連載《 オムニバスタウンは地方都市が「地方衰退の逆風」を走り抜ける"秘策!》ー第3回ー
LRT(Light rail transit )の本来の意味合いは公共交通機関!を示す用語ですが...
日本では legacy rail transporter? つまり「時代遅れな交通機関?」として"軽視"(Light Sight)されています。
第0項 Business Reduce Transformation となり果てた!日本型BRT
そして本来 bus rapid transit だったBRTも、Business Reduce Transformation(交通事業縮小変態)の意味合いとなり果てています!
つまり(カタカナ外来語に誤魔化されやすい)「日本人気質」を悪用して地方交通路線切り捨ての「鉈(なた)!」の方便としてのビー・アール・ティーが好んで悪用されているわけです。
第1目 間違ったConcept 日本型 Business Reduce Transformation
前途したように、BRTは bus rapid transitであり、市街地のtraffic を円滑にするための、地下鉄・新都市交通に代わるべき地方都市市街地向けの中量交通機関なのです。
利用者の多い市街地部分を無視した日本型 Business Reduce Transformation
rural(ルーラル)areaは一般道を利用して、regional line(地方交通線)と結節するTerminal(終端)前後部分で、専用"私道"を走行するといった"本末転倒"の運行形態をとっています!
つまり、日本型 Business Reduce Tansformation(交通事業縮小変態)として登場した"痴呆"都市のローカルBRTは...
最大の欠点は維持管理費事業者負担の私道!
更に、一般道に併設した"専用レーン"でも無い鉄道事業者の"私道"なので、維持管理の重荷が全て事業者の肩に負担となり背負い込まされて、更には、「私道の固定資産税・事業税」もしっかり徴収されて経費削減にも繋がらない!わけです。
これが原因で、以下に上げた誤診線?をはじめとする 日本型 Business Reduce Transformation は abandoned Road(廃線)となりました!
第2目 日本型 Business Reduce Transformation の実例
以下は Business Reduce Ttransformation(交通事業縮小変態) の典型例の数々です
ひたちBRT・日立電鉄バス転換バス専用道(私道)の例
2005年4月鉄道線全線廃止2013年3月25日に、旧久慈浜駅 - 大甕駅間の廃線跡の一部を転用してひたちBRT運行開始。
鹿島鉄道バス路線転換バス専用道(私道)の例
2006年(平成18年)3月30日に鹿島鉄道線の廃止届(※1)を国土交通省に提出し廃線。2010年8月一部区間BRT路線として復活。
※参1 地方鉄道=現行の第一種鉄道事業者は廃止届だけで簡単に廃線にできる!
、軌道法に基ずく「軌道特許」に関するWikipediaの解説はこちら。
JR大船渡線切り捨バス専用道(私道)例
2013年3月2日:。大船渡駅 - 盛駅間でBRT専用道 (1.9 km) が供用開始気仙沼駅 - 盛駅間でBRTの運行を開始!
沿線住人の辛抱強い!支援で現在もしぶとく営業を続けている路線が日本最古の盤祖日本型BRT路線の白棚線です。
1957年開業元祖日本型BRTジェイアールバス白棚線の例
1944年12月11日 に全線 (23.3 km)が休止されて、代行バス路線バス(白棚線)運行を経て1957年に白棚高速線として「BRT」化された例。
※本路線も専用道(私道)区間はJR東日本の"私道"なので、何時abandoned Roadとなるか...
第2項 最終的には路線・私道が消滅した例
何れも(表向き)色々な?こじつけ理由で、結局は切り捨てられました!が、
本当のところは、専用道(私道)の維持管理費が...
第1目 1962年にBRT化され2016年限りで廃止された名鉄岡崎市内線バス専用道(私道)の例
第2目 国鉄の unfinished line がバス路線転換した国内3例目の国鉄五新線(バス専用道・私道)の例
誤信線!は国鉄バス路線五新線として建設されて!unfinished lineに終わった五条駅⇔城戸 ⇔阪本 (⇔新宮間)が1963年3月 開業して、2014年9月30日に廃止された「元祖日本型 Business Reduce Ttransformation」です。
この路線こそ私道となった鉄道路線の典型で、長年の放置?状態がたたり、走路の老巧化(橋梁・舗装など)と、並行する国道(バイパス)の整備で、バス事業者にとってメリットが無くなりabandoned roadとなった代表格です!
第3目 2012年(平成24年)3月31日 限りで廃止された富山地方鉄道射水線バス専用・私道!の例
1980年(昭和55年)3月31日 に全線が廃止されて、同年6月30日 一部区間がBRTとして復活しましたが...
2012年(平成24年)3月31日 限りで廃止された富山地方鉄道射水線バス専用道(私道)の例。
※この私道も、維持管理が困難になり廃線(廃道)となりました!
第3項 日本では公共投資効果が期待できないガイドウェーバス
第1目 日本型BRT同様に歪曲された基本Conceptによる喜劇!の産物です
ガイドウェーバスは独・豪の例にみられるように、Interurban(都市圏近郊電車)に代わるTransporterとして考え出されたものです!
つまり、中核都市の中心街と周辺衛星都市間を結ぶ交通システムなのです。
だから、Rural area(郊外)は専用道路(特殊街路)を高速(80km/h)でかっ飛ばし集落(周辺住宅地)を結び、市街地では、Tram (Streetcar)のように街路を走り、住人の利便を確保しているわけです!
金縛り状態のゆとりーとラインでは
つまり、ゆとりーとライン(ガイドウェイバス志段味線)のように、Rural area(肥えたご?区間)を混んだ一般道を「ガタコト」走り、Terminal(終端)近辺の市街地の住人の利便を無視したような、市街地快足路線では全く本末転倒の、「実物大のプラレールゴッコ」としか評しようがないわけです!
莫大な建設費100億円/km以上をかけて、こんなくだらないものを建設するなら、沿道住人に立ち退き料を払って、用地を確保して「道路拡幅」して、バス専用レーンを設置して、基幹バスを運行したほうが余程「市民に役立つ公共投資」に繋がったはずです!
第2目 特殊街路走行には大人の免許が必要!
日本では軌道法に下ずく無軌条鉄道車両!?
更に、現行法規では「ガイドウェーバス」は特殊街路!(専用走路)を走行する無軌条動力車扱いの為、トロリーバスと同様に動力車運転免許を所持した運転手しか運行出来ません!
おまけに新都市交通擬きの「バリアフル高床バス」ではユニバーサルデザインの普及に努めている日本には向きません!
上の2つの動画を見比べていただければ一目瞭然!
つまりドイツで始まった「ガイドウェーBRT」システムはあくまでも路線バス運行の一形態であり、諸外国では法規上も「専用レーン」上を走行する「路線バス!」扱いですが...
日本では、前途したように、運行が厄介な軌道法に下ずく無軌条鉄道車両!?扱いとなっていて、これが日本で普及できない実際の障壁となっています!
(※詳しくは日本ではほとんど「メリットが無い!」ガイドウェー・バス! BRTをご覧願います。)
公開:2019年8月14日
更新:2024年3月29日
投稿者:デジタヌ
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