狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

Essay『 なにわ筋線十三支線が実現しても?神戸・宝塚方面からは直通できない!』ー第5回ー

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★第3節 「宝塚本線」は苦痛な叫びを! 

  • ●宝塚本線 大阪梅田⇔宝塚 間24.5㎞ 
  • ●途中駅17駅 平均駅間距離1.36㎞ (最短区間、中山観音⇔山本間800m)※元路面電車路線にしてはまあまあの駅間距離。

特に「宝塚本線」は追い越し施設(待避線)のある駅が少なく、しかも(2020年11月現在十三→大阪梅田)7時台22本ある列車のうち11本は(急行とは名ばかり!の)"お宝"「急行」"ですが、

第1項 宝塚から発車する上り"お宝"「急行」"

上り始発宝塚駅(大阪梅田から24.5㎞)から全19駅中10駅目の豊中駅(全行程24.5㎞の半分以上にあたる距離の14㎞)、まで「各駅に停車」していて、あとは適当に「停車場」を蹴飛ばして通過しているだけで「速達急行列車」とはほど遠い現状です!

宝塚→大阪梅田間を利用する乗客は「宝塚本線」を利用するのではなく、昼間は西宮北口での「乗り換え」もいとわず神戸線経由で梅田まで通っている有様(※11)です!

  • 上り急行 始発宝塚→豊中 間14km10駅は各停で所要時間24分表定速度 35㎞?

  • 上り準急電車に至っては宝塚→曾根間15.8㎞12駅は各停運行で!所要時間29分表定速度32.7㎞???もう他路線の各駅停車並み!

参※11)救済策?として朝ラッシュ時間のみの通勤時間帯限定・準急が運行されている有様、 宝塚→(西宮北口)→大阪梅田間23.3㎞ルート (全15駅中途中8駅停車) 36分!280円(大廻り特例料金適用)表定速度38.8㎞/h !

宝塚→大阪梅田間 24.5㎞の現状他路線比較では

  • 通勤時間帯(区間?)急行(前19駅中途中11駅停車!) 44分! 280円 表定速度33.4㎞/h ???※これじゃ各駅停車でしょう!
  • ※JR宝塚線 JR宝塚→大阪間25.5㎞ 330円 快速(ルート7駅中途中4駅停車)29分! 表定速度 52.8㎞/h

※参考データその1 退避駅と途中駅の関係

宝塚⇔雲雀丘花屋敷(18.2㎞)間 6.3㎞の途中4駅

清荒神駅(23.3㎞)、 売布神社駅(22.4㎞)、中山観音(21.5㎞)山本(19.7km)

雲雀丘花屋敷⇔川西能勢口(17.2㎞)間 1km
川西能勢口⇔曾根(8.7km)間8.5kmの途中5駅

池田(15.9㎞)、石橋阪大前(13.5㎞)、蛍池(11.9㎞)、豊中(10.5㎞)、岡町(9.5㎞)

曾根⇔庄内(6㎞)間2.7㎞ 途中1駅

服部天神駅(7.5㎞)

庄内⇔大阪梅田 間6㎞の途中3駅

三国駅(4.4㎞)、十三(2.4㎞)、中津(0.9㎞)

※カッコ内は起点大阪梅田駅からの距離

曾根→十三間 6.3㎞ 5駅(途中3駅)の所要時間比較

上がり準急  6.3㎞ 8分 表定速度 47.3㎞

上り各停  6.3㎞ 10分 表定速度 37.8㎞?

つまり曾根→十三間 6.3㎞区間での準急と各停の違いは途中庄内駅での退避約1分と2駅停車20秒x2約40秒合わせて約2分の差が表れている訳!(※12)

※12、大都市近郊電車複線区間では、昼間通常停車駅で17~20秒停車、追い越し待機駅で約1分停車、緩急接続駅で約3分停車が一般的なダイヤ設定。(2019年現在の近鉄南大阪線昼間運行時に実測した値)

第2項 北急の箕面市内延伸は宝塚線 の混雑緩和に一役

此の期に及んで阪急さんは苦渋の決断とも言える「子会社」「北大阪急行線」の箕面市街延長を決断されたのでしょうが...

現在でも利用者の多くは「梅田駅」で「地下鉄御堂筋線」に乗り換えているわけですから、例え初乗り運賃2度払いでも「北急」で大阪市内に座っていった方が楽なのです。

第3項 なにわ筋線"相乗り"構想も

自らグランフロント大阪事業に鞍替えしておきながら(※13)、いけしゃあしゃあと、十三支線として「なにわ筋線」に参入させてください!?

もう、恥も外聞もどうでもよいのでしょう、なりふり構わぬ宝塚本線十三⇔大阪梅田間の混雑緩和策(振替え路線案)です。

参※13)当サイト内関連記事 国鉄ビッグバンで浮上した「グランフロント」計画と刺し違えて新大阪市街地改造計画は葬られた! はこちら。

第1目 阪急の本音は?「なんとしてでも宝塚線の混雑を緩和」したかったのでしょうが...

1991年当時、小生が川西能勢口駅前に住んでいた約27年前当時年間(1991年当時※42)と所要時間はあまり変わっていないようです。

  • 川西能勢口→大阪梅田 17.2km  急行(途中5駅停車)31分270円表定速度 33.3㎞/h????
  • 参JR 川西池田→大阪 18.7㎞ 快速(途中2駅停車)23分330円表定速度 48.7㎞/h 

※参42) 前途したように小生は1991年当時東大阪の事業所勤務で川西から通勤していましたが、朝はJR、帰りは駅に近いので阪急という風に利用していました!

当時は1987年4月のJR民営化から3年あまりなのでJR福知山線では「湘南色」の113系が用いられていた時代でもありました。

特に宝塚本線「十三⇔梅田(大阪)終点間の混雑は酷く」小生が川西能勢口に住まいしていた1993年ごろの1日乗降客は23万人代台でさほど醋ざましく感じなかったほどです。

当時も今も、「安くしてあげているのだから少々の事は我慢しなさい」ということらしいですが...、(大阪にしては)あの混雑ぶりはどう考えても異常です!

第2目 幸か不幸か武漢ウィルス総攻撃で...

幸か不幸か2019年以来の武漢ウィルス総攻撃で、いみじくも近未来の旅客需要減少のシュミレーションができて...

宝塚本線の殺人的混雑は緩和されてしまいました。

(2021年来)最近なにわ筋線十三支線と新大阪線(※14)の、話題が遠のいた?のはそのためです。

つまり『のど元過ぎれば何とやら』で新大阪線(なにわ筋線十三支線)妄想は、"無かったこと"!?になってしまったわけです

参※14)当サイト内関連記事 阪急 新大阪連絡線 は 幻の京神連絡線 として計画されていたが... はこちら。

続きはこちら

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公開:2017年12月28日
更新:2024年3月 7日

投稿者:デジタヌ

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