歴史探訪『 アメリカ建国に重要な役割を果たした大河川と鉄道』ー第6回ー
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第6回 白人・耶蘇教徒のアメリカ大陸分譲!争奪戦・叙事詩編
第0項 北アメリカ大陸のterritory争奪戦において川は大事なFrontierだった
川は北アメリカ大陸開拓初期において重要なLogistics (兵站)を果たしただけではなく、territory(実効支配地)を分かつ重要な Frontier(縄張り境界)として、各国の防衛ラインの最前線として死守される攻防ラインとなっていました。
大河川は水を流していただけではなく、そこで戦った人たちの「多くの血」も流されていたのです。
ご覧の通り、『自由・平等・博愛』を信条とするPuritan達が宗教弾圧にさらされていたイギリス本国を逃れてメイフラワー号で"新天地"に渡り、独立独歩の identity を確立して、democracyを"本願"とするUSAの礎となったわけですが...
独立後も商人共をバックした共和党のWar hawk(タカ派)と呼ばれる輩共が、時折政権をとると、軍事力にものいわせた強硬な姿勢を示すわけです。
付き合っている方(諸外国)から見れば、正しくジキルとハイドの2重人格を持ち合わせているように見えるのがUSAです。
つまり、liberal派が政権を取っているときには、例え戦争に巻き込まれても、米穆戦争終結後のSpanish territory 買い上げのように、領土を略奪するのではなく買収で穏健に拡張して、紳士的な外交を行い西欧世界からも批判を浴びないのですが...
Republic of Texas 併合やその後のRepublic of Hawaii 併合のように,共和党の鷹派が政権を握ると、自国民(経済人)サイドに立った、傲慢で強肩な外交を行うわけです。
後年のアラスカ買収も、当時のロシアが強大だったからterritory奪取を諦めたのではなく...
当時の政権が穏健かつ紳士的だったので、買収と言う紳士的な手法をとったわけです!
第1目 Star Wars は"おとぎ話"ではないアメリカ社会風刺!
某思想家であり有名な映画作家がシリーズ化した"Star Wars "は単なるおとぎ話ではなく...
現在アメリカ社会を痛烈に批判した社会風刺でしょう!
レイア姫を指導者に仰いだ、反乱同盟軍はリベラル派の象徴であり、
ダースベーダーを率いる帝国軍の総帥「悪の権化」銀河帝国皇帝は...
「赤狩り」が横行した戦後すぐのアメリカだったら、J・ルーカス監督もチャップリン同様に「国外追放!」されていたでしょう...
狸穴総研 考現学 研究室 出自多留狸
第1項 大陸最初の Nation(統一国家・属国)を建国したスペイン王国
その後は、America(アメリカ大陸)の名称の由縁となったイタリア生まれの地理学者・探検家のAmerigo Vespucciが「海洋進出を企てていたスペイン」の要請で。1497年→1505年にかけて4度のscouting(斥候・偵察)航海で新大陸アメリカを確認して、
コロンブスがイスパニョーラ島に再度fort(砦)とcolony(植民地)を築き、息子Diego Columbus(ディエゴ・コロン)が1510年に金鉱を求めてキューバ島に遠征し、1511年に有名なDiego Velázquez de Cuéllar(ベラスケス)が、fort(砦・)とcolony(植民地)を築き総督となり、本格的な大陸遠征の拠点を築きました。
そしてカソリック社会スペイン王国による「土着民族弾圧・殺戮・金銀財宝略奪」のアメリカ大陸蹂躙の世紀に入ったわけです。
と同時に西インド諸島(アメリカ大陸?)の植民地化でアメリカ大陸進出を果たし、アメリカ大陸初のNation(統一国家・海外領土)"を建国(主張)して、ヨーロッパ各国に認めさせたのもスペイン王国でした。
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開拓(侵略)初期から、アメリカ大陸でのvirreinato(副王領)dominion(国外領土 )(※10)、そして北アメリカ大陸最初の主権国家USAとそれに続いただ2番目の主権国家Mexicoの成立に関与したのが以下に掲げる人たちです。
参※10)当サイト内関連記事 国際社会(西欧社会)における"主権国家" とは? はこちら。
スペイン王国の新大陸"領土化"に貢献した?征服者コルテス
前途した海賊の親玉?ベラスケスがメキシコ本土へのSpanish territory 拡大に差し向けたのが、Hernán Cortés(コルテス)でした。
メキシコに上陸して平定(征服)を開始した当初は、ベラスケスが"権力闘争"の標的・政敵として、キューバから討伐隊を送りベラスケスに"粛清"されかけましたが...
1521年にメキシコを実質平定して、スペイン本国にSpanish territory(国外領土)として認めることを進言(直訴)し、
1535年にスペイン王国の飛び地としてVirreinato de Nueva España(副王領ヌエバエスパーニャ)が誕生する路を開きました。
但し彼の、「Virrey(王代理・知事)になる野望」はかなわず、Antonio de Mendoza(アントニオ・デ・メンドーサ)がVirreyとして派遣されました。
Virreinato de Nueva Españaこそ「ヨーロッパ諸国に認知されたアメリカ大陸最初の"国家(領土)"」と言っても差し支えないでしょう。
但しあくまでも「飛び地・領土」として"スペイン王国が併合し"たエリアなので主権国家ではありませんでしたが...
植民地政策をとった嘗ての大日本帝国の朝鮮半島併合はこれに学んだのでしょう?
李氏朝鮮はアステカ文明同様に、多くの反対勢力を抱えた、呉越同舟集団でもあったわけです。
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公開:2021年10月19日
更新:2024年4月 5日
投稿者:デジタヌ
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