狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載『 京阪・中之島線 "阪神直通の夢"は何処へ...』ー第1章第3回ー

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★第2節 中之島線は21世紀の生き残りを賭けた京阪の切り札?

取りあえず中之島駅までは堂島川沿いに「こぎ着けた」京阪中之島新線ですが。

創業以来、国家権力と大阪市の『市営モンロー主義』を唱えるシンジケートに振り回されて、中心部乗り入れが阻まれ続けてきた「お京阪」が、やっと大阪市のおヘソ"中之島"に、間借りなりにも?上陸できましたが、今後はコスモスクエアを目指して西進する(鉄)路を...

第0項 21世紀の transportation system は3Eを目指す世紀...

21世紀の日本は、『現状の resource を有効活用して、無駄な重複投資を省き、♥ecology(エコロジー)、economy(節約)に配慮した ♥evolution (進化)の3E並立すべき時節』なのです!

労働組合との馴れ合いを断ち切り!『既存交通事業の restructuring(断捨離・再編・合理化)で reconstruction(再構築・再建)が不可欠な世紀』なのです。

第1項 京阪中之島線はただ単に不採算「盲腸路線」で終わってしまうのか?

大阪近郊私鉄の共通の危機感とは?

別稿で取り上げた大阪近郊私鉄の共通の危機感。

それは沿線住人の少子・高齢化による利用者ばなれ!

京阪は大阪市中心部乗り入れによる利用者の利便強化策で何とか突破口を見つけ出そうとしていますが...

そのような、京阪の悲壮な意気込みを感じるのは筆者だけでしょうか...

そこで、本章の表題「頑張れお京阪」となるわけです。

おケイハン、今は少ない支持者しか居ませんが、きっと大阪市民、兵庫県民、大阪府民が見方になってくれます?

鉄道事業者の意地をかけて阪神相互乗り入れが実現できるように、根気強く頑張ってください!

フレー、フレー、ケ・イ・ハ・ン!... トホホ(ノ-.-)ノ

★第2項 新規路線は気長に!

第1目 『21世紀前半に念願成就』すればよい!位の覚悟で...

結論に至るまで、10年や20年かかっても良いと思うのですが...

『今世紀前半に念願成就すればよい!』位の覚悟で、気長に根気強く取り組めばよいのではないかと部外者は思いますが...

京阪ホールディングスの出資者はそんなに気長にはなれないのでしょう!...

『そんな悠長なこと言っていたら、京阪ホールディングス本体の存続すら危ぶまれる...』

第2目 2009年開業した阪神ナンバ線は

1948年、現ルートでの特許申請/(軌道法に基づく申請)

1959年、戦後になって念願の特許取得

1964年 西九条までの部分開通 

2009年 部分開通後45年、凡そ半世紀をへて念願のナンバ乗り入れが叶う!

近鉄がナンバ乗り入れを果たしたのが1970年

パートナーの近鉄がナンバ乗り入れを果たしたのが1970年expo'70大阪万博の年。

近鉄は阪神がやってくるのを40年近くも待ち続けた訳です!

振り返れば1946年 両社が協同出資で大阪高速鉄道を設立して、相互乗り入れ連絡鉄道を特許申請(軌道法で)してから実に63年も要したことになります!

筆者が思うに乗り入れを果たす阪神電車よりも、ず~っと待ち続けていた近鉄の関係者の方が感激ひとしおでおられるのでは無いでしょうか!(※37)

1946年 当時若くして計画立案、特許申請に関わった近鉄OBの方がご健在でおられたら、阪神電鉄ナンバ線の大阪難波駅乗り入れ一番列車を感涙にむせびながら迎えられることでしょう!

話はそれますが、潤んだ目で熱心に説明した筆者に、愚妻は『馬鹿じゃないの、タダノ鉄道新線が開通するだけでしょ』と冷たい眼差しを向けました!

しかし男は、この手の大河ロマン風の『プロジェクトX』にえらく感動するものなのですが...

21世紀令和の御代では「鉄道ロマン」などありえないのでしょう...... トホホ(ノ-.-)ノ

参※37)当サイト関連読み物 鉄道フィクションー"阪神・近鉄友情物語"「69年間待ち続けた男」はこちら

第3項 コロナ禍が働き方の大改革!を

コロナ禍が working を一変させてしまいました!

第1項 東京の新橋ですら...

帝都!東京の新橋ですら、在宅勤務の普及?と共に、出社率が30%未満の企業本社が増え!

都心ののオフィス街から郊外?の工場に隣接した社屋に本社を移転する企業が続出!して、

汐留オフィス街で"空きビル"が目立つようになりました!

つまり、現在事業真っただ中の大阪梅田新都心!が完成しても、オフィスビルがテナントで埋まるかどうか...

第2目 阪神電車さんは強気で大阪梅田駅を整備していますが...

阪神電車さんは強気で大阪梅田駅を整備していますが、前途した様に現状では、コロナ禍が完全に過ぎ去っても、大阪梅田新都心に人があふれることはないでしょう!

つまり、現状なんば線にお株を取られた?阪神本線大阪梅田駅では、今以上の賑わいは戻らない!という事です。

第3目  阪神本線を"意地"するためにも...

阪神本線を"意地"するためにも、"おけいはん"とのタッグで、京阪国道沿道から、神戸方面への通学・お買い物客を取り込む必要があるでしょう。

第4項 阪神・京阪がスクラムを組む環境は整っている!

報道統制?で株式投資をなさっている方以外にはあまり知られていませんが、おけいはんと・タイガースは義兄弟の盃を交わしています!

つまり、沿線住民が望めば!おけいはんとタイガースは手を組むでしょう!

第1目 運輸事業者連合会(trust)!を率いている政策投資ファンド

日本の大手鉄道事業者は、日本マスタートラスト信託銀行と日本カストディ銀行が♥Hub となって、独占禁止法に抵触し無いレベルで、アライアンス関係(広範囲にわたる提携関係)trust を結成して、♥共存共栄!を図っているのです。

日本マスタートラスト信託銀行

有価証券の保管や管理事務を行う日本の資産管理業務に特化する銀行(信託銀行)である。設立当初はJPモルガン系だったが、現在は株式を三菱UFJ信託銀行などが保有している。《日本語ウィキペディアより引用

生い立ち
  • ●1985年 米国系のハゲタカファンド?チェース・マンハッタン信託銀行として設立
  • ●1999年 ドイチェ・モルガン・グレンフェル信託銀行→ディーエムジー信託銀行に改称しました。
  • ●2000年 金融ビッグバンで立ち直った?国内金融資本が加わって日本マスタートラスト信託銀行に改称
  • ●2005年 海外資本が完全撤収して、国内金融資本100%体制となり、2行目の国内金融系政策投資ファンドになる!
主要株主

(2023年4月1日現在)

  • ●三菱UFJ信託銀行 46.5%
  • ●日本生命保険 33.5%
  • ●明治安田生命保険 10.0%
  • ●農中信託銀行 10.0%
日本カストディ銀行

日本マスタートラスト信託銀行と同様の投資ファンドです。

生い立ち
  • ●2000年6月 金融ビッグバンで立ち直った!?純国内金融資本の日本トラスティ・サービス信託銀行として発足
  • ●2020年7月27日 日本トラスティ・サービス信託銀行が資産管理サービス信託銀行とJTCホールディングスを吸収合併し、日本カストディ銀行に商号変更
主要株主

(2020年7月27日現在)

  • ●三井住友トラスト・ホールディングス株式会社 33.3%
  • ●みずほフィナンシャルグループ 27.0%
  • ●りそな銀行 16.7%
  • ●第一生命保険株式会社 8.0%
  • ●朝日生命保険相互会社 5.0%
  • ●明治安田生命保険相互会社 4.5%
  • ●㈱かんぽ生命保険 3.5%
  • ●富国生命保険相互会社 2.0%

勿論これら国策投資ファンドの母体(出資者となる)各金融機関には財務省OB、OGも多数!天下り!しています。

京阪電気鉄道㈱

2015年に京阪電気鉄道分割準備会社となり、2016年4月1日に旧・京阪電気鉄道を母体に京阪ホールディングスに生まれ変わり、2016年4月1日に株式非公開・非上場の京阪ホールディングスの完全子会社となりました。

京阪ホールディングスは"おけいはん"と叡山電鉄の株式100%を保有しており、多くの関連グループ会社を保有し、嵐電の株式43.1%を保有して連結決算子会社としています。

主要株主
  • ●日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 6.45%
  • ●日本カストディ銀行(信託口) 3.58%
  • ●三井住友信託銀行 2.80%
  • ●三井住友銀行 1.87%
  • ●STATE STREET BANK WEST CLIENT-TREATY 505234 1.83%
  • ●日本生命保険 1.77%
  • ●日本カストディ銀行(信託口5) 1.21%
  • ●三菱UFJ銀行 1.27%
  • ●JP MORGAN CHASE BANK 385151 1.16%
  • ●日本カストディ銀行(信託口6) 1.07%
阪急・阪神ホールディングス関連事業者

阪急電車の子会社能勢電(株式98.5%所有)、そして阪急電車阪神電車の全株式を保有しているホールディングスです。

下記グループ事業者以外にも、神鉄と競合(協調)路線を運行している"神秘バス"にも間接出資しています!

※エイチ・ツー・オー リテイリングは阪急・阪神ホールディングスの子会社です、

グループ企業がお互いの株を持ち合うのは昔からの習わしでもあります。

2005年4月1日に阪急電鉄株式会社が阪急ホールディングス株式会社となり、(阪急電車が完全子会社化)

2006年6月19日に阪神電鉄を完全子会社化しました。

同年10月1日に阪急ホールディングスから阪急阪神ホールディングスに商号変更。

主要株主

(2021年3月31日現在)

  • ●日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 7.80%
  • ●株式会社日本カストディ銀行(信託口) 4.80%
  • ●日本生命保険相互会社 2.15%
  • ●エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社 1.73%(阪急・阪神ホールディングスの子会社
  • ●STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 1.66%
  • ●株式会社日本カストディ銀行(信託口7) 1.61%
  • ●株式会社日本カストディ銀行(信託口5) 1.60%
  • ●株式会社三井住友銀行 1.48%
  • ●株式会社日本カストディ銀行(信託口6) 1.42%
  • ●株式会社日本カストディ銀行(信託口1) 1.27%
山陽電鉄

阪神電車の資本受け入れていますが、東証に上場している上場企業です。

なので、昔からの一般投資家も多く、投資ファンドにとっては近鉄同様に運転しずらい!会社でもあります。

主要株主

(2022年3月31日現在)

  • 阪神電気鉄道株式会社 17.5%(※阪急・阪神ホールディングス完全子会社)
  • 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 5.4%
  • ●関電不動産開発株式会社 5.0%
  • ●株式会社三井住友銀行 2.8%
  • ●みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 川崎重工業口 1.2%
  • 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(退職給付信託神姫バス口) 1.2%
  • ●三井住友信託銀行株式会社 1.1%
  • ●鹿島建設株式会社 1.0%
  • ●モロゾフ株式会社 0.9%
  • ●兵庫県信用農業協同組合連合会 0.9%

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公開:2007年11月 6日
更新:2024年2月23日

投稿者:デジタヌ

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