狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載『 都市型BRT "基幹バス"が地方都市の公共交通システムとして最適では!...』ー第2回ー

★プロローグ 日本で路面交通が軽視されている訳は...

香港・中国本土などアジア各国でも盛んに利用されているライトレールですが...

トラム(路面交通)は日本で一番冷遇(ほぼ無視?)されているのです!

第0項 鉄道機材 syndicate が儲からない!

日本では鉄道機材 syndicate が儲からない!ために、無視されているのでしょう!

つまり別稿で詳述した様に、民間企業(製造業)の設備投資意欲が減退したままのわが国では、年間一兆円規模の設備投資を続けている第3次産業!鉄道サービス業会は、「砂漠の中のオアシス」の様なありがたいcustomer(顧客)であるわけです。

成長産業である?ホームドア設備 syndicate にとっては特に...

※このお金(20億円!)は"誰(自民党?共産党?)の懐"を潤した?のでしょうか...

第1項 日本からトラムカーが消えていったわけは...

昭和40年代に殆どの大都市から「トラム」が消ていったのは「チンチン電車」そのものに問題があったのではなく、急速な「モータリゼーション」の発達に対応できなかった「道路行政の遅れ」に問題がありました。

「その場凌ぎの行政」への非難をかわす為の道交法改悪?が原因!

単純に道路整備が遅れただけで、その場凌ぎで一般車両の軌道内侵入を認めてしまった行政当局に問題がありました!

このために「トラム」の最大の美点「定時運行」が維持できなくなり、次々と日本の大都市から「トラム」が駆除?(※4)されていったわけです。

※4、当サイト内関連記事、交通アクセスの変遷《コラム令和元年》日本各地から森林鉄道・軽便鉄道・路面電車が消えた理由 はこちら。

立ち遅れた道路行政で「定時運行が崩壊!」した...

日本の大都市で路面電車が消えていったわけは貧弱な道路行政で「定時運行が崩壊!」したことが最大の要因です。

熊本市のようにバイパス建設・新規都市計画道路等の整備に熱心な自治体では、トラムは生き残りました!

近年でも、豊橋市のように「道路の拡幅」そのものに目を向けた例では「交通渋滞」は解消されて...

地元住人立ち退きのいざこざを避けて!道路拡幅整備も行わずに巨費を"投棄"して「無理やり」地下鉄を引いたような道路では「交通渋滞」は解消されていません!

参※)当サイト関連記事 地下鉄建設では域内 一般道の交通渋滞は解消 しない! はこちら。

渋滞に阻まれる拡幅以前のあべのハルカス前

トラムも車もスイスイの拡幅事業後!

第2項 西欧では Tram が近郊型中量交通の主役

西欧の先進国!では超低床トラムカーを用いた LRT が都市近郊の中規模交通の主流となっています!

特に日本同様に「私鉄が発達しているスイス」では欠かせない都市近郊アクセス手段の一つとなっています。

以下はチューリッヒのUetlibergbahn Zurichの例。

第3項 トラム型低床車両に対する偏見、よく揺れる?

日本では、「保線レベル」→「乗り心地」(※31)という考え方が定着していないようで?

乗り心地と言えば「車両」という短絡指向になっていて、「都電荒川線」「広電」「福井鉄道」「筑豊鉄道」等の乗り心地(良く揺れる!)の悪さが"ちんちん電車型"超低床トラムカーそのものの評価となってしまったようです。

参※31)当サイト関連記事 独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備機構(旧・鉄建公団)が組織改編できれば...地方の 鉄道事業者 にも明るい未来が!はこちら。

特に面白半分にトラムを取材してweb公開している無知な?「YouTuber」にこの傾向が強く見られます

彼らは、「長崎電気軌道」を一度取材してみるべきでしょう!

100円電車(令和元年7月現在は130円均一料金)で全国的に有名になった同線ですが、1990年当時出張で度々訪れていた小生は高速運行(法定速度(40㎞/h)違反?)していた吊り掛け駆動方式の"チンチン電車"が、併用軌道改良工事の成果で「揺れ・振動」共に非常に少なく、素晴らしい乗り心地に驚かされたものです。

よく整備された路線では吊り掛け駆動!の"チンチン電車"でも素晴らしい乗り心地なのです!

続きはこちら

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公開:2019年7月23日
更新:2024年2月23日

投稿者:デジタヌ

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