狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載《 臨海鉄道 や 専用線 が日本の港湾都市から消えて行った訳は...》ー第8回ー

第8回 一部が生き残った臨港鉄道

第1項 門司臨港鉄道(門司港レトロ観光線)

現在き九州鉄道記念館(門司港駅)⇔関門海峡めかり駅間が門司港レトロ観光線(※72)として旅客営業を行っている。

元々が貨物路線として敷設された路線だが、最2期新門司港(フェリーターミナル)造成時には最早トラック輸送全盛期に入っていたので、当初は延伸計画もあったようだが?(用地は確保されていたが)結局実現はせず幻の延伸計画となり、既存開業区間も廃線となってしまった。

参※72)当サイトシリーズ記事 九州銀行レトロライン《 観光鉄道 ナビ 》門司港レトロ観光列車 はこちら。

第2項 北海道最大の規模を誇った小樽臨港鉄道

小樽は、石炭船積港として、漁港から発展して、その後北海道・日本国の玄関口国際貿易港として、栄えて、同時に国内有数の臨港鉄道網を構築していた!

手宮線と小樽臨港鉄道網

嘗て黒いダイヤ積出港として栄華を極めた手宮線と小樽臨港鉄道も網(※73)

参※73)当サイト内関連記事 小樽市総合博物館《のりもの博物館 ナビ》ミニSLが走る 道内最大の施設 はこちら。

第3項 その他の"今は亡き"港湾鉄道

第1目 秋田臨海鉄道(三菱鉱業専用線)

秋田臨海鉄道は、全国でもまれにみる企業(旧三菱鉱業)専用引き込み線だが...

共用?部分も多いので、新屋エリアに併用軌道を延伸してLRT秋田として再出発されてみてはいかがだろうか?

秋田運河、雄物川と放水路?に隔離?された割山・新屋エリアは意外と市内中心部から隔絶されていて、公共交通不毛地帯となっている!

路線バスに頼っている、アクセスもラッシュアワーには...

但し、御町内はさほど込まない?ので、路面電車を復活?(新設)すれば、奥羽本線沿線の高校・大学への通学が楽になると思われれる。

第2目 広島臨港ライン

この路線は、広島港が荷役港として機能しなくなった時点で、廃線となり一般道(一部都市高速)に転用されたが...

別項で示した、将来の芸備線・広島市内区間LRT化の際に市内乗り入れ区間として役立つかもしれない!(※81)

参※81)当サイト内関連記事 広島市内の 芸備線 を LRT化 して新たな"芸備文教ライン"の実現を! はこちら。

前途した以外にも東京23区・横浜市・神戸市・長崎市などの国際貿易港には、多くの臨港鉄道支線網が構築されていた!

あまり話題に上がらない臨港鉄道を上げると」...

第3目 若狭湾にあった臨港鉄道

舞鶴臨港支線

嘗ての日本海軍舞鶴港、日立造船、と舞鶴線を結んでいた。

敦賀港線

2021年現在休止線となっているこの路線は、北陸線が開業した当初、本線として活躍した路線でその後、福井方面に延伸されるさいに、新たに敦賀駅(機関区)が設置されると共に経路も変更された!

 

公開:2021年7月21日
更新:2024年3月21日

投稿者:デジタヌ

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