狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載《 手宮線をLRT復活で観光路線化すれば小樽市も復興出来る》ー第4回ー

第4回 小樽LRT計画アウトライン

第1項 路線

軌間1067㎜ 狭軌 全線単線!

電化方式 600V直流電化

〇Xと単線は使いよう!

南小樽⇔北園橋分岐間は

南小樽⇔北園橋分岐間は、JR北海道の運行本数も、さほど多くは無い!し"非電化路線"なので、(600V電化しても問題なく!)共有させていただいて、乗り入れ(第二種鉄道事業)区間としても差し支えないでしょう!

さらに、ORTAがこの区間の譲渡を求めれば、JR北海道としても厄介払い!が出来るので

無償譲渡の可能性もあります。(旧富山ライトレールの例など...)

第1目 本線・手宮ライン(鉄道線!

鉄道事業法に下ずく鉄道事業

花園橋⇔小樽市総合博物館間 2.3㎞

建設費 2.3㎞X25.3億円≒58億円

第2目 支線・新幹線シャトルライン(併用軌道線)

軌道法に下ずく併用軌道

新幹線新小樽駅⇔ミナミ小樽電停間 3.4㎞

建設費 3.4㎞X25.3億円(※1)≒86億円

(※1)芳賀・宇都宮LRTより試算。但しライトラインは全線複線なので実際には...更に非電化!(バッテリーカー運行)ならばもっとリーズナブルに

オクラホマシティーの♥バッテリートラム

当サイト関連記事 "ライトライン"は"タイトライン!"設計値30R!のノックダウン・ブレーメン・型トラムでは安全に通過できない! はこちら。

第3目 支線中央通りライン(併用軌道)

軌道法に下ずく併用軌道

小樽駅⇔小樽運河クルーズ電停⇔♥フィッシャーマンズワーフ間 約1.3km

建設費 1.3㎞X25.3億円≒33億円

現在旧小樽港貨物線沿線に広大な遊休地が広がっており、車両整備基地も含めて、用地取得には新たな費用が発生しない!と考えられます。

第2項 車両購入費

第1目 予備編成も含めて10編成で12億円程度から...

12m級単行車両、伊予鉄5000形タイプ(函館市電タイプ)

定員60名 で 約1.2億/1両 

18m級2連接熊本市電・札幌市電タイプ

定員82名 で 約1.5憶/1ユニット。

2023年新世代 Train Tram が登場!

予てより、純国産技術で開発を続けてきた低床 Tram car のパイオニア「アルナ車両」が遂に独自開発の中型連接車両(F2000型)を開発して、Train Tram 運行の先駆者「福井鉄道」に納入しました!

♥併用軌道走行シーン

最新型福井鉄道F2000形低床電車
  • ●編成 3両固定編成(2関節タイプ)
  • ●設計最高速度 70 km/h
  • ●編成定員 115人(座席43人)
  • ●設計想定満員(定員155%)178名!
  • ●全長x全幅x全高 ; 21,400 mm x 2,600 mm x 3,830 mm
  • ♥先頭車:通常型ボギー台車※カーブに強く乗り心地(対ヨーイング・ローリング・ピッチング)に有利!

参※92)ロングシート車両なので、通常の通勤型同様に定員155%対応となっている) 

※参考 通常の20m級 JRタイプ標準通勤型車両

定員138~156名(先頭車・中間車で異なる)約15億/1編成10両ユニット(2022年現在)

と通常の通勤型電車に比べ少々割高ですが、路線用の「標準仕様ノンステップバス」座席30席定員≒60名などに比べて運転手1名当たりの輸送効率は高い。

第2目 純国産技術で開発されたリトルダンサーシリーズ

本年(2023年)満を持して登場したのが純国産技術によるミドルサイズカーリトルダンサー F2000 !です。

輪軸タイプのボギー台車を使用

純国産技術で開発されたフルサイズ(30m)リトルダンサー F2000 !では車軸タイプのボギー台車を前後に採用しています!

短い中間車両で曲線通過も安全に

更に車軸タイプの台車を「短い中間車両」にボルスターレス構造で直接マウントする方式に変更されています!

つまり急カーブ走行時に起こる捻じれモーメントによる脱線(※28)にも強くなったわけです。

参※28)当サイト内関連記事 ライトライン試運転事故!で発覚した台車懸架・単台車タイプ3重連!と軌道法との相性の悪さ! はこちら。

第3項 新函館駅シャトルライン整備は必須条件!

新函館駅シャトルラインが整備出来タラのタラ話となります!中央通りライン、手宮ラインだけでは事業自体が成立しないし、路線長10㎞以下では建設費も少し割高になってしまいます!

また函館線が新ミナミ小樽⇔花園橋間は乗り入れを前提としている計画なので、

この間の直流電化費用も生じて、

(新小樽駅シャトルライン、手宮ライン、中央通りラインの路線建設と、更に+函館本線のミナミ小樽⇔花園橋間の電化工事で)

という事は総事業費は最低でも170億円ぐらいは必要となるでしょうが...

新小樽⇔ミナミ小樽間3.1㎞の街路拡幅整備事業は必須

更に国道396号の新小樽⇔ミナミ小樽間3.1㎞の街路拡幅整備事業は必須となります。

但しこの区間は現道脇に新たに"単線専用軌道"を敷設する手もありこの場合は更に事業費の圧縮が可能です!がいかに示すように、国交省の支援を仰いだ方が...

国土交通省も積極的に

但し街路拡幅整備工事と合わせて行えば国土交通省の助成が仰げます。

※参0)2011年国土交通省編街路交通施設課作成 LRT等の都市交通整備のまちづくりへの効果 公式ガイダンス資料はこちら

※参0)LRTの整備等に対する総合的な支援スキーム に関する公式ページはこちら。

※国交省の支援で見違えるようになった豊橋市内

 

公開:2020年9月 9日
更新:2024年3月24日

投稿者:デジタヌ

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