狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

Essay『 今や鉄道事業者間にライバル争などは無い!共存共栄路線を走る義兄弟・線友!』ー第7回ー

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★第5節 関東にみるJR(旧国鉄)と私鉄(民鉄)の優等車両直通運行の歴史

以下をご覧になればお分かりのように、関東では、国鉄時代から「各私鉄路線への直通運行」が実施されてきました!

最近の成果!と言えば、嘗てガチで「旅客争奪戦」を演じていた国鉄日光線と東武日光線ですら♥仲良く相互直通運行を行っています!

つまり皆同じ釜の飯を食う(同じサービスエリア)」僚友なのです!

更に中部圏では、嘗ては、名鉄車両の高山線直通、旧国鉄車両の富山地鉄線直通、そして近畿では南海鉄道車両の紀勢線直通が行われていた時期もありました。

そして今では難解?電車・JRが仲良く関西空港鉄道で共同運行を行っています。

更には、近未来の"なにわ筋線"開業時には第二種鉄道事業として♥共同運行される予定です。

つまりこれらすべては鐡道浪漫などでは無い!、事業防衛のための trust によるfederation(共同事業組合!)なのです。

第1項 富士急

東京都のお気に召さない中央線!で、唯一「都民汲み出し」に協力して、通勤快速直通区間になっているのが「富士急」です。

●1934年7月1日:東京 ⇔富士急・富士吉田間に臨時列車「高嶺」直通運転開始。

●1962年4月14日:新宿⇔河口湖間に急行「かわぐち」運転開始。

●1986年11月1日:急行「かわぐち」廃止

●2007年3月18日:大宮・新宿⇔河口湖間の臨時快速「ホリデー快速河口湖号」の停車駅見直しが行われ、田野倉・禾生・谷村町・東桂・下吉田の各駅が通過となる。

●2013年
3月16日:「富士登山電車」の停車駅を変更し、都留市駅と都留文科大学前駅を通過とする。
7月6日:臨時快速「ホリデー快速河口湖号」を「ホリデー快速富士山号」に改称。

●2014年(平成26年)7月26日:成田空港 ⇔河口湖間で特急「成田エクスプレス」の直通運転開始

●2019年3月 のダイヤ改正でホリデー快速は廃止代わって特急富士回遊号「毎日運行」開始

第2項 小田急

嘗て小生も、"田舎町の大阪"に帰郷した復路は、"沼津"から当時走っていた"ロマンスカー"で新宿を経由して"ださいたま"の戸田公園に帰り着いた経験もあります。

●1955年10月1日 松田⇔新松田間連絡線開通により、国鉄御殿場線直通準急列車「銀嶺(ぎんれい)」・「芙蓉(ふよう)」の直通運行開始。

●1968年7月1日 国鉄御殿場線の電化に伴い、気動車の運行を廃止し、ロマンスカー3000形「SE」短縮改造車による乗り入れ開始。

●1985年3月14日:急行「ごてんば」廃止。

●1991年3月16日:小田急電鉄からの乗り入れ急行「あさぎり」を特急へ変更、運転区間を新宿 - 沼津間に拡大してJR東海との相互乗り入れ開始(松田駅で乗務員を交代)

●2012年(平成24年)3月17日:特急「あさぎり」(現ふじさん)の運行区間が特急化前と同様の新宿 ⇔ 御殿場間に戻り、371系・20000形「RSE」による相互乗り入れから60000形「MSE」による片乗り入れとなる。

第3項 踊り子号で有名な伊豆急行線と伊豆箱根鉄道へのJR車両の直通

●1933年5月:三島駅(現在の下土狩駅)から分岐する駿豆鉄道線(現在の伊豆箱根鉄道駿豆線)の修善寺駅まで、週末に東京方面から普通列車に併結されて来た鉄道省の客車が乗入れるようになる。戦時体制の強化により、のちにいったん消滅。

●1938年12月:伊東線の熱海駅 ⇔伊東駅間が全通し、東京駅 ⇔熱海駅間を運行していた毎日運転の準急列車1往復が同駅まで延長運転され、東京駅⇔ 伊東駅間を2時間22分で結ぶ。

●1961年12月:伊豆急行線の開業により、「伊豆」のうち1往復と「おくいず」が伊豆急下田駅まで乗り入れるようになる。

●1990年4月28日:新宿駅・池袋駅・東京駅 ⇔伊豆急下田駅間に、展望席などを設けた251系電車を使用して、リゾート特急「スーパービュー踊り子」3往復を運転開始。新宿・池袋発の「踊り子」は、同列車に変更。

●2006年5月:下田開港150年に際し、黒船をイメージして黒をベースに赤と白帯を配した塗色の「黒船電車」に模様替えした2100系「リゾート21EX」使用の「リゾート踊り子」81・82号を休日に運行。

●2017年2月4日:伊豆を代表する特産品である金目鯛をPRする地域プロモーション電車として、リゾート21(3次車)の車体カラーを鉄道車両では珍しい赤を主体としたシルバーグレーのグラデーションを施した塗装へと変更して運行を再開、同車に「Izukyu KINME Train」という愛称が付けられた。
●7月21日:横浜駅 ⇔伊豆急下田駅間で観光列車「THE ROYAL EXPRESS」運行開始

第4項 東武鉄道との旧国鉄貨物連絡運輸と旅客直通運行の歴史

嘗て貨物列車が盛んだったころには、東武鉄道、と旧国鉄間でも貨物車両の受け渡しが盛んにおこなわれていましたが、

一般的には、両社の関係は、東武日光線と国鉄日光線の旅客争奪戦が話題に上ることが多いようです...

直通区間詳細

新宿⇔栗橋 54.3㎞/JR 
栗橋⇔東武日光80.6km/東武
栗橋⇔鬼怒川温泉 85.9km /東武

1984年までほぼ全線に渡って多くの貨物列車が運行され、貨物駅も起点側・都内の業平橋(現・とうきょうスカイツリー)・千住(現在の牛田 - 北千住間にあった千住分岐点からの分岐先に所在)を始め各地に存在して、北千住・久喜・伊勢崎駅などで貨物の連絡運輸が行われていた。

その後は大幅に縮小しながらも大手私鉄では最後まで貨物列車が運行されていたが、末期の貨物列車運行区間であった伊勢崎線北部、佐野線でも、2003年9月30日限りで貨物営業が廃止された。

2006年3月18日:日光線とJR東日本宇都宮線(東北本線)が栗橋駅構内で再接続!新宿⇔栗橋⇔東武日光間直通特急JR「日光」・「きぬがわ」・東武「スペーシアきぬがわ」が直通運行開始

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公開:2021年4月11日
更新:2024年2月23日

投稿者:デジタヌ

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