狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

千歳空港は問題だらけ!《 新千歳空港 第4回 》

第4回 千歳空港は問題だらけ!

21世紀の国際空港としては、問題だらけの空港といえるでしょう。

第1項 使用機材の大型化

機材の大型化(2通路以上のワイドボディー化)が進み、カテゴリEランク(Wingspan;65m未満)の航空機への対応が必須となり増した。

更に、国際線ではB787-10の様に、Wingspan;68.28m!の、カテゴリF(翼長56m~80m未満)への対応も必要となっています。

第1目 機体サイズ

1-1-1 旅客機 

新千歳空港(千歳基地民間ゾーン)が運用開始したころは、B747-SR が全盛期のころで、最大翼巾

※印は旧タイプの4発機の参考例です。

樹種 全幅(翼幅) 全長 輸送人員(3クラス) 航続距離 備考2
※B747-100SR 59.6m(classE) 70.6m 452人(国内線2クラス) 9,800km 運行終了
A-380(未就航) 79.85m 73m 525人 15,200km 未就航
A350-900 64,75m 66,8m 次期
B-777-9 71.75m 76,48m 407人 15,185km 次期
B787-9 60,1m 62,8m 次期
B-787-10 60,1m 68.3m 300人 11,910km
A-330 NEO 64m 63.658m 287人 13,334km 次期
0-3-2 貨物機

現状、貨物機はBoeingファミリー※印3機種でホボ独占!されていますが、エアバスも巻き返しを図って、新型貨物機を開発しています。

全幅(翼幅) 全長 貨物室容量 航続距離 備考
※B747-8 68.5m 76.4m 854.3㎥ 8,275km
※767-F 47.6m 54.9m 454㎥ 6,050km
※B-777F 64.8m 63.7m 653㎥(103.9ton) 9,195km ※離陸距離2,830m
A-350XWB 64.8m 70.8m (111ton) 8,700km
A-330-200F 60.3m 58.82m 469.2㎥(64ton) 7,400km
0-3-2-1  エアカーゴの特徴はハブ空港間の中距離リレー!

燃費の良い、双発"長距離中型機"で世界の主要都市間を、Point to Point で直接結ぶ、エアラインとは異なり!、

航空貨輸送は、"従来通り"世界の"ハブ空港"間を結ぶ、中距離リレー輸送がメインとなっています。

謂わば、コンテナ船と同じような運行システムを取っているのです。

第1目 国際線ターミナルの問題

★Map.1

1-1-1 並行誘導路間ピッチの問題

つまり、現国際線ターミナルへの並行誘導路と、千歳基地のRunway18L/36R の並行誘導路との間隔76mでは、カテゴリFのB787-10(Wingspan;68.28m!)は進入不可!であり、国内線第2エプロン、の21から27番"スポット"にしか駐機出来魔線!

1-1-2 エプロン(Berth)間隔の問題

しかも、No63→No,71 berth(スポット?)の 間隔は

  • ※No63→No.64  64m
  • ●No.64→No.71 73m

となっており、(意味不明!のNo63 berth は無視しても)エプロン内の安全基準である他機との間隔7.5mを考慮すると、カテゴリEランクの航空機(翼巾65m未満)迄しか対応でき魔線!

1-1-3 カテゴリFの航空機は国内線第2エプロンへ駐機

なので、カテゴリFランクのB787-10は国内線第2エプロン、の21から27番"スポット"にしか駐機出来魔線!

1-1-3-1 第2エプロンにも問題が
  • ●No20(小型機専用)⇔No,21 間50m!
  • ●No,21 ~No.27 間58→68m

No21以降も58m~68mしか無く、安全基準の「他機との間隔7.5m以上」を守ろうとすると、B787-10の場合87.5m!は必要であり、両サイドのBerthは使用でき無くなり増す!両サイドがカテゴリEの場合でも80m!が必要です(※10)

参※10)当サイト関連記事 商業飛行場の必須事項《 Airport 第10回 》 はこちら。

第2目 国際線 エプロン(駐機バース)のサイズ不足!

  • ●エプロン誘導誘導路帯と停止線との間隔 67m!
  • ●隣接他機との間隔不足!
1-2-1 エプロン誘導線同士の間隔不足

category D以上の航空機では、障害物(他機を含む)の間隔は7.5m以上必要とされています。

つまり、カテゴリF(B787-10)同士では87,5m !、1ランク下のカテゴリEランク機との間隔でも80m!は必要です。

1-2-1 エプロン誘導路の「誘導路帯と停止線との 実効奥行不足!
1-2-1-1 バース奥行67m!問題

(2008年5月24日着工)建設当時のカテゴリE最大機(B777-200ER 63.73m)までしか対応していない千歳空港国際線 ターミナルの apron では、Berth 奥行67mで、その後国際線の主流となった、第2世代のB777-300ER(全長73.86m)や、B787-10(全長68.28m)には対応でき魔線!

※国内線エプロンは、停止線⇔エプロン誘導路間隔は130m!あり、実効奥行90m となり、

次期主力機 B777-9 (離着陸時翼巾71.75m!)がTaxiing 中にclass E (翼巾65m未満)に"化ければ"、問題無く駐機可能です。

1-2-2 国際線は当分バス輸送

新千歳空港国際線用並行誘導路は、"76m" しか確保されておらず。

B777-9(離着陸時翼巾71.5m!)は並行誘導路を通って、ターミナルビルの"ピア"には"接岸"できず!、第2エプロン(の21→27)を用いるしか無く!国際線ターミナルビルとは構内バス輸送となっています。

第3目 ILS(計器飛行地上支援設備)の問題

通称 ILSカテゴリⅢ(精密着陸) ILS カテゴリⅠ(非精密着陸) 備考
A滑走路
(ターミナル側)
北向通常着陸Runway 01L

主に離陸用
(逆風用)南向きRunway 19R
B滑走路
(外側)

北向通常着陸

Runway 01R

主に着陸用

(逆風用)南向

Runway19L

1-3-1 用途別クロースパラレル運用

現在、ターミナル側のRunway01R/19L を主に離陸用!として、東側(国道(側)を主に着陸用として、クロースパラレル運用(※11)を行っています。

参※11)当サイト関連記事 パラレル滑走路とトレンド《 Airport 第3回 》はこちら。

1-3-1-1 積雪時(滑走路1本運用)対策の為

これは、冬季積雪時の滑走路1本運用時の逆風・風吹(視界0状態)でも安全に、着陸が可能なように処置されているのですが。

1-3-2 平常時は離着陸で交差!(危険)が生じる
1-3-2-1 事故の危険性

平常時は、Runway 01R/19L に着陸した航空機が、Runway 01L/19R を横切る!運用となり、特に着陸機が"高速離脱"誘導路を使用する場合に、事故の危険性!があります。

1-3-2-2 離着陸を逆転させるか東側に誘導路が必要

諸外国のハブ空港の様に、Runway 01R/19L 用に平行誘導路を設ける必要があるでしょう!

第2項 現在頻発!している新千歳空港"誤侵入"問題解消にも

現在千歳空では新空港(民間機専用)と千歳空港(空自専用基地)との御侵入の問題が大きくなっています。

空自を連山飛行場に移転して、陸自と基地を統合すれば、この問題はなくなるでしょう!

滑走路・誘導路、格納庫・整備工場などを再整備する際に、米軍と共用している無線等塔も移設すれば問題はありません!

★Map3

第1目 移転が必要な訳は...  

3-1-1 国有地の有効利用にも

590ヘクタールもの広大な国有地を、陸自の演習場だけに使うのはいくら北海道と言えども「もったいな」すぎます!

3-1-2 誤着陸!の防止!

新千歳空港、空自千歳基地への誤侵入!(着陸)防止のためにも

第2滑走路側を再整備し直して、第3滑走路側の広大な敷地を演習場に使用すればよいのではないでしょうか?

千歳飛行場側には、滑走路は平行に2,700mと3,000mの2本がある。後者は900mの過走帯があり、実質4,000m級である。新千歳と併せて4本の滑走路があり、これらはほぼ並行している。2本ずつ同じ方向に隣接した滑走路は、パイロットからも混同される場合がある。大事には至っていないものの、空港北側からアプローチする場合を中心に、千歳飛行場との滑走路の誤認が、2006年までの3年間に11件発生しており、その対策が課題となっている。《Wikipediaより引用》

つまり、民間機専用の"国際空港"と軍用空港は分けるべき!です。

現状千歳基地・新千歳空港の管制業務は航空自衛隊で一元化されています、両空港合わせて2本づつ滑走路があり合計4滑走路が運用されているわけですが、実質空路の重複部分があり!国防上大切なスクランブル発進にも支障が...

第2目 千歳基地の立地は危険!

千歳市の都市化(宅地化)がすすみ、千歳基地の飛行経路には民家が増えました!

現状のままだと、予備燃料タンク落下事故などの航空機災害も懸念されるようになってきました!

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公開:2021年8月11日
更新:2025年12月23日

投稿者:デジタヌ

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