狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載『 三重県の"ご神灯!"リニア中央新幹線・亀山駅は 北陸新幹線小浜ルートになぎ倒された!』ー第3回ー

★第2節 リニア中央新幹線 名古屋以西延伸を前提としたバラ色の未来像!は..

  • ●茶色ライン 県堺
  • ●紺色ライン リニア中央新幹線想定ルート
  • ●紫ライン JR 
  • ●ピンクライン 旧関西鉄道本線(JR草津線)
  • ●赤色ライン 近鉄不死鳥ライン
  • ●緑ライン 高速道路(高速バス)

第0項 軌道改良工事は不可欠!

亀山駅を中心とする、関西線、紀勢線はJR東海さんの亀山⇔五名古屋間を除いて、紀勢東線( 亀山⇔津間)、JR関西本線(亀山⇔柘植⇔伊賀上野(⇔加茂))全て40kgN型軌条を用いており長良川鉄道などと同じ最高運転速度85㎞/hになっています。

両路線共に最高速度110㎞/h運転に対応させるためには、大和路線(加茂以南)同様に50kgN型レールに軌道改良しないといけません。

第1項 三重経済の中心地と成れるかもしれない亀山市

地図をご覧いただければ一目瞭然!

「全ての路は亀山に通ずる!」

帝都東京と直結して、県庁所在地津市はもとより滋賀県南部、とも結ぶ「交通の要所」となり、地方銀行はもとより都市銀行、証券会社などの金融機関の支店、流通・サービス業なども拠点を構える三重経済の中心地になるやもしれません!

当然!HONDAさんは三重支社を移してくれるでしょう?

但し、この際に駅南側鈴鹿川と関西線との間に広がっている「広大な」敷地をJR東海さん・三重県・鈴鹿市でTMO(特定目的会社)(※21)を設立して「駅前再開発事業」を行い区画整理・道路整備を行い、中心となるJR亀山駅を建中心に、オフィス街に変貌させる必要はありますが...

参※21)当サイト内関連記事 まちづくり三法のしんがり、お役人と職者が考えた市街地活性化の切り札『TMO』ちゃんとは? はこちら。

リニア中央新幹線・亀山駅⇔津駅 間は

亀山⇔津間は三重県・沿線自治体の協力で奈良線同様(※22)に電化されて高速化が果たせるでしょう。

つまり、三重県においては近鉄とJR東海は"良い関係"にあり、お互いに捕捉しあっているので、三重県は両社を煽るような無駄な投資はさせない(財政支援しない)でしょう。

参※22)当サイト内関連記事 JR西日本 が京都市内の 奈良線複線化 に熱心な訳 と 観光特急まほろば延伸 への期待値とは... はこちら。

第2項 伊賀盆地エリアは

(※以下は令和2年9月29日にJR西日本大阪近郊大回りで、草津線草津⇔柘植間を走破した際に小生が受けた印象を狸穴総研・交通問題研究所実地調査報告としてまとめたコラムです。)

柘植まで草津線が電化されていて、草津線からの乗り継ぎ需要もかなりありそうでしたが。

但し現状でははっきり言って不便です!

しかし後述するようにこの区間を三重県さんと滋賀県さんが本気で第3セクター化(第3種鉄道事業者)して支援(助成)してくれれば、高速化は可能です!

近畿にある飛び地扱いだった分家伊賀盆地が、本家ともども晴れて東海エリアの仲間入り!ができるわけです。

リニア中央新幹線が開通すると、長年山並みで分断されていた、本家伊勢湾岸エリア・東海エリアともつながり伊賀盆地分離近畿圏編入運動?もなくなるでしょう。

更に、関西線 亀山⇔柘植間の改良工事を行えば、嘗ての関西鉄道本線「草津線」を通じて亀山⇔草津間線沿住人の需要も生まれます!

つまり柘植⇔亀山間(20㎞)は将来優等路線に大化けするかもしれません。

開業当初の汽車と違って現在の高性能なハイブリッドカーはこの程度(10‰)の坂道では何の苦もありません!

関西線は意外と高速路線!

2020年現在でも駅が少ないこの区間の所要時間は25分(表定速度48㎞/h!)と、電化された草津線(草津⇔柘植間表定速度46㎞/h)より高速!で意外と所要時間はかかっていません!

非電化ローカル線の救世主ハイブリッドカー!

新型特急車両なら線形改良(新設路線転換)しなくてもは表定速度60km/h台までは確実に向上!できます。

同じような線形で単線の高山線では

身の太田⇔白川口間 25.8㎞を走る実質通勤ライナー ハイブリッドカーワイドビューひだ号所要時間22分(♥表定速度70㎞/h!で結んでいます。

つまりリニア中央新幹線亀山駅⇔柘植間(20㎞)は ♥最速17分!

柘植⇔草津間 36.7kmは最速 32分!で結ばれることになり、

亀山⇔草津間は乗り換え時間を見込んでも最速50分台のシャトル便で連絡可能となり、草津線沿線住人も亀山総合駅⇔柘植間を利用してくれることになり、嘗ての関西鉄道本線の栄光が戻るわけです!

漁夫の利?を狙っていた滋賀県も

滋賀県さんは、東海道新幹線敦賀支線(米原ルート)誘致の成否如何によっては、草津線・旧関西鉄道(かんせいてつどう)の高速化(軌道改良)に協力するかもしれません、全県知事さんによって破棄された「東海道新幹線栗東駅計画」がポシャッテ、交通インフラとしては第2名神に頼らざるを得ない状況ですが、短中距離ならともかく...

甲賀市などの草津線沿線自治体は、リニア中央新幹線「亀山駅」誕生に期待をかけているのではないでしょうか?

北陸新幹線米原ルートの成り行き如何によっては、前途したように三重県さんに協力して関西線亀山⇔柘植間⇔伊賀上野間34.6㎞の第3セクター化(第3種鉄道事業者として運行はJR西日本にお願いする)に出資して電化事業に協力してくれるかもしれません?

この区間は前途したように、線形もよく駅も少ないので、前途したように"現状でも草津線よりも高速!"で、

今以上の高速化のメリットはあまりありません(というより不可能?)でしょうが、

リニア中央新幹線が実現すれば?亀山駅⇔草津駅(石山・京都駅)間に直通快速運行が可能!となり、びわ湖観光の表玄関路線に返り咲けるわけです!

 

公開:2020年9月29日
更新:2024年2月23日

投稿者:デジタヌ

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