狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載《 奥羽高速"神線"!も山形県(庁)が発想転換!すれば実現できるかも?...》ー第5回ー

第5回 山形新幹線(奥羽本線)奥羽西線高速化構想

第0項 大博打!ですが...

一か八かの大きな賭けかもしれませんが、"座して死を待つ"より"活気あふれる未来の山形県"を信じて...

整備新幹線網の指定から外れた「奥羽本線」沿線の山形県民が一致団結して「山形ジェイアール直行特急保有㈱」を設立して東北新幹線乗り入れ"帝都東京直通"を実現させたように、一念発起してみる価値があるのではないでしょうか...

但し、あくまでも山形新幹線・在来線(山形線)との併用を維持して、在来線も含めた新線完全お引越しにしないと、共倒れになるでしょう!

更に、経済特区誘致・先端科学産業ベンチャービジネス団地造成とセットで!

♥ピンクラインが 高規格化案

第1項 全線単線(一部複線)連続立体交差"奥羽本線"高速化事業

先人板垣 清一郎前知事の先見の明を踏襲して、線形が良い奥羽本線区間は、出来るだけ現行路線(用地)を利用して、新規用地取得を押さえて、低(高)架により全線完全立体交差化を行い、高速化を果たして、同時に在来線運行にも支障をきたさないで輸送密度を確保して3セク事業を黒字化しようという構想です。

米沢⇔酒田間 163.7㎞を約7㎞程短縮して約157㎞として最高運転速度 190㎞/h (表定速度120㎞/h) 79分で結んで、高速化をしようという構想!

全線複線化の必要はありません!

ハッキリ申し上げて、貨物輸送を無くした奥羽本線(山形線・山形新幹線)区間では、現状でも輸送密度が小さく、新幹線と在来線を分離すれば"共倒れ"になる可能性大です!

在来線の軌道改良の場合でも

複線化は、増線つまり新線建設扱いとなり、利益誘導新線建設と見做されて、都市計画指定できず!JRか3セク新会社設立による民活しか対応できなくなります。

(実際に・本四連絡線の岡山駅周辺がこの問題で単線で硬化されたために、ボトルネックとなっています)

"駅構内" 扱いなら、一部区間複線化も問題は無い

駅構内 扱いなら一部区間複線化も問題は無くなります。

つまり、短い駅間を悪用?して、隣の駅説直前まで、駅構内と見做せば、複線化しても都市計画指定は受けられます!

つまり大都市?山形周辺は、"親切駅"を新設してこの手を使えば良い訳です。

(東武野田線その他で広く用いられています!)

さらに単線並列区間の米沢駅周辺(米坂線・山形線単線並走)などは、山形駅周辺の、山形線・佐沢線・仙山線並走区間、などを再度3線軌条化すれば、複線区間として、すれ違いに利用できて、かつ都市計画指定も受けられます。

羽前千歳⇔神町(山形空港前)⇔さくらんぼ東根間などは、1区間ごとに千鳥複線にするか、前途した手法で「駅構内」を"ストレッチ"すれば、走行中の列車交換も可能となります!

旧来の閉塞方式からATS-Pなどのデジタル制御車上閉塞に移行しているので、単線が混ざっていても、高速運行は可能です!(※11)

参※11)ほくほく線は、ATSーPを採用していて、最高運転速度160㎞/hの スパー特急"はくたか"を運行していました!

第2項 所要時間は最高運転速度ではなく表定速度(駅間平均速度)で決まる!

お子ちゃま「鉄オタ」が狂気する、東北新幹線の最高速度320㎞/運転ですが...

到達時間はその区間の「表定速度(平均速度)」で決まります!

第1目 在来線(狭軌路線)でのスピードホルダーは

現行でのスピードホルダーは国際救助隊から派遣されている?湖西線特急サンダーバード号の表定速度(駅間平均速度)111㎞/h!が最高記録ホルダーとなっています!

※現行サンダーバードは歴代1位の表定速度(駅間平均速度)111㎞ /h!で、 嘗て最高時速160㎞/hを誇った"ほくほく線"経由「スーパー特急はくたか」の表定速度101km/h!よりも勝っています!

京都⇔敦賀間の湖西線は同じ全線立体交差高規格路線でも、ほくほく線とは違いが全線複線立体交差で運転停車(列車交換待ち)が無い為で、

『全線立体交差で停車駅が少なければ、最高速度の85パーセントぐらいの表定速度(平均速度)は確保できることを証明』しています!

  • ●現行サンダーバード 北陸線(湖西線内)最高運転速度130㎞/h 京都⇔敦賀間 94.1km 最速51分 表定速度111㎞ /h!
  • ●嘗てのほくほく線経由「スーパー特急はくたか」最高運転速度 160㎞/h 表定速度101㎞/h(犀潟⇔十日町間最速タイプ)

第2目 奥羽本線・奥羽西線を"全線単線連続立体交差化"による高速化でも

奥羽本線・奥羽西線の連続立体交差・高規格化事業を行ったとしても...

「2駅間にまたがるような長大な駅構内」設置を行えば、上下共に1時間に1本程度の「特急」運行ならば..、退避のための運転停車が必要なくなり、駅構内!での低速走行すれ違いが実現できます!

つまり最高運転速度190㎞の場合でも、ほくほく線並みの最高速度の63%~85%、120㎞/h~160㎞/hの表定速度で速達列車が運行できることを示しています!

つまり 『最高運転速度190㎞/hのスーパー特急方式でも全区間表定速度161㎞/hが可能! 』ということです。

更に最高運転速度を抑えることによって、「新幹線特別割り増し特急運賃」が不要となり在来線特急運賃のままで利用できて利用者にとっても有利となります。

第3項 想定事業費 

約7割の区間が、在来線の相乗り!で済みますが...

結局全線高架、完全立体交差化しないと高速化は不可能なので、

福島⇔酒田間 約157㎞X150億円(※12) 約2兆3千550億円!

参※12)国交省公式北陸新幹線大阪延伸計画資料より引用。

第1目 到達時間短縮効果

特急所要時間短縮

(※何れも、最高運転速度190㎞/h 表定速度120㎞/hとしての想定)

  • ●米沢⇔山形 現行つばさ 37分/47㎞ 新線特急「新つばさ」 46.1㎞ 約23分 (12分短縮)
  • ●山形⇔天童 現行つばさ 9分/13.3㎞ 新線特急「新つばさ」 13.2㎞ 約7分      
  • ●天童⇔新庄 現行つばさ 38分/48.㎞新線特急「新つばさ」 48㎞ 約24分(約10分短縮)
  • ●新庄⇔酒田 現行快速  63分/55.2㎞  新線特急「新つばさ」  48.6㎞ 約26分 (36分短縮)
東京⇔酒田 間の直通特急
  • ●東京⇔福島⇔酒田  東北新幹線 つばさ 209分(福島駅解結5分待ち1分含む)3時間29分!、約464.8㎞ 東京⇔福島指定席4270円 福島⇔酒田 2730円、運賃 7,700円 合計14,700円
  • ●現行 上越新幹線ー羽越線(特急いなほ)、5時間15分(乗換7分、接続待ち待ち47分含む)14,540円
  • ●現行 東北新幹線ー山形新幹線ー奥羽西線、6時間37分(乗換10分 接続待ち 57分!含む)13,980円

※ 酒田⇔東京間は 空路(バス・東京モノレール)で 所要時間3時間33分(搭乗手続き待ち時間含む)26,810円(2021年現在)

つまり空路より断然安上がりで、しかも同等の所要時間となります!...

ワンマン普通列車の所要時間短縮

※線形改良(距離短縮)でワンマン快速列車の劇的な時間短縮にもなります。

現状 米沢⇔山形間 普通 最速53分/47㎞(表定速度約53㎞/h)が42分程度に。(※13)

新庄⇔酒田間が 現行快速  59分/55.2㎞(表定速度約56㎞/h)が 35分程度になり24分!の時間短縮に。(※14)

(※13 )大阪⇔三宮間の快速電車の表定速度65.6㎞/hより算出)
(※14)大阪⇔三宮間の新快速電車の表定速度83.5㎞/hより算出)

 

公開:2021年3月18日
更新:2024年3月31日

投稿者:デジタヌ

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