狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載『 都市型BRT "基幹バス"が地方都市の公共交通システムとして最適では!...』ー第5回ー

★第3節 LRT だけが トラム 路線ではなくなってきている昨今!

★第1項 トラムタイプ別実力比較

※参考 通常の20m級 JRタイプ標準通勤型鉄道車両

  • 定員138~156名(先頭車・中間車で異なる)
  • 約10億/1編成10両ユニット

超低床30m5車体3台車関節固定編成(広電5100型をモデルとした国産車両) 

  • 定員;定員 149(着席56)人低床 
  • 5車体3台車連接固定編成 全長 30,000 mm、全幅 2,450 mm、全高 3,645 mm 編成  
  • 運行速度(現行認可制限速) 併用軌道上40㎞/h、鉄道線・専用軌道線内での度60㎞/h (設計最高速度80㎞/h)
  • 1編成3.2億円(広電公式発表値)。

18m級2連接熊本市電タイプ

  • 定員82名 
  • 運行速度(現行認可制限速) 併用軌道上40㎞/h、
  • 約1.5憶/1ユニット(2両連接1ユニット)

12m級単行車両、伊予鉄5000形タイプ

  • 定員60名 
  • 運行速度(現行認可制限速) 併用軌道・鉄道軌道全線 40㎞/h、
  • 約1.2億/1両 

※何れも通常の通勤型電車に比べて少々割高ですが、路線バス用の「標準仕様ノンステップバス」座席30席定員≒60名などに比べて運転手1名当たりの輸送効率は高くなります。

★第2項 レールも架線も必要無いハイブリッド『Bustram』

♥以下はMETTIS virage serré ベルギーのVanHool社製ハイブリッドBus Tramの例。

  • ●『Bustram』は新規開業路線に
  • 『超低床鉄輪トラム』は既存路線の延伸

最近のヨーロッパでは後述するBRT(Bus Rapid Transit)システムの一つとして、レールも架線も無いハイブリッド 『Bustram』システムが注目を浴びています。

ライトレール型トラムカー同様にナチュラルバリアフリーであり、更に、軌道や架空線(Overhead line)・変電所設備もいらない新世代のトラムです。

2連接バスでは単行鉄輪トラムよりも輸送力があり、採用のボーダーラインはthreshold(しきい値)は輸送人員(輸送密度)で決まるのではなく、「現在ライトレール網」を所有している運輸事業者の路線延長なのか、全くの「新規事業」なのかで選択が別れるシステムです。

つまり既存路線を全く持たない独立した「新規開業路線」なら『Bustram』,既存ライトレール網の延伸なら「超低床鉄輪トラム」を採用しているケースが多いようです。

♥100%バッテリーカーも

※つまり、既存路線はおろか、Omunibus(乗り合いバス)事業も行ったことのない「宇都宮ライトレール」は非常識極まりない蛮行!という事に...

参※当サイト関連記事 2023年8月開業の宇都宮ライトレールには厳しい現実が立ちはだかっている はこちら。

日本で考えられる都市型「BRT」のメリットは?

但し、日本では3連接25m級の大型車両?は(ヨーロッパ同様に「雪害対策」、道路拡幅用地の確保(専用レーン確保!)も含めて)太平洋岸の一部の都市(名古屋、徳島、和歌山、佐賀市?)位でしか普及は難しいでしょうが、18m級の2連接車両であれば...

最新の18m級2連接国産ノンステップ路線バスでは
  • 定員120名!
  • 運行速度(法定速度)一般公道(専用レーン)法定50㎞/h、自動車専用道 法定80㎞/h
  • ディーゼルタイプ5000万円程度

とかなり割安で、しかも運転手一人当たりの輸送効率も断然よくなり、運行速度(表定速度)も早く、財源の乏しい地方公共団体には非常に魅力的なトランスポーター(ツール)だといえます!

「乗り心地が悪い」と批判する「土建業界人」もいますが、整備が行き届いた"走路"では建設費のかさむモノレール並みの乗り心地は確保できて、「新都市交通システム」等よりはずっと快適です!

♥最新鋭18m級120人乗り国産連接バストラム

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公開:2019年7月23日
更新:2024年4月 5日

投稿者:デジタヌ

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