狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載『"なにわ筋LRT"こそ公共交通不毛ゾーン西区の市民を救う(鉄)路では...』ー第4回ー

第3節 なにわ筋トラム実現のいくつかの技術課題?と♥解決策!

第1項 夜間の留置場所は...現汐見橋駅改修で解決

車両基地は、現南海汐見橋駅構内を改修して使用すれば6編成程度は留置できて、更に日常の始業点検にも問題は生じません!

研修作業は「岸里玉出」駅から、本線電車に牽引回送してもらい従来通りの住之江車庫で行えば問題ありません。

第2項 福島駅構内?踏切解消にも目途が

本年2023年3月18日に大阪駅地下ホームが開業しましたが...

2020年に着工した「なにわ筋線」が予定通り2031年に開業するまでは大阪駅鹿ホーム⇔西九条(⇔安治川貨物駅)間を走る、「はるか」ちゃん、「くろしお」親父、と安治川貨物駅に向かうコンテナ列車は「なにわ筋」を横切る福島駅構内?踏切を横切り続ける!わけですが...

なにわ筋の大部分は地上高4.5m以上のトロリーライン(架空線)で建設して、♥福島駅前電停⇔福島6丁目電停までバッテリー走行すれば、福島駅構内踏切クロス(架線干渉)問題も生じません!

更に梅田貨物線のこの地上区間は、大阪環状線の隣接別敷地に併設されているので、

2031年のなにわ筋線建設と並行して工事すれば、大阪駅構内配線を変更して、少しの間だけコンテナ列車を大阪環状線に逃がして工事を行えば大阪環状線と同じ高さ迄高架化できます!

大阪駅の構内配線を少しいじるだけで、コンテナ列車は新大阪⇔大阪駅⇔安治川貨物駅間経由に変更できるわけです。

つまり福島駅構内踏切は解消できます

これで、なにわ筋LRT を電化しても全く問題は無くなります!

第3項 新設併用軌道区間は?

地底鉄道掘削のように"べらぼうな建設費(500億円/km!)"をかけなくても...

トラムは小回りが利くので、交差点でもバスのように簡単に右左折できて、"なにわ筋"を含む全経路に渡り、♥道路拡幅に伴う"立ち退き問題"生じません!

第1目 集電方式をどうするか?

さてここで問題となるのは車両の集電方式ですが...

都合よく、すでに西欧先進国!では架線を無くしたバッテリートラムを採用する都市も増えてきました。

実用化している都市では、都心部はバッテリーで走行して市街地や郊外をトロリーラインから集電する手法で運行されています。(※41)

♥オクラホマシティーのバッテリートラム

参※41) 地表集電でトロリーを無くす手法もありますが、海コン・トレーラーなどの大型重量車両が走行する大阪市内では、耐荷重の面で問題がありますが、♥バッテリートラムなら問題はありません!

第2目 交差点は基本立体交差化

もちろん主要道路との交差点では、側道幅も確保できるところは走行車線とともにアンダーパスで、道幅40m以上確保できないところでは、軌道だけをオーバーブリッジで立体交差化すれば済むでしょう。

第3目 電停も格安に!

併用軌道部分は初めからワンマン運転18m連接車両で運行することを前提とすれば、停留所設備はシェルター程度で済んでしまい格安で建設できます!

つまり"なにわ筋線"南海スキーム(出資金) 185億円同額程度で十分賄えて、

(地元民等の先生方は地元の土建屋に良い顔ができないでしょうが?)沿線住人・利用者の強い支持も得られ、リニューアル開業当初から現状の赤字路線(汐見橋支線)が一転して♥黒字間違いなしの人気路線となる訳です!

 

公開:2020年10月23日
更新:2024年2月29日

投稿者:デジタヌ

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