64%
  • ●太陽生命保険 1.58%
  • ●三菱UFJ信託銀行 1.55%
  • ●三菱UFJ銀行 1.48%
  • ●日本カストディ銀行(信託口7) 1.39%
グループ会社一覧
  • ●東急電鉄 100%完全子会社!
  • ●グループの中心 東急不動産ホールディングス - 持株会社
  • ●東急不動産 - 不動産業 など21社を保有

第3目 小田急電鉄(ホールディングス)

主要株主

(2021年3月31日現在)

  • ●日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 9.85%
  • ●第一生命保険 5.55%
  • ●日本生命保険 4.59%
  • ●日本カストディ銀行(信託口)4.46%
  • ●日本マスタートラスト信託銀行(退職給付信託口・三菱電機口) 3.53%
  • ●明治安田生命保険 2.10%
  • ●三菱UFJ銀行 1.57%
  • ●住友生命保険 1.50%
  • ●STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 1.49%
  • ●日本カストディ銀行(信託口5) 1.34%

第4目 JR東日本(ホールディングス)

  • ●1993年10月26日 東証プライムに一部株式公開・上場開始。
  • ※つまりこの時までは、国が100%株式を保有する国有企業("怪"社)だったわけです!
  • 2002年6月、政府(財務省名義)持ち株を完全放出して完全民営化!
主要株主(2021年3月31日現在)
  • ●日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 14.01%
  • ●日本カストディ銀行(信託口) 4.03%
  • ●みずほ銀行 3.44%
  • JR東日本社員持株会 3.36%
  • ●三菱UFJ銀行 2.16%
  • ●日本生命保険 2.12%
  • ●三井住友銀行 1.81%
  • ●STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 1.58%
  • ●第一生命保険 1.38%
  • ●三菱UFJ信託銀行 1.32%

第5目 日本マスタートラスト信託銀行

有価証券の保管や管理事務を行う日本の資産管理業務に特化する銀行(信託銀行)である。設立当初はJPモルガン系だったが[要出典]、現在は株式を三菱UFJ信託銀行などが保有している。《日本語ウィキペディアより引用

設立 
  • ●1985年 米国系のハゲタカファンド?チェース・マンハッタン信託銀行として設立
  • ●1999年 ドイチェ・モルガン・グレンフェル信託銀行→ディーエムジー信託銀行に改称しました。※この時点で外資は引き上げ、完全に国内金融資本となりました。
  • ●2000年 日本マスタートラスト信託銀行に改称

つまり日本の大手鉄道事業者は、日本マスタートラスト信託銀行がHubとなって、独占禁止法に抵触し無いレベルで、アライアンス関係(広範囲にわたる提携関係)、トラストを結成して、共存共栄を図っているわけです。

なので大阪では(軌間の違い!)で実現し無い、旧JNRと旧民鉄の相互直通運行が、関東では盛んに行われている!訳です。

主要株主
  • ●三菱UFJ信託銀行 46.5%
  • ●日本生命保険 33.5%
  • ●明治安田生命保険 10.0%
  • ●農中信託銀行 10.0%

第6目 日本カストディ銀行

日本マスタートラスト信託銀行と同様の投資ファンドです。

2000年6月 純国内金融資本で日本トラスティ・サービス信託銀行として発足。

2020年7月27日 - 日本トラスティ・サービス信託銀行が資産管理サービス信託銀行とJTCホールディングスを吸収合併し、日本カストディ銀行に商号を変更して発足。

主要株主(2020年7月27日現在)

  • ●三井住友トラスト・ホールディングス株式会社 33.3%
  • ●みずほフィナンシャルグループ 27.0%
  • ●りそな銀行 16.7%
  • ●第一生命保険株式会社 8.0%
  • ●朝日生命保険相互会社 5.0%
  • ●明治安田生命保険相互会社 4.5%
  • ●㈱かんぽ生命保険 3.5%
  • ●富国生命保険相互会社 2.0%

勿論これら国策投資ファンドの母体(出資者となる)各金融機関には財務省OB、OGも多数!天下り!しています。

第2項 在京大手私鉄幹線に比べると

相鉄沿線にお住いの方なら改めて地図をご覧にならなくても、衆知の事実です!が、

相鉄は在京民鉄、JRの幹線とは異なり、東京23区のinterurban(都市近郊電車線)では無く!

横浜都市圏のlocal line(地域交通)」の色彩が強い路線網となっていました。

これが過去から続く相鉄の微妙な立ち位置!になるわけです!

第1目 新横浜連絡線は2年足らずで"白紙撤回ダイヤ"になりましたが...

2021年現在の、相鉄(車両)直通先の相鉄・JR直通線(東海道貨物線)は、横浜都市圏interurbanとしてはnode station(結節駅)が無い!あまりにも不便な路線で、願ったほど?(※11)には利用者が伸びずに...

2019年のJR直通運転を機に全面改正の白紙ダイヤを実施して2年足らずで、2021年3月ダイヤ改正でJR乗り入れ便の大幅なダイヤ改正を図ることなったことは皆様ご承知の通り!で...特急直通は廃止となり、乗り入れ便は相鉄内の各駅停車のみとなっていました。

沿線利用客に態々遠回りしてもらってまで新宿と結ばなくても、株主(役員派遣先)の"小田急"さんと仲良く乗客を分かち合い、小田急さん乗り継ぎではかえって不便になる途中駅からの利用客の便を図ろうというものでしたが...

※11 )そうにゃんの真の狙いは、東京23区をHubとした首都圏民に"そうにゃん"を知ってもらう!のが狙いでした。

そして、横浜ブルーを身にまとった男前の"そうにゃん"が、毎日さっそうと渋谷・新宿・池袋!迄 demonstration ! に出かけて、首都圏で暮らし向きを営む民(たみ)そうにゃんあり!浸透させていった訳です。

つまり、そうにゃんとも深いかかわりがある!東急グループの創始者の一人故小林一三師匠の教え"損して得取れ"を実践したわけです。

※当サイト内関連記事 小林一三 師匠一門の『需要創出・利益誘導型』"開発軌道派" はこちら。

第3項 一足お先に開業した相鉄・JR直通線!は「首都圏 interurban では無い!?

せめて、新大口(横浜線)鶴見駅(京浜東北線)新川崎(横須賀ライン)の3ケ所に、駅(乗降ホーム)が"親切"されレバ、武蔵小杉⇔羽沢横浜国大間のJR利用客が増えてJRの営業係数が大幅に好転するででしょう!が...

(JR羽沢線では無く!相鉄・JR直通線の名が示す様に)そうにゃん・JR共に東海道貨物線旅客化!が目的であって、iinterurban (都市近郊電車)化が目的では無かったわけです。

並行路線東海道線、京浜東北線、横須賀線の、混雑緩和に頭を痛めているJR東日本さんがそのことは一番よく心得ているはずで、ゆくゆくはJR貨物そして地元と協議して、新駅(請願駅)を開設する?でしょうが、それまでは...

 

公開:2021年2月17日
更新:2024年3月 1日

投稿者:デジタヌ

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