狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

東北新幹線"脱線事故?"の真相... 中共・韓国だけが裏金(賄賂)作り手抜き工事"迷人"では...(第5回)

第4節 某工事区の橋脚耐震補強工事では...

これも小生が現場で直接関与した工事ですが...

第0項 経年劣化によるコンクリート構造物の強度低下問題

これは、別名"中性化による強度低下問題"と呼ばれている現象で、最大の原因とされているのは、酸性雨問題だといわれています。

第1目 酸性雨問題 

"黄砂"で良く知られているように、中國から上空の偏西風に乗って海を渡って、目には見えない"亜硫酸ガス"が大量に飛来!しているわけです。

日本では、高度成長期当時の「工場ばい煙」「モータリゼーションの津波!」と共に生じた大気汚染でスモッグと共に酸性雨が問題となり、その後の工場ばい煙規制強化で「脱硫装置」が義務付けられAutomobile用の、ガソリン、軽油(ディーゼル燃料)の低硫黄化が進み、一定の成果をあげられて、スモッグによる問題は解消ん?されたわけですが...

中国では、未だに石炭燃料がエネルギー産業(発電所)で大きな比重を占めており、毎年莫大な量の硫黄酸化物が大気中に放出されているわけです!

これが、冬季の積雪時、梅雨期、台風シーズンなどの豪雨で大量に酸性雨となって降り注ぐわけです!

第2目 コンクリートの中性化による強度低下!

前途したように、コンクリートは PH7.8 程度で弱アルカリ性となっています。

ところが前途した酸性雨にさらされると、"中和"されて、中性化すなわちコンクリートではなくなってしまいます!

この状態になると、元の石灰石に先祖返りして強度(硬度)が著しく低下して「もろくてボロボロ」の状態!となり、今回の被害部分(図参照)のように少しの衝撃で"粉々"!になってしまうわけです。

※引用部分をクリックすると拡大できます。

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第3目 鋼板巻き立て工法による耐震補強の問題点 排水対策!

※JR東日本2007年「耐震補強対策の進捗状況について」プレスリリース資料より引用。

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今回の災害現場でもいえることですが、

JR各社ともに、路盤(道床)、線路(レール)については、こまめで頻繫に保線(維持管理・交換更新)が行われていますが、排水(雨樋)設備については、ほゞ放置状態!に近く殆ど点検・清掃(管路内清掃)、補修(交換)がなされておらず!詰まってしまって雨樋の役目を果たしていない!箇所が、殆どを占めています!

つまり本来雨水は、適当な排水経路で、排水されて、直接橋脚(橋柱)を"伝う"事はないはずなのですが...

保全不良で、殆どの連続高架橋部分では、雨水が雨樋から溢れて、橋脚(橋柱)表面を"伝って"流れる結果となるわけです。

つまり、橋脚(橋柱)は表面から、中共酸性雨の直接攻撃!を受けて、徐々に劣化(中性化)が進行するわけです。

更に、次項で述べるように、表面を伝わった雨水が、継ぎ目の僅かな?(大きな)隙間から、内部に"侵攻!"を仕掛けて、打ち継ぎ面の土埃を流してしまい、大きな間隙となり、内部の鉄筋までも腐食!させてしまうわけです。

排水管(雨樋コンクリート露出部表面防水(エポキシ系塗装)処理!と、鋼板巻き立て工法上端部の止水(シーリング)処理を常に日常点検・整備(更新)する必要!があります。

第4目 コンクリートメンテナンス協会の取り組みについて

一般社団法人 コンクリートメンテナンス協会 という団体で、公益財団法人 土木学会と協力して「地球環境とコンクリート構造物の対候性」についての取り組みが行われています。

 脱炭素社会に向けて、あらゆる分野で検討が進められています。コンクリートは二酸化炭素をたくさん排出することから、カーボンニュートラルへの取り組みは喫緊の課題と言えます。コンクリート構造物の維持管理においても同様ですが、すでに建設された構造物の延命化は新設工事と比べると二酸化炭素の排出は少ないと言えます。コンクリート構造物の健康寿命を延ばすことは、脱炭素社会の貢献することに...本年度のフォーラムでは、...コンクリート構造物の健康寿命を延ばすための維持管理の考え方、点検技術、診断技術を踏まえた補修・補強技術を紹介します...

『コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム2022』
  ~コンクリート構造物の健康寿命を延ばし、脱炭素社会を目指す~より引用

関心を持たれた方は、ぜひ一度関連資料公開ページへ...

第1項 耐震補強を行う前は"積み重ねただけのダルマ落とし"状態!

この工区では、耐震補強施工前は、コンクリートの打ち継ぎ施工不良(手抜き)により、親幹線の高架橋が雨水の浸透で錆錆状態でやせ細った(見かけは太って)たった"4本の50mmΦ鉄筋"で支えられた状態になっていて、(※31)いつ倒壊しても不思議でない状況!でした。

(※31)富士山の反対側に回ると、橋脚の隙間(最大約10㎜!)越に富士山を眺望!出来ました。

殆どの橋脚は重リ合っているだけで繋がっていない!

しかしよほどの注目工事でもない限り(コンクリート打ち継ぎ面処理では)前途したような面倒なことを実施している現場は見あたりません!

つまりほとんどの現場では積もった土埃を未処理のまま、コンクリートを継ぎ足しています!

結果コンクリートはこの部分で繋がらないで!バームクーヘン状態のまま、上に載っただけの状態、

例えるならだるま落としのダルマと同じように重リ合っているだけ!と言う結果になります。

歳月と共に土埃が流れ落ちて...

歳月がたつと、雨水などがこの部分に流れ込み、徐々に泥を洗い出すこととなり、目で見てはっきりと判るかるほどの隙間(私が目撃した最もひどい例では、1m□の橋脚の向こう側がはっきりと見通せるほどの平均5mm程度の隙間)が口を開いていました!

元来橋脚は、コンクリートで上下の圧縮加重を、内部の鉄筋で上下左右の引っ張り加重を支えています。

第2項 瘦せた鉄筋だけで高速通過する新幹線を...

つまり打ち継ぎ部分隙間が空いていると本来支える必要のない橋本体の重量鉄筋がささえる事になります。

さらにまずいことに降雨時は雨水に晴天時は空気と、交互にさらされる結果となり、内部の鉄筋は腐食で(見かけ上は膨らみ)"やせ細っている"状態がほとんどです。

耐震補強工事はこの"欠陥橋脚"の欠陥部分を外から見えなくするがごとく、鉄板や、鉄筋コンクリートで巻いて見えなくしてしまっている!のです。

第2項 納入業者ぐるみの不正が...

※JR東日本2007年「耐震補強対策の進捗状況について」プレスリリース資料より引用。

引用画像をクリックすると拡大できます。

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同じように、余剰鉄筋が"埋葬!"されて、(耐震補強鋼材・鉄筋はJR持ち!)

更に、使用生コンの"不正"も目撃しています!(コンクリートは業者持ち)

耐震補強工事においては通常基礎部分(写真下部の台座部分)には、高強度コンクリートを使用するのですが...

工事報告提出用写真には1台目のミキサー車から抜き取った生コンの適切な"スランプ"を持っている報告写真を添付するのですが...

2台目からの生コンミキサー車には通常?(以下)の生コンが...

勿論この場合は、韓国同様に、生コン納入業者と現場事務所との間で伝票偽装が...

 

公開:2006年3月 3日
更新:2024年3月12日

投稿者:デジタヌ

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