狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載《 芳賀宇都宮LRTは政令指定都市・宇都宮市に至る光明 "ライトライン" となれるか?...》ー第2回ー

第2回 "嘗ての反対派"もつかんでいなかった問題が多すぎる現行Plan(Delusion?)

第1項 21世紀の transportation system は3Eを目指す世紀...

21世紀の日本は、『現状の resource を有効活用して、無駄な重複投資を省き、♥ecology(エコロジー)、economy(節約)に配慮した ♥evolution (進化)の3E並立すべき時節』なのです!

労働組合との馴れ合いを断ち切り!『既存交通事業の restructuring(断捨離・再編・合理化)で reconstruction(再構築・再建)が不可欠な世紀』なのです。

第2項 ライトライン事業主体 宇都宮ライトレール株式会社とは...

※何れも2019年3月31日現在。

株式非公開・非上場 株式会社
●資本金 10億円
●発行済株式総数 3,000株
●取締役8名、監査役2名 (2021年3月31日現在)
従業員数 4名(運転手?)

第1目 主要株主

宇都宮市 40.80%
●とちぎライトレール支援持株会 22.80%
●関東自動車 11.00%
芳賀町 10.20%
●足利銀行 5.00%
●栃木銀行 5.00%
東武鉄道 4.00%

第2目 定款に記された事業目的

  • 軌道法による軌道会社
  • 鉄道事業法に下ずく鉄道事業者にならないと、将来の東武鉄道への直通は難しいのでは...
  • 不動産の売買・交換・賃貸借及びその仲介並びに所有・管理及び運用
  • ●車体・車内広告等の広告業
  • ●工芸品・食料品・日用雑貨・煙草・医薬品等の物品の販売(多分駅設置の自販機&コンビニ事業?)

参※)広島のアストラムラインも一部区間を鉄道事業法に下ずく第一種鉄道事業として運営しています!) 

第3目 事業計画書と決算報告に対する疑問

2021年度事業計画及び予算書では、(何もしていない?)役員を8人(総額1550万円)と、本業の運輸事業事業も始めていないのに、無駄に従業員を増員して2億6千7百万円!もの給与(賞与!?)を予定しています。

これが株主総会(&宇都宮市議会!)で承認!されたわけです???

※尚 関連地上げ屋が内部リークした(させた?)Tweet情報(ライトライン、宇都宮LRT 両スレッド)によると、第1期事業未着工区間の用地買収も完了していないようです!(2022年1月27日現在)

つまり開業予定どころか未着工区間の着工予定も、未だに...

★第3項 最大の問題点は、広域都市圏交通なのに栃木県・政府系金融機関が関与していない!

ライトラインは、チッポケな1痴呆都市"宇都宮市"市民のための市内交通としては、

"モッタイナイ"程の大規模な"実物大プラレールゴッコ"と言えるでしょう!

この"実物大プラレール"を、本物のXXに成長させなければ、

子孫に払いきれない借金(公債)を押し付けた!だけに終わってしまうでしょう!

第1目 どうして栃木県がこれほどのビッグプロジェクトに参加していないのか???

更に、宇都宮広域都市圏全体の将来(県政)に係るはずの"血税投棄"Big Projectを宇都宮市単独で強行したのか?

再度 栃木県の協力を仰ぎ、更にはこの手の"都市交通3セク事業"につきものの政府系の日本政策投資銀行や、大手都市銀行の融資も仰ぐべきではなかったのでしょうか?

(それとも、事業成立の見込みがない!として融資を断られた?...

路線バス事業も含めたLos Angeles County Metropolitan Transportation Authority のような広域交通事業団Utunomiya Metropolitan Transportation Authority を目指すべきでしょう!

そうでなければ、21世紀の今日、既存軌道はおろか市バス事業の実績すら無い"何の素地(公共交通事業)"も持たない宇都宮市が、鉄道事業に手を染める意味合いが無くなるわけです!し...

栃木県

1推計人口;1,919,659人(2021年12月1日)

宇都宮市

推計人口 ;516,893人 (2021年12月1日)

第2目 複雑な歴史的経緯が遺恨を...宇都宮市は栃木県の中心都市ではない!

300年間続いた江戸幕府時代、栃木県"天領、旗本領、譜代領(の飛び地)"など、複雑に入り組んだ"入り組み支配"政策で村々が分割統治されていました!

入り組み支配最大目的は、地方豪族(宇都宮氏)の力を削ぎ、"反乱"を防ぐことでした。

このために、お互いに接し合った集落間で、大飢饉などの際に待遇"格差"が生じて、多くの賤民(農奴)を生み、江戸幕府の"新田開発"(※21)のための河川改修(付替え)などにより、更なる被差別民を生み、一時期人口が半減するほどの荒廃したエリアとなりました!

更に戊辰戦争では、宇都宮藩と、舘林藩が官軍に回ったために、宇都宮城が両陣営の攻略目標となり、攻防戦が繰り広げられ大きな被害を受けました。

参※21)当サイト内関連記事 浪速商人と江戸幕府が結託して行った大和川付け替え 普請が大阪の人権問題・差別問題 の"水種?"に... はこちら。

栃木県の生い立ち

栃木県の生い立ちは、戊辰戦争終結後の※1871年7月14日※ に廃藩置県によって宇都宮県が生まれ、

同年※1871年11月14日※ に第1次府県再編で、宇都宮県、大田原県、黒羽県、烏山県、茂木県が統合され、下野国北部に改めて新・宇都宮県が発足(初代県知事;佐賀藩士 小幡高政)

1873年6月15日の第2次府県再編で、当時栃木市を県庁所在地としていた栃木県と、統廃合されて現在の栃木県(県知事:佐賀藩士 鍋島 幹)が生まれたわけです!

なので、宇都宮市と周辺自治体は不仲?で、平成の大合併でも、(多くの中核都市が実現した、周辺自治体との合併による)"大宇都宮市"を形造ることが出来なかったわけです!

つまり栃木県は一枚岩ではなく、更に宇都宮広域都市圏の形成も難しいわけです!

参※印)日本では明治5年11月9日・西暦1872年12月9日、革命政権(※001)が太政官布告337号(改暦ノ布告)を公布して太陽暦(西暦)を採用したので、これ以前の年号は旧暦(太陰暦)となります。

参※001)冒頭で述べたように維新(革命)政権

 

公開:2022年1月29日
更新:2024年3月28日

投稿者:デジタヌ

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