狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載『 りんかい線のJR編入京葉新宿ラインはJR東日本の大株主が阻んでいる!』ー第5回ー

★第4節 東京臨海拘束鉄道と京葉線の御先祖!の生い立ち

第1項 東京特別区(23区)と貨物鉄道の歩み

第1目 基本路線 日本鉄道"品川線"の生い立ち

現在の山手線の、起源となったのは 、

1885年(明治18年)3月に当時の私鉄・日本鉄道(東北線)が貨物輸送の目的で官営鉄道(東海道線)と連絡する"貨物線"として"単線"を開業したことに始まります。

1903年4月に日本鉄道山手線 池袋駅⇔田端駅間が複線で開業して、

大塚駅・巣鴨駅開業も旅客開業して、信号所だった池袋駅周辺が発展しだしました。

1906年11月1日に国有化されて1909年10月に電化されて山手線(支線)と改称されて、その後

1925年3月には:品川駅 ⇔池袋駅-⇔田端駅間の電車専用線複線化が完成して、品川線の赤羽⇔十条間の複線化も完成して、東北線(東北・京浜線)と池袋を結ぶ旅客バイパス路線として重要な役割を果たすようになりました。

更に11月には山手線が環状運転開始を行うようになり、ますます池袋が発展して...

1972年7月に池袋駅 ⇔赤羽駅間が山手線支線から赤羽線として独立しました。

第2目 埼京線誕生

1971年に着工された東北新幹線の大宮⇔上野間延伸に際して、赤羽⇔大宮間の当初予定されていた地下区間を"高架化延伸"する見返りとして、「通勤新線」を併設することで通過予定沿線住民と折り合いが付き1978年12月に認可されて着工されました。

東北新幹線に先立って1985年9月30日に赤羽⇔大宮間が開業して、同時に電化された川越線大宮⇔川越間、赤羽線と一体運用する「埼京ライン」としてデビューしました。

国鉄ビッグバンの前年1986年3月3に山手貨物線を利用して新宿駅まで運転区間延長

1987年4月1日の国鉄ビッグバン!でJR東日本が誕生

更に平成に入り1996年3月には渋谷駅・恵比寿駅の専用ホーム完成で恵比寿駅まで運転区間再延長。

2002年12月1日:東京臨海高速鉄道りんかい線天王洲アイル⇔ 大崎間の延伸開業(全線開業)に合わせて恵比寿駅⇔大崎駅間運転区間延長を行い、同時にりんかい線とも相互直通運転を行うようになった。

第3目 湘南新宿ライン(山手貨物線

埼京線の開業に先立つ1984年2月に平日朝ラッシュ時の東北本線・高崎線の中距離列車の一部が大宮⇔赤羽駅間の東北貨物線経由で運転開始。

1987年12月:両毛線前橋駅⇔ 伊豆急行線伊豆急下田駅間を東北貨物線・山手貨物線・大崎支線経由で冬休み・夏休みのみ運転する臨時特急「モントレー踊り子」を運行開始。

1988年3月:池袋駅発着の山手貨物線・東北貨物線経由の東北線・高崎線の旅客電車を終日毎時1本程度運行開始。

1989年 埼京線と同じルート(山手貨物線)経由の新宿発着の臨時快速「日光」が。「ホームライナー鴻巣」・「ホームライナー古河」が新設される。

1990年には今度は埼京線運転区間延長に先立ち臨時寝台特急「北斗星トマムスキー」が横浜駅 ⇔(北海道)トマム駅間で運行開始。

以降、不定期臨時便として横浜駅・品川駅・新宿駅発着で山手貨物線・東北貨物線を経由する臨時便を設定。、1996年シーズンからは北海道方の発着駅を新得駅に延長した「北斗星トマムサホロ」として運行。

更に1991年3月から横須賀線品川駅から新宿行および池袋行定期特急「成田エクスプレス」運行開始。

その後、新宿⇔湘南間の臨時快速などを経て。

埼京線の運転区間延長に先立つ1年前の2001年2月1日のダイヤ改正から湘南新宿ラインとして山手貨物線での定期旅客運行が開始されました!

第2項 京葉線(国鉄京葉貨物線)の生い立ち

戦後日本の復興に伴い、鉄道貨物が激増してました。その中で、東京都心部を通過する山手貨物線、品鶴線が限界に達していました。

そこで、当時のJNRが特別区(23区)を通過しない貨物バイパス幹線としてとして東京外環状線(現武蔵野貨物線)構想をぶち上げました!。

これに乗じて、当時の運輸省(官僚&運輸大臣!)と違憲組織!鉄拳公団(※★)が、Democracy踏み躙るように Authoritarianism に満ちた authority(権力)を行使して次々と恣意的に事業着手したのです。

●1967年2月:塩浜操車場(現・川崎貨物駅) ⇔品川埠頭(現東京貨物ターミナル)間認可(事業着手)。
●1971年6月:西船橋駅 ⇔蘇我駅間認可(事業着手)。
●1973年10月:東海道貨物線 現・川崎貨物駅 ⇔現東京貨物ターミナル駅間開業!
●1974年3月:東京貨物ターミナル駅 ⇔西船橋駅間(現・東京臨海高速鉄道区間)認可(事業着手)。

●1975年5月1には蘇我駅 ⇔ 千葉貨物ターミナル駅間(現京葉線)も貨物線として開業

●1983年7月には東京貨物ターミナル駅⇔西船橋駅間が旅客化認可されて、現京葉線東京駅⇔新木場駅間(都心線)が追加認可されて着工されました。

●1986年1月:蘇我駅 ⇔都川信号場間の現京葉線供用開始。

(それまでは川崎製鉄専用線を借用して貨物輸送していた)
●同年3月 西船橋駅 ⇔千葉貨物ターミナル駅間が旅客線(京葉線)として開業。

●1987年4月:国鉄ビッグバン!によりJR東日本が第1種鉄道事業者となり、JR貨物鉄道が千葉貨物ターミナル駅 ⇔蘇我駅間の第二種鉄道事業者となり貨物営業を開始

●1988年12月新木場駅⇔南船橋駅間(旅客専用)、市川塩浜駅 ⇔西船橋駅間が開業。千葉港駅 ⇔ 蘇我駅間の旅客営業開始、同時に武蔵野線からの直通運転を開始

●1990年3月10日:東京駅 ⇔ 新木場駅間(旅客専用)延伸開業で京葉線全通。

つまりは、1986年12月から1991年2月まで続いたバブル景気中に沿線自治体の強気な?期待に応えて京葉線が全線開業したわけです!

2013年10月1日東海道貨物線 塩浜操車場 ⇔ 東京貨物ターミナル駅間が鉄道・運輸機構からJR東日本に譲渡されて東海道貨物線となりました。

第3項 東京臨海高速鉄道

東京臨海高速鉄道㈱はりんかい線を運営する株式非公開非上場第3セクターとして1991年3月12日に設立されました。

主要株主

下記の通り江東区(民)は一切出資していません!

ボッタくり料金と、労働組合との馴れ合い!で!、2012年決算で40億3900万円の営業黒字、18億1000万円の経常利益を確保して、初の経常黒字を達成しています。

(2019年3月31日現在)

  • 東京都 91.32%
  • ●JR東日本 2.41%
  • 品川区 1.77%
  • ●みずほ銀行 0.70%
  • ●三菱UFJ銀行 0.46%

沿革

●1996年3月30日:第1期区間・新木場 ⇔東京テレポート間の東京外環状線(貨物線)を旅客転用して「臨海副都心線」として開業。
●2000年9月1日:「りんかい線」の愛称を使用開始。同時に路線名を臨海副都心線からりんかい線に改称。
●2001年2月8日:八潮車両基地の供用開始。(つまりこの時から臨海部ルートの一部となる、引き上げ線海底トンネルの使用を開始しました)
同年3月31日 第2期区間・東京テレポート ⇔天王洲アイル間(旅客専用区間)部分開業
●2002年12月1日:第2期区間・天王洲アイル ⇔大崎間開業(全線開業)。

同時にJR・本埼京線・川越線と相互直通運行開始

これを機に埼京線・川越線直通用列車を10両編成化し、さらにりんかい線内の専用列車を6両編成化。
●2004年(平成16年)10月16日:全列車10両編成化。これ以降、JR車両・りんかい線車両双方が双方の路線内折り返し運用が始まり、お互いの金銭授受が無くなりました。

※つまり、鉄オタ(組合)用語!の車両アルバイト運用?相互車両レンタル相殺が始まったのです。

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公開:2021年3月11日
更新:2024年2月16日

投稿者:デジタヌ

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