狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

温故知新《 ミニ新幹線・秋田新幹線・山形新幹線は Rural 整備新幹線が目指すべき姿!では》ー第3回ー

第3回 敗退した三江線廃線の教訓は活かされているのか?...

三江線の廃止に関してはいろいろ言われていますが、本当に需要が無かったのでしょうか?

第1項 なぜ三江線で旅客需要が生まれなかった?のでしょうか...

陰陽連絡路に対するある一定度の需要は開業時からあった!はずです。

事実広島市の発展と共に陰陽連絡需要は確実に増えて!きています。

山間部を走る山岳路線で所要時間がかかりすぎた?

沿線人口そのものが少ない過疎地?を通っていた?

少子高齢化が進行して沿線利用者が減少した?

沿線に中核都市(県庁所在)が無かった!から、

並行する自動車専用道の整備が進んで高速バスに乗客を奪われた!...など等

しかしこの路線は全線開業時から「赤字路線」でした!

なので路線計画そのものが「杜撰」だったのでしょう!

この教訓は長崎新幹線建設事業・北陸新幹線新大阪延伸計画に生かされた?のでしょうか...

第2項 大成功したMini新幹線! 

第0目 ♥成功例から学ぶべき!

失敗学を唱えておられる研究者の方には申し訳ありませんが、小生は何事にも「成功経験」こそが重要であると考えています。

無数の遠因が考えられる衰退例からは何も学べない!

殆どの衰退例(失敗例)では"無数の遠因"が考えられてそれらが"複雑に絡み合っている"ので、「モグラたたきのように一つ一つを要因をつぶして」いっても、「無数の別要素で敗退!」するわけです。

♥成功に繋がった要因(遠因)を分析することが重要!

但し、国X議員さんのように単細胞直情的に「2匹目のドジョウ」を狙うのではなく!

成功に繋がった要因(遠因)を隈なく(思い当たる限り見つけ出し)見つめ直して、

徹底的に分析・解明!することが重要でしょう。

第1目 ♥「風が吹けば桶屋が儲かる」のことわざ通り...

成功例では決定的な要因が明確で(見つけやすく)、なぜ成功したのか「主たる要因(成功理由)」を解明できて、同じ路線(trend)に便乗できレバ、大成功するかどうかは別にしても「大失敗にはならない」でしょう!

第3項 ♥ミニ新幹線兄弟!

第1目 秋田新幹線

もしも秋田新幹線フル規格新幹線だったら間違いなしに盛岡近郊線以外田沢湖線は廃線になっていたでしょう。

国道46号線の整備が進んだ現状、途中にある仙北市、大曲市などの田沢湖線沿線住人の近隣アクセスは国道でも問題が生じていませんが...

中核都市(県庁所在地)の盛岡市近郊の雫石町までは盛岡市の通勤・通学圏でもありInterurbanとしての田沢湖線の重要度は大きい!といえるでしょう。

おまけ

お気楽な鉄オタYoutuber?(それとも業界の回し者?)が、『田沢湖線を標準軌化しないで新庄からそのまま延伸すればよかった』などとホザイテいますが...

夢物語奥羽新幹線にしろ、本年(2020年)の雪害で思い起こされた通り、

新庄⇔大曲(湯沢)間は本来積雪5m!にも達する豪雪地帯で「全線スノーシェルター」にでもしない限りは新幹線は通せません!

おまけに前途したように「並行在来線」問題でこの区間を「古企画?(フル規格)」新幹線にすれば、湯沢も横手も陸の孤島になってしまいます!

第2目 山形新幹線

この路線もしかり、フル規格で建設されていたら奥羽本線は福島市の都市近郊区間を除いて、全線が赤字ローカル線で存続問題にさらされていたでしょう。

更に奥羽線が並行在来線として3セク化されていたら自動車専用道E13、E48、E13の3つの自動車専用道の開通時点廃線!になっていたでしょう。

 

公開:2020年9月17日
更新:2024年4月 6日

投稿者:デジタヌ

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